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更新日:2021年4月15日

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令和3(2021)年4月13日(第1回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和3(2021)年4月13日(火曜日)午後13時30分から
場所:県庁大会議室1

(その他)
1.令和3(2021)年度部局運営方針の表明について

(質疑事項)
1.年度当初の所感について
2.新型コロナ対策について(その1)
3.聖火リレーについて
4.LRTについて
5.新型コロナ対策について(その2)
6.市町長選挙の結果に対する所感について
7.新型コロナ対策について(その3)
8.産業政策について(その1)
9.産業政策について(その2)
10.「いちご一会とちぎ国体」について
11.都道府県魅力度ランキングについて
12.新型コロナ対策について(その3)
13.新型コロナ対策について(その4)

(その他)

1.令和3(2021)年度部局運営方針の表明について

 令和3年度の部局運営方針の表明についてでございますが、本日、各部局長から、令和3年度に「重点的に取り組む事業及び課題」を明確にした部局運営方針を表明させました。
 私からは、今年度は、「人が育ち、地域が活きる 未来に誇れる元気な“とちぎ”」の実現に向けて、SDGs等の視点を取り入れた「とちぎ未来創造プラン」及び「とちぎ創生15戦略(第2期)」を推進していくとともに、災害からの復旧・復興、さらには新型コロナウイルス感染症対策に向けて、各部局が連携・協力して全力で取り組むよう指示をいたしました。
 なお、部局運営方針につきましては、記者会見後、会場内におきまして職員が配布いたしますので、御希望がある方は申し出ていただければと思います。

(質疑事項)

1.年度当初の所感について

記者:本年度最初の記者会見ということになりまして、今、運営方針の御説明もあったのですが、改めまして、本年度どのようなところに力点を置いて県政運営をなさっていくか、考え方を教えていただきたいと思います。

知事:新年度の年度当初の所感についてということで、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりまして、県民生活や県内経済が大きな影響を受けております。また、令和元年東日本台風被害からの復旧・復興が喫緊の課題でもあります。
 このため、引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた各種対策や災害からの復旧・復興に全力で取り組んで参ります。
 また、今年度から、新たな県政の基本指針である栃木県重点戦略「とちぎ未来創造プラン」がスタートいたしました。県民や市町などと連携・協働しながら、5つの重点戦略の下、18のプロジェクトを着実に推進し、プランに掲げました将来像「人が育ち、地域が活きる 未来に誇れる元気な“とちぎ”」の実現を目指して参ります。
 さらに、人口減少への対応も喫緊の課題であり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による全国的な人口動態の変化なども踏まえながら、「とちぎ創生15戦略(第2期)」に基づき、関係人口の創出・拡大や未来技術の活用などを推進しまして、全庁一丸となって人口減少への対応にも取り組んで参りたいと思います。

2.新型コロナ対策について(その1)

記者:コロナの関係でお伺いしたいと思います。
 昨日(12日)の知事会でも「第4波の入り口の攻防」という御発言があったかと思うのですが、変異株についてなんですが、栃木県内でも30人を超える感染者が確認されていると思います。現在の30人を超えている変異株の確認状況を、知事としてどのように受け止めていらっしゃるのか教えてください。

知事:国の国立感染症研究所で2件、2月中の陽性者が確認されておりますので、トータルでは31件ということでございます。
 過日の記者会見でも海老名保健福祉部長が説明しましたが、変異株の感染者については家族などの濃厚接触者が中心となっているという状況にありますことから、大阪で今日は1千人を越えていて過半数が今変異株なんですか、こういう状況には栃木県は今のところ至っていないと思っておりますが、危機感を持って変異株については対応していかなければならないと思っております。
 ですので、陽性者に対する全数検査はもちろんですが、ゲノム解析も含めて、速やかに対応できるよう一刻も早く取り組んでまいりたいと思います。 

