重要なお知らせ
ホーム > 産業・しごと > 雇用・労働 > 労働環境 > とちぎ働きやすい企業 > 株式会社敷島ファーム
更新日:2022年2月4日
ここから本文です。
~畜産を通じて、日本を元気に~
代表者名 | 代表取締役 高田 正樹 |
企業所在地 | 栃木県那須郡那須町大字高久丙1796 |
連絡先 | 栃木県那須塩原市埼玉2-37 管理部:0287-74-5611 |
これまでの 受賞・認証歴 |
2019年 農場HACCP認証 2019年 JGAP認証 2021年 障害者雇用優良事業者等表彰 (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞 受賞 |
これまでに活用した 支援施策・助成金など |
2015~毎年 障害者雇用調整金 |
お話 | 常務取締役 畜産部部長 五十嵐 将光 さん |
企業概要 | 事業内容 畜産事業部(黒毛和牛一貫生産事業) ミート事業部(食品加工・卸・小売事業) ダイニング事業部(レストラン運営事業) リゾート事業部(ホテル運営事業) 従業員数 220名(令和3年11月現在) 黒毛和牛保有頭数 約11,000頭(令和3年11月現在) |
A. 障がい者4名(身体・知的)を雇用しています。身体に障害のある2名は、管理部で特技を生かした仕事を行っています。畜産事業部門には、2名が所属しており、黒毛和牛の一般管理(飼養管理)に従事しています。出勤後、牛舎内の見まわり、えさやり、掃除等を行います。
A. 畜産事業部門の2名は、「当社で働きたい」という本人や家族からの強い希望があったため、長期的な研修・実習を繰り返し行い、採用に至りました。重機等を使用することも多く、危険を伴いますので、時間をかけて1つ1つ課題をクリアし、「働き続けることができる」「働いてもらうことができる」と双方で納得しての採用でした。
A. 障がい者の雇用率は、法定を上回る3.5%(令和3年3月末)を達成しています。障がい者を雇用するにあたって、社員から不安の声もあったため、外部講師によるコミュニケーション研修を実施しました。このことによって、障害の有無にかかわらずお互いがよく理解できていない部分もあることに気づき、きちんと言葉で表現するようになりました。日本人はどうしても「ここまで言ったのだからわかるだろう」といった考えをもちやすい傾向にありますが、実際にはあまりわかっていないということに気づいたのです。相手を思いやる気持ちを大切にし、細かいことも言葉できちんと伝えることが、仕事を円滑に進める上で必要だと思います。
A. 時間をかけて業務の教育を行い、特別扱いはしないようにしています。言うべきことはきちんと伝えますが、言い方については、言葉を選ぶようになりました。また、一緒に働いてみると内に籠もってしまう傾向も見受けられましたので、こまめに声をかけるようにしました。タイミングよく声をかけることは重要であると感じています。雇用前に不安を訴えていた社員たちも、一緒に働いてみたら特に大きな問題は感じていないようです。
A. 障がい者が所属していない部署にも、今後配置ができるように取り組んで行きたいと思います。そのためには、障がい者の方への業務教育ももちろんですが、社員全体の研修体系を見直し、外部講師による研修等の継続的な実施が必要であると感じています。
少子高齢化が進み、子育てや介護などによって社員のワークスタイルも多様化してきています。障がい者雇用だけでなく、時代と共に労働環境の改善にも柔軟に対応し、社員が働きやすく働き続けたい企業として成長していきたいと思います。
(取材:大田原労政事務所 取材年月日 令和3(2021)年11月5日)
お問い合わせ
労働政策課
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館6階