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更新日:2021年11月12日

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令和3(2021)年11月10日(第11回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和3(2021)年11月10日(水曜日)午後2時30分から
場所:県庁大会議室1

(話題事項)
1.新型コロナウイルス対策について

(質疑事項)
1.第49回衆議院銀選挙結果について(その1)
2.新型コロナウイルス対策について
3.第49回衆議院銀選挙結果について(その2)
4.第49回衆議院銀選挙結果について(その3)
5.企業誘致について

(話題事項)

1.新型コロナウイルス対策について

 新型コロナウイルス対策についてですが、本県の感染状況につきましては、全国と同様、落ち着いた状態が続いておりまして、感染経路不明割合を除く全ての指標でステージ1レベルが継続しています。
 ワクチン接種につきましては、11月8日時点の2回目の接種率は、全人口比で74.40%、12歳以上人口比で81.75%となっておりまして、先日の記者会見でも申し上げましたとおり、希望する県民への2回接種は、大部分が11月中旬までに完了する見込みであります。 46位からスタートしてきたわけですが、現在、1回目接種ですと9位まで上がってきておりますので、順調にワクチン接種は進んでいると思っております。
 このような中、10月中旬からは第2弾の「県民一家族一旅行」を開始し、本日からは「Go To Eat」キャンペーンの食事券の販売が開始されるなど、社会経済活動の活発化に向けた取り組みを進めておりますが、その上では、感染拡大防止と両立を図ることが重要でございます。
感染者が少ない中であっても、県民の皆様には、密を避ける、マスクの着用等の新しい生活様式の実践など基本的な感染対策の徹底、外食する際のとちまる安心認証店の利用、「会話する=マスクする」運動、事業者の皆様には業種ごとの感染拡大防止ガイドラインの徹底やコロナ感染防止対策宣言の実施等について、引き続き取り組んでもらいたいと思います。お願いいたします。
 国におきましては、これまで以上に医療の逼迫度合いを重視する新たな指標の決定や、感染拡大時における無症状者に対する無料の検査の実施、「ワクチン・検査パッケージ」を活用した行動制限緩和策など、新たな施策方針を打ち出すとの報道がなされております。今後予定されている政府対策本部での決定等を踏まえ、県としては、国の施策に呼応し、必要な対策に取り組んでまいりたいと思います。
 また、新たな指標や「ワクチン・検査パッケージ」につきましては、今後予定されている政府コロナ対策本部会議で議論されると思われますので、この動向を注視しながら、本県におきましても有識者の意見も踏まえながら、本県としての今後の対応を速やかに検討してまいります。
 なお、「ワクチン・検査パッケージ」に関しまして、国においては、検査費用等の必要な財源を確保するよう求めてまいりたいと思います。

(質疑事項)

1.第49回衆議院議員選挙結果について(その1)

記者:衆院選についてお伺いします。
 先月31日、投開票のありました衆議院議員選挙の結果の受け止め、並びに、今後国政に期待することがありましたらお聞かせください。よろしくお願いいたします。

知事:今回の衆議院選挙は、有権者が冷静であったと思います。すなわち、熱気というものは感じられなかったということでもあります。それが投票率にも表れまして、歴代ワースト3位という結果になったわけであります。
 その要因としては、政治への期待というものが薄れている、ということだと思います。つきましては、政策の速やかな実行が求められることになります。
 そこで、今日、政府与党の自民・公明で、18歳以下の子どもへの給付について合意がなされた。さらにはマイナポイントについても最終調整中ということで、そういった政策実行への関心が低い中で、政策実行への期待に応えていかなければならないということから、速やかな合意、そして具体的なスケジュールが決まっていったものと思っておりますので、今後、政権与党においては、国民への約束を的確に速やかに実行していただきたいと思います。

2.新型コロナウイルス対策について

記者:先ほど知事のお話の中にもありましたが、現在、新型コロナウイルスの感染状況は、栃木県においても落ち着いている状態にあります。今後、第6波に備えて、対策等さらに強化していきたい点などございましたらお教えください。