3.聖火リレーについて

記者:先月行われた聖火リレーに関してお伺いしたいと思います。
 コロナが感染している状況の中での実施ということで、栃木県で実施された後に、公道でのリレーが中止されるような都道府県が出てきたり、一部の知事からはスポンサーの車両の音声が大きいとか、そこら辺に関する疑問の声も出ていたかと思います。
 少し前の話になってしまうのですが、聖火リレーの栃木県での実施状況について、コロナ対策との両立という点で、どのように知事として振り返りますでしょうか。

知事:予定のスケジュールが消化できたというのは、知事としては良かったと安堵しているところでございます。スタジアムのようなところで、無観客で、1人200メートルずつ走るというところもあるやに聞いておりますので、そういうことを考えますと、予定のコースを予定のランナーが走ることができたというのは非常に良かったと思っています。
 足利市内の初日に、密状態が一時的に発生したと聞いております。聖火リレーが感染の拡大につながることがあってはならないという思いで2日間過ごしました。
 2週間以上たちましたので、結果としては、沿道での感染拡大は、感染者の数字の上での確認では発生していなかった、感染拡大にはつながっていなかったということを確認しましたので、これらも含めて、本県の聖火リレーについては成功を収めることができたのではないかと思いますし、オリンピックの機運醸成にもつながったと思います。
 スポンサーのデコレーションカーのようなものにつきましては、最終日に、庁舎の上から眺めた職員が、「まさにディズニーランドですね」という表現をしました。いろいろこのことについては意見があるかもしれませんが、スポンサーにはスポンサーの言い分があると。そもそも聖火ランナースポンサー枠というのが強すぎて、聖火ランナーもスポンサー枠のが多いとか。さらには、セレブレーションは盛大にやれというのがスタートでしたので、それらを考えますと、多少文句を言いたい部分もありますけれども、収まるところに収まっているのではないかと私は感じています。

4.LRTについて

記者:LRT関係の質問を2点ほどしたいのですが、今年に入ってから、LRTの事業費の増額が公表されました。市町から、現時点で県の方に補助金の増額の要請があるかどうか。
 以前知事は、もしあった際は議会と調整するというお考えを話されていたと思うのですが、その考えは今の段階でも変わらないのか。その点についてお聞かせください。

知事:現時点で、両市町から、県の補助金の増額についての要請はありません。
 今後、そういう状況があるかどうかは分かりませんが、万が一そういうことになれば検討することにはなるかと思いますが、県議会の意見も十分尊重していかなければならないと思っております。

記者:ありがとうございます。LRTに関しては、常に議会の答弁等でも、LRT事業の効果が全県に波及するという趣旨の答弁をされていると思います。
 知事は、このLRTの事業に関して、具体的に全県に波及するというのはどういうふうな効果、例えばどういう地域にどのような効果があるとお考えなのかお聞かせください。
知事:まずは、「totra(トトラ)」はICカードでいいですか、これが既に利用可能になって、宇都宮発着の路線バスについてはバス会社の種別に関係なく使えるようになった。加えて東武鉄道もJRも使える。残念ながら三セクはまだ使えませんが。そういう点で公共交通の利用についての利便性が増したというのは、既に1番目の効果につながっていると思っています。
 これから実際に供用開始になって、定時性、速達性、安全性、さらには環境負荷の低減、そしてまた高齢者・障害者にとって利用しやすい公共交通となっていけば、LRTの良さをさらに多くの方に理解してもらえるようになるのではないかと思っています。
 そして、今走っている路線バスの本数がLRTに置き換えられれば、そのバスの活用として他の地域でバスが走ることにつながることによって、公共交通をさらに充実することができるようになると思っています。
 さらに、テレワークがこれからどんどん進展していく中にあって、栃木に行ってもいいけれども、車を買わないと、免許証がないとどこにも行けないんだよねという栃木のままでいくのか、栃木に来ても免許証は要りませんよ、公共交通をカード1枚で乗り継いでどこにでも行けますよという仕組みをつくって、首都圏の皆様に100キロ圏内で非常に今注目度が高い北関東3県だと、栃木も含めて。そういう状況にあって、テレワークや2地域居住の方々を呼び込むことに、LRTは大きな資源、ツールになっていく可能性があると思っております。それらも含めて全県的な波及効果に結び付いていくと思っていますし、期待をしたいとも考えています。

