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更新日:2022年10月21日

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京浜精密工業株式会社 鹿沼工場

~知恵と五感のもの造り 

 京浜精密工業1 京浜精密工業2 

企業情報 

代表者名 取締役社長 駒場徹郎
企業所在地 鹿沼市さつき町10-1
連絡先 0289-76-2141
これまでの受賞・認証歴 令和元年度 全国THP推進協議会表彰 優良賞
令和2年度 安全衛生優良事業場 栃木労働局表彰 優良賞
令和2年度 無災害記録第1種 540万時間達成記録証授与
お話

取締役 常務執行役員 吉川 栄一 さん(※本来「吉」は土に口です。)
総務部 庶務G GM  河末 順一 さん

企業概要 創業:1960年
事業内容:車両用部品製造
従業員数:525名(うち鹿沼工場301名) (令和3(2021)年8月10日現在)

 

 インタビュー

Q.具体的にどのような取組をされていますか。

A. 当社は、社員が安全・健康で働けるために、安全衛生について継続的に「改善」する仕組みを構築し、エイジフリーカンパニー・バリアフリーファクトリーを目標に、安全で快適な職場づくりを心がけています。

 〈安全・衛生への取組み事例〉 
 1.危険個所撲滅活動
 ・労災ゼロを目指した危険防止対策(事業所内カーブミラー設置、ライン別避難経路図掲示、ダイカスト金型置場改善、スロープの設置等)
 ・「安全の門」設置による社員啓蒙活動の実施
 ・新入社員によるKYT(危険予知トレーニング)実践体験実施
 ・QDCSを意識したサークル毎の安全改善活動の実施
 ・安全パトロールの定期的な実施

 2.積極的安全・衛生教育の実施
 ・安全教育施設による安全の基本と体験教育(安全体感経験装置・危険体感ロボを使用した教育)
 ・労働災害防止、交通安全、衛生、各教育の実施
 ・安全衛生ニュースの発行による社員啓蒙教育
 ・メンタルヘルス教育導入と共に、ストレスチェックによる対象者へのカウンセリング実施

Q.そのような取組に至るまでの経緯を教えてください。

A.  1960年に横浜で創業しましたが、同年に原因不明の不審火で工場が全焼しています。そのことをきっかけに、創業当時から、安全意識が非常に高くなったのではないかと思います。鹿沼工場では、社員320名が働いておりますが、この規模で現在無災害記録を770万時間達成している事業所は、非常に少ないと言われており、そのことに誇りを持って日々努めています。

Q.取組の効果や成果はいかがですか。

A. 平成20年4月から休業災害ゼロを続けており、第1種無災害記録540万時間を達成し、厚生労働省労働基準局長より記録証が授与されました。現在、770万時間を達成しており、第2種無災害記録の810万時間を目指して、取り組みを継続しています。

Q.取り組む上での課題や心掛けている点はありますか。

A. 工場の自動化により、危険な作業は以前と比べると減少しており、安全衛生の取り組みの中で、ハード面の整備はとても重要だと考えられます。しかし、それだけでは対応できない部分があるため、ソフト面への対策も怠らないように心がけています。例えば、高齢者の活用について取り組む中では、本人の健康維持も課題となってきます。そこで、60歳以上の希望者向けに、インストラクターによる転倒防止や怪我防止につながる運動指導やストレッチを行い、事故を未然に防ぐ取り組みを行っています。他にも、社内資格取得試験に安全衛生についての項目を作り、安全衛生の重要性について真剣に学び、継続して意識を高く持つ機会を作っています。

Q. 今後の目標や課題はありますか。

A. さらに無災害時間を継続していきたいと考えております。また、現在のコロナ禍や働き方改革を踏まえ、テレワークの導入等、どのような安全改善活動を進めていくのか、検討し、実践していきたいと考えています。

会社から一言・・・

 今後も、従来より行ってきた安全衛生活動を継続し、状況の変化に対応して素早く対応し、社員の安全・健康を第1に考え、高齢者や女性等のすべての従業員が働きやすい、安心・安全な職場造りに努めてまいります。

協力依頼

  • 電話相談
  • 視察
  • 研修等の受け入れ

(取材:宇都宮労政事務所 取材年月日 令和2(2020)年12月3日、令和4(2022)年10月一部更新)

お問い合わせ

労働政策課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館6階

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