知事:第5波については収束し、落ち着いた状態が続いておりますが、第5波のような感染拡大が中長期的に反復する可能性があることを前提に、保健・医療提供体制をさらに強化する必要があるため、この夏の感染拡大時における対応を分析し、課題を整理した上で、今後取り組む対応のポイントなどを取りまとめ、先月末に国に提出いたしました。
 それを受けて、今月11月末までに具体的な計画を取りまとめ、国に報告することとなっておりますが、主な項目ごとに強化したい点を申し上げれば、1つ目に、「健康観察・診療等の体制」については、保健所の体制強化を図るため、外部の看護師の派遣や夜間コールセンターの設置など、第5波の際に構築した体制を継続するとともに、感染拡大時には時機を逸することなく保健所の人員増強を行うことができる体制を構築してまいります。
 2つ目に、「自宅療養者の治療体制」についてですが、往診等に加え、薬剤提供体制を構築するとともに、救急搬送体制の構築や中和抗体薬のさらなる効果的・効率的な投与体制を整備してまいります。
 3つ目に、「入院等の体制」についてですが、第5波の1.2倍の入院患者が出るとの想定の下、現在502床ある病床の拡充を図り、525床の必要病床を確保するほか、重症者への対応力向上、最大100床程度の臨時の医療施設の設置など医療提供体制の強化を図ってまいります。
 栃木県としては、医療関係者等の協力も得ながら、感染拡大時においても、陽性となった全ての患者が速やかに、かつ継続して、保健所や医療機関から健康観察や必要な医療を受けられる体制の強化に引き続き取り組んでまいりたいと思います。

3.第49回衆議院議員選挙結果について(その2)

記者:衆院選について追加でお伺いいたします。
 知事から先ほど、熱気がなかったというようなお話がありましたが、結果だけ見ますと、自民党は議席を減らしたものの絶対安定多数を確保して、野党側では立憲民主党や共産党が議席を減らすという結果になりました。
 知事は、与党側が今回の選挙で踏みとどまった要因について、どのような感想をお持ちでしょうか。

知事:野党各党への期待ができない、そこだと思います。それは、国会対応、さらには政策の中身、日常活動、トータルして自公政権以外の政権を選択するということは、有権者の中にはなかったということだと思います。

記者:関連して、今日発足する予定の第2次岸田政権についてお伺いします。
 新型コロナをはじめとして、経済対策とか外交政策など、かなりいろいろな課題を抱えた中での発足になりますが、知事は第2次政権にどのような期待をお持ちかということと、今月4日に本県選出の茂木敏充衆議院議員が自民党幹事長に就任されました。知事はどのような期待をお持ちでしょうか。

知事:まず、岸田第2次内閣についてです。選挙結果も受けて、各代議士の皆さんは地域でさまざまな要望・意見・苦言なども相当数頂戴しているはずですから、それらを国政の中で具現化していく、改善していく、活かしていくことが必要だと思います。
 その中の大きな柱の1つとしては、やっぱりコロナ対策を。この1年半を振り返って今後の波、6波以降に的確に対応していくことと併せて、感染防止対策を図りながら経済の歯車も回していく。その具体的な取り組みをスピード感をもって進めることが、求められていくものと思っております。
 さらに、アジアにおいても世界全体においても紛争の火種があるわけですので、外交、防衛などにおいても、外交重視で平和のための日本の役割をしっかり果たしていってもらいたいと思っております。
 茂木幹事長は、党内きっての政策通ということで、その実力も買われて幹事長の就任に至ったと思っております。調整力も高いわけで、その結果として今日の自公の合意にも結び付いていると思っておりますので、岸田政権を党で支える要としての役割を十分果たしてくれるものと期待をしておりますし、願っております。

4.第49回衆議院議員選挙結果について(その3)

記者:先ほどの衆院選の質問と関連するのですが、先ほど自公で方針が示された給付の話ですとか、一方で、今回の衆院選では野党では、消費税の一時減税など、いわゆる分配というか、経済の面でいろいろ政策論争がなされたと思うのですが、知事御自身としては今回の衆院選の政策論争をどう見ていらっしゃったか教えてください。

知事:分配合戦が先行したと捉えております。成長させながら果実を配分する、ここが重要ではないかと思っております。配るだけでは、もらった人が将来返していくことになるだけの話ですので。借金の付け回しということになってしまいますので。そういう点では与党にも野党にも同じような政策があり、若干違うにしても、受け止め方については大体似たようなものかなと。残念ながら議席を伸ばせなかった政党は、配るだけというところが強調され過ぎたと思います。

5.企業誘致について

記者:経済の話題についてお尋ねしたいのですが、台湾の半導体メーカーの「TSMC」が熊本県に半導体の工場を出すということで、今日発表がありました。
 衆院選で、とある候補者の方が、栃木県も誘致を目指して取り組まれていたという話をされていたのですが、どの程度の取り組みをされていらっしゃったのか、もしお聞きできるようでしたら教えてください。

副知事:情報の収集を国の方に行っていたわけですが、それ以上のことはなかなか。レベル的には、直接というのはなかなか難しかったと思いますので、状況を見守りながら情報収集してきたということでございます。

記者:ありがとうございました。

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