記者:ありがとうございました。

5.新型コロナ対策について(その2)

記者:昨日から高齢者向けのワクチンの接種が始まりましたが、4月半ばというところで、ある程度見えていたスケジュールで始まったことについて所見をいただきたいというのが1点。
 一方で、始まったことは始まったのですが、各市町の担当部署もまだスケジュール感が見えないという、かなり不透明な部分もあるところについて、県としてそのあたりはどのように調整といいますか音頭を取っていくのかというところに関してと、2点お願いします。

知事:12日から宇都宮市、そして25日までには10市に高齢者向けのワクチンが届く、26日以降は全市町に届く。こういうスケジュールになっておりますので、それにのっとったワクチン接種が昨日からスタートしたということであります。
 これはこれで歓迎すべきことかと思いますが、全体的な接種のスケジュールは、今の状態ですといつまでにどれだけの量が届くというのが分かりませんので、残念ながらスケジュールは描けない状況になっています。
 一方で、医療従事者向けについても、6万5千のうちの1万5千しかまだ打てないとい状況にありまして、メーカーからすれば日本はワクチンを優先的に届ける国ではないと。現時点におきましてはそういう状態になっているのではないかと思いまして、市町の接種できる態勢づくりも重要ですが、いつ、どれだけの量が医療従事者向け、高齢者向けに届くのかという明確な数字が示されないと現場も対応しかねる。こういう状況の中で手探りの接種が始まったと思っております。
 この問題について国はもう少ししっかりしてもらいたいと、強くお願いをしていきたいと思います。

記者:ありがとうございます。もう1点、医療従事者向けですが、今は6万5千分の1万5千ということなんですが、そこのスケジュールがいつぐらいに終わるかというのは、まだ出ていないのでしょうか。

事務局:医療従事者向けにつきましては、今おおむね1万4千、5千ぐらいのところが届いていまして、第2弾として6千人分が4月19日の週までに届き、さらに第3弾としてまた4万人分のワクチンが12の週、19の週、そして3日の週、10日の週というふうに届く予定になっております。
 国では、最終として5月10日ごろの週を目途に全ての医療従事者向けの配送を終わるとしておりますので、これから医療従事者の方の接種もさらに加速して進んでいくと考えております。 

6.市町長選挙の結果に対する所感について

記者:一昨日、佐野市と高根沢町の選挙の結果が出まして、特に佐野市の方は、5選を掲げた現職だった岡部市長が敗れるという結果でした。この結果はなぜか。いろいろな要因があると思いますが、多選というところが一つ、継続を訴える方が止まったというところは、知事御自身の選挙とちょっと違う結果になったかと思うのですが、そこに関しては知事はどのように受け止めていますか。

知事:現職の場合には、市長として何をしてきたかという結果責任が、有権者の判断の一つのポイントになると思います。そこに多選とか年齢の問題とかが加味されることになります。その上で有権者が判断したのが、今回の選挙結果だと思います。

記者:ありがとうございます。

7.新型コロナ対策について(その3)

記者:茨城県や福岡県の一部自治体では、高齢者向けのワクチンを医療従事者用に割り当てるところもあります。接種に関する権限は市町だと思いますが、知事の見解をお聞かせください。

知事:高齢者向けのものを医療従事者に振り分けるかどうかという判断は、各市町長がしていくことになります。
 恐らく宇都宮市は、市長から話を聞いたわけではありませんが、高齢者向けの接種が可能な人数というのは配布されるワクチンの量によって定まるわけです。高齢者施設を先行して接種することになっておりますので、そこで接種すべき人の数と配布されるワクチンの数が釣り合っていくことが重要だと思います。一施設で半分だけ終わして半分後回しというわけにはいかないでしょうから。仮に残ると仮定して、その残った分を医療従事者向けに振り分けるのかは、難しい判断になるんじゃないかと。
 事務処理の問題と、高齢者向けは高齢者向けで来ているわけですから、高齢者の方々からすれば、高齢者向けに来たものは高齢者に打ってくださいよと言いたいと思います。医療従事者向けは2月のころからやっているのに何をもたもたしているのというふうに、我々の先輩はみんな思っていると思いますよ。
 ですので、行政はそういった接種を受ける方々の思いも受け止めながら計画を立てているわけですので、それは現場の判断を尊重していく必要があるのではないかと思います。 

