重要なお知らせ
更新日:2023年12月3日
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介護や看病などが必要な家族の世話をする「ケアラー」を支援する取組が始まっており、県では、今年4 月に「栃木県ケアラー支援条例」を施行しました。今回は、その中でも「ヤングケアラー」にスポットを当て、現状や支援の取組、気付きのポイントなどをご紹介。子どもが子どもとしての時間を過ごせるよう、ヤングケアラーを知ることから始めてみませんか。
本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子どものこと。その責任や負担の重さから、心身の健康や学業、友人関係などに影響が出てしまうことがあります。自分がヤングケアラーだと自覚していない子どもも多いのが現状です。
障害や病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている。
家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
障害や病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている。
昨年7月、県内の小学6年生、中学2年生、高校2年生を対象に県が実施。
周りの大人が子どものSOSに気付き、しっかりと受け止めることが必要です。
▼詳しくはこちら
https://www.pref.tochigi.lg.jp/e06/young_carer_information.html
2021年に立ち上がった、官民連携の那須塩原市ケアラー協議会の活動をご紹介します。
那須塩原市内の中学校や高校、医療福祉関係者向けに講座を開催しています。また、ヤングケアラー本人や家族、その周りの人たちに、気持ちを話す場があることを伝えています。
社会福祉士や看護師などが運営しており、メッセージを24 時間受け付けています。ヤングケアラーに限らず、那須塩原市在住で、家族の世話をしている全世代の「ケアラー」が対象です。
子どもはこれから自分の人生がどのようになっていくか、そう簡単には想像がつきません。感情も揺れ動くし、物事の捉え方も大きく変わっていく時期です。大人がすべきことを押し付けるのでなく、子ども自身の苦悩に耳を傾け、ちょっと先の人生の想像を一緒にしてくれる存在が大切だと思います。
仲田 海人さん
ヤングケアラーや若者ケアラー、支援関係機関などが楽しみながら交流できるイベントです。
場所:ミナテラスとちぎ(宇都宮市インターパーク6-2-1)
▼詳しくはこちら
https://www.pref.tochigi.lg.jp/e06/young_carer_festival.html
ヤングケアラーが「自分は一人じゃない」「誰かに頼ってもいいんだ」と思えるように、身近な子どもに目を向け、手を差し伸べることが大切です。何か気になることがあれば、市町の児童福祉担当課などに相談することもできます。子どもが安心して暮らすことのできる地域をみんなでつくっていきましょう。
▼悩みを抱える方や、家族のケアに関わる方に向けて、県内の相談窓口や話し合う居場所などの情報を紹介しています
https://www.pref.tochigi.lg.jp/e01/carer-shien_tochimaru-portal-site.html
お問い合わせ
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