とちぎ県民だより4月号〔令和6年度 当初予算〕
令和6年度当初予算
一般会計当初予算額 9,328億円(前年度比4.7%減)
令和6年度は、深刻さを増す少子化への対策や昨年開催されたG7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合を契機とした女性活躍の推進など4つの重点事項を中心に取り組んでいきます。
予算の使い道
教育・文化の振興
1,789億円 19.1%
県民一人当たり:約9万円
商工業の発展
1,537億円 16.5%
県民一人当たり:約8万円
福祉の向上
1,135億円 12.2%
県民一人当たり:約6万円
道路・河川の整備等
788億円 8.4%
県民一人当たり:約4万円
医療・健康づくり
746億円 8.0%
県民一人当たり:約4万円
犯罪・交通事故防止
464億円 5.0%
県民一人当たり:約2万円
農林水産業の発展
372億円 4.0%
県民一人当たり:約2万円
point 01 とちぎ少子化対策緊急プロジェクトの推進
結婚、妊娠・出産、子育ての各ライフステージに応じた切れ目ない支援に取り組みます。
縁結びムーブメントの創出 <NEW>
結婚を希望する若者を後押しするさまざまな取組を行います。
・ライフデザイン講座や県内の観光施設などでの婚活イベントの開催
・対象のカップルへの施設入場券の配布 など
こども・子育て支援
こども・子育て世帯にやさしいとちぎの実現に向けた取組を進めていきます。
・認定こども園等に通う第2子(3号認定)の保育料を免除する市町への助成 <NEW>
・小・中・高生等を対象としたモニター調査 <NEW>
・乳児家庭全戸訪問における企業協賛商品(育児用品)の贈呈 など
専門医の育成
救急科、産科、小児科の医師を養成します。
・専攻医の確保・育成・定着に向けた取組の支援 <NEW>
・医学生などに対する修学・研修資金貸与制度の充実 など
男性の育休支援 <NEW>
初めて男性従業員に育児休業を取得させた中小企業事業主に奨励金を支給します(1事業主当たりの支給額を20万円に拡充)。
若者の経済的負担軽減
県内企業に就職した大学生等の奨学金返還を支援します(今年度の募集から対象を全業種に拡充。ただし公務員を除く)。
point 02 G7大臣会合を契機とした女性活躍の推進
同会合を契機とした機運の高まりを維持しながら、課題解決に向けた施策を展開し、女性活躍推進を加速していきます。
同会合推進協議会主催レセプションの様子
女性のキャリアアップ支援 <NEW>
社外メンター(指導者)による女性管理職の育成支援やキャリア・マネジメント講座等の開催を行います。
とも家事の普及啓発 <NEW>
対象の新婚夫婦への家事代行サービスクーポンの配布やとも家事パートナー企業と連携したキャンペーン等を行います。
とも家事推進キャラクター「ともジカ」
女性等に魅力ある雇用・産業の創出
県内女性の雇用拡大に資する企業(情報通信業等)が新たなオフィスを県内に設置または増設する場合、建物賃借料や通信料等の経費を助成します。
point 03 積極的なグローバル展開による地域経済の活性化<NEW>
県内経済の持続的発展につなげていくため、積極的なグローバル展開の取組で経済の活性化を図ります。
- ベトナムとの経済交流促進
- 半導体・蓄電池関連企業の誘致促進
- 農村地域におけるグローバルビジネスの創出支援
- 大阪・関西万博への出展
ベトナムと「経済交流に関する覚書」の締結
point 04 DX・カーボンニュートラルの実現に向けた取組の加速<NEW>
デジタル技術の活用やデジタル人材の育成、脱炭素化の取組を進めていきます。
- 次世代GIS(地理情報システム)や次期防災情報システムなど各種データを連携させる仕組み(データ連携基盤)の構築
- 中小企業のDXを推進するためのリ・スキリングの導入支援
- 手数料収納のキャッシュレス化
- 地域防災力強化にも役立つEV・PHVの導入支援
- 商業施設などの民間非住宅建築物の木造・木質化支援
▼当初予算の内容について詳しくはこちら
https://www.pref.tochigi.lg.jp/b01/pref/zaiseijinji/yosan/2024tousyo/2024tousyo.html