8.産業政策について(その1)

記者:新年度ということで、県の産業政策について2点ほどお伺いします。
 まず1点目ですが、本年度から5カ年の「新とちぎ産業成長戦略」がスタートいたしました。
 先ほど質問もありましたが、コロナ対応も産業政策については関連する部分がかなり多く出てくるとは思いますが、コロナは別にして、キーフレーズはやはり「Society5.0」だと思っております。Society5.0の実現に向けて日本社会が進んでいく中で、特に県経済を支えている中小の製造業では、コア技術としてAIやIoTへの対応は待ったなしだと思っております。
 成長戦略でも打ち出しておりますAI等の導入、利用促進のための拠点整備は、これから実態に即していて実効性のある施策なのかなと思っておりますが、この拠点について、例えば設立の時期感とか場所とか、今年度の予算にも計上されておりますが、知事の考えも含めて、拠点について議論が進んでいるところがあれば、お考えをお聞かせ願えればと思います。

知事:コロナ以前に、Society5.0社会を築くということが国の方針として示されたところでもあります。それを県としても実効性を高めていくことで準備をして参りました。そこにコロナが追い打ちをかけたということになります。
 そこで、「新しい日常」につきましては非接触ということになりますので、印鑑レスとかペーパーレスとかキャッシュレスとか、行政としても、今年からは具体的な取り組みをスタートさせる。7割程度の押印を廃止する。さらには15の施設でキャッシュレスで利用ができるようにする。会議も、ペーパーレスで庁議なども行うようになりました。こういった新しい時代に即した、Society5.0社会を目指した取り組みを実行しております。
 加えて、県内の産業の振興を考えますと、AIにつきましては、まだまだ中小企業の皆さん方の関心が低い状況にあると思っておりますので、5月中を目途に産業振興センターの中に「AIセンター(仮称)」を立ち上げるということで今、準備をしております。そこに来ていただくと、見ることもできるし相談することもできるし、自分の事業所にAIを導入した場合にどういう効果が見込めるのかということについても、そのコーナーである程度イメージが湧くような取り組みをスタートさせているところであります。
 さらに、デジタルハブにつきましても、年内に構築しまして、大学などと連携することにしております。
 そもそも、地域や企業の課題の解決ということでデジタル社会になってきているわけですので、それらについてはデジタルハブの中で地域の課題を解決したい。それに対して国内外の多くの企業が、「私の技術をもってすればそれは解決できますよ」というアクセスがあって、マッチングをする役割を県としては担っていければ。年内にはデジタルハブも立ち上げていきたいと思っております。庁内の推進体制と、さらには中小企業向けと、さらには地域全体を見渡して、こういった柱立てをしながら、具体的な取り組みを令和3年度は行っていきたいと思います。

9.産業政策について(その2)

記者:企業誘致についてです。
 成長戦略の中でも重点プロジェクトの1つに掲げられていて、県としても引き続き力を入れてやっていく部分なのかなと見ております。
 コロナ禍でも成長分野、特にエリアレスとかデジタルとか、かなり投資意欲が高い企業も多くて、用地を探している状況かと思います。
 この辺は改めてになりますが、隣県はかなり強豪相手としては強い相手かとは思いますが、栃木県はどういった部分を訴求していくのか。
 もう1点は、コロナ禍で、セミナーを開いてフォローアップしていくような従来のモデルがなかなか難しい状況なのかなと思っております。こういった部分で新たな誘致の仕組み、モデルを作ることができれば、競争力につながるのかなと思っております。こういった部分で何か工夫できる部分とか知事のお考えがあれば、訴求ポイントと企業誘致の方針などを含めて御説明いただければと思います。

