とちぎ県民だより2月号〔ベトナムとの経済交流〕

県は「世界から選ばれるとちぎ」を目指して、県産品のPRや県内企業の海外展開支援等を行っています。今月号では、近年交流が盛んなベトナムにスポットを当てて、取組の内容をご紹介します！

本県を来訪したファム・ミン・チン首相と知事が会談（令和3年11月）

 ベトナムってどんな国？ 

面積：約33万キロ平方メートル（日本から九州を除いた面積とほぼ同じ）
人口：約1億30万人（令和5年時点）
首都：ハノイ
通貨：ドン（₫）
産業：サービス業や鉱工業・建築業が盛ん

 
 

令和元年に実施した「 知事トップセールス」(※)を皮切りに、現地のバイヤーや旅行会社、政府関係機関に対して、県産農産物や観光、企業誘致などさまざまなプロモーションを実施。ベトナム全域における県内企業の支援などを盛り込んだ「経済交流に関する覚書」を交わすなど、経済分野で関係を深めています。

※知事が先頭に立って、県の魅力を現地の方々にアピールするもの

「知事トップセールス」で県の魅力を発信する知事（令和元年12月）

県のオリジナル品種「にっこり」梨をPR（令和5年11月）

ベトナム計画投資省と「経済交流に関する覚書」を締結（令和5年11月）

 

ベトナムでの事業展開や人材の確保に興味・関心のある県内企業を派遣し、現地の政府機関や経済団体、企業、教育機関等を視察します。製造・物流など、さまざまな業種の県内企業が参加しています。

ハノイ中小企業協会との意見交換

 

令和6年4月に、県内企業のベトナム展開を支援するための拠点「とちぎベトナムサポートハブ」をハノイ市に設置。輸出や進出等に関する相談や視察・商談先の紹介のほか、通訳の同行、政府機関や民間企業とのアポイント調整まで幅広く対応しています。

「とちぎベトナムサポートハブ」のロゴマーク

 

ベトナムの高度外国人材(※)の県内企業への就職と定着を図るため、マッチングから事前プログラム、渡航までを一体的に支援しています。

※大学・大学院卒業程度の最終学歴を有し、研究者やエンジニア等の専門職、海外進出等を担当する営業職などに従事可能な人材

県内で1番多い外国人労働者はベトナム人！

県内で働く外国人労働者は3万人を超え、年々増え続けています。特にベトナム人は8,400人余りと、最も多く就労しています（令和5年10月31日時点、栃木労働局調べ）。

ベトナムと経済交流している県内企業に聞きました！

「令和6年11月に行われた『経済交流ミッション』での現地視察を通じ、現地の商環境や企業の実情を理解することができました。日本に興味のある人も多く、日本での仕事に対する熱意も感じました。『とちぎベトナムサポートハブ』は、これからベトナムとの事業を考えている方への強い味方になると感じています。ベトナム人は穏やかで物事をじっくり考える人が多い印象で、ビジネスパートナーとして魅力がある人々。その優秀な人材を働き手として多く受け入れ、また物流でも良い関係をつくっていけることを願っています。」

株式会社ユーユーワールド取締役社長   小川拓矢さん
 

県は、ベトナムに限らず海外との交流を重ねて深化した関係を最大限活用し、今後も企業の海外展開を支援していきます！

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