知事:企業誘致につきましては、セミナーを開いて関心を持つ人たちをお招きして、栃木の魅力やセールスポイントを知ってもらった上で立地を決めてもらうという従来型、それから、デジタル戦略課に小林CMOをお迎えしましたので、デジタルマーケティングの技術・知識・能力も全て駆使しながら、海外の企業の栃木県立地ということも当然考えていきたいと思っていますので、そのための発信の仕方ですね、従来型に対して「新しい日常型」とでも言いますか、そういうことを重ね合わせて企業誘致に結び付けていきたいと思っています。
 なお、産業団地につきましては、昨年1年間の立地件数が7位。昨年分は良い成果を残すことができましたが、これから先、手持ちの産業団地が少なくなってきておりますので、今後5年間で200ヘクタールの整備を目標に掲げ、それらを具体化して、実際に立地する企業を速やかにお迎えし、ものづくり県としての発展を引き続き栃木としては目指していきたいと思っています。

記者:ありがとうございます。

10.「いちご一会とちぎ国体」について

記者:国体についてお伺いしたいのですが、3月下旬に、今年の秋開催される予定の三重県が、新型コロナウイルスの感染拡大の状況次第では開催の中止も検討するという方針を決定したと報道がありました。これを受けまして、改めまして知事に国体開催の判断についてお伺いできればと思います。

知事:三重県は秋の国体。冬季国体は三重県は開催しませんので、水泳などの夏の大会と本大会ということになります。それを、4カ月前にそういう方針を示したということになると思います。
 栃木県としては、来年の1月24日から冬季大会を開催することで準備を進めておりますので、その4カ月前ということになりますと8月、9月ですか。そのころ冬季大会開催についての是非の判断をしていくことになると思います。
 予定どおり開催できるかどうかというのは、日本スポーツ協会、スポーツ庁などと協議をしながら、今後判断していくことになると思います。

記者:先ほど知事がおっしゃっていた8月、9月というのは、どういう目安になるのでしょうか。

知事:スポーツ庁と協議をする時期がそのころかなと思います。
 新型コロナウイルス感染症については、年末年始の頃までにワクチン接種がある程度終わると思いますので、それらを受けて感染がどの程度拡大していくことが見込まれるのか、国の専門家会議の中でもワクチン接種後の感染拡大については何らかのコメントがその都度されていくものと思っておりますので、それらも参考にし、栃木県の有識者の先生方の御意見もお聞きしながら、予定通りの開催が可能かどうか検討を始めるのは、オリンピックが終わってからではないかと思います。

記者:ありがとうございます。

11.都道府県魅力度ランキングについて

記者:魅力度ランキングについてお伺いします。
 県が昨年最下位になった魅力度ランキングが今年も行われる予定で、県としては取り組みを強化されているところだと思うのですが、新年度を迎えて、知事の魅力度ランキングに向けた御決意をお願いします。

知事:最下位の脱出は当然目指すことになりますが、40番台ということでは脱出をした意味がないと思います。それ以上を目指して、「47(そこ)から始まる栃木県」プロジェクトを、群馬、茨城などとも連携して取り組んで今日まで参りましたが、昨年の結果を受けて田中社長に談判をして、サンプル数を増やすこと、魅力度という84項目の1つだけではなくて総合ランキングも出すこと、こういった申し入れをし、善処するという約束をしてもらっていると私は認識しておりますので、総合ランキングも今年の発表の中では出るのではないかと期待をしております。
 それに向けて、6月中旬から7月中旬にかけてで魅力度ランキングのモニターになる人たちのアンケート調査が終わるらしいので、それまでにどれだけ、最終段階ですが情報発信ができるかということになると思います。
 これまで栃木県は25位以内を目指すということで数値目標を掲げて取り組んできましたが、今年度からはそういうことはもうやめて、具体的に売れる商品、それから移住・定住、もう1つは観光客の観光消費額、この3本柱を数字で今後は追い続けていくとかじを切りました。これらの数字を上げていくことに力を入れると方針転換しましたので、その結果として魅力度というものがあるのではないかと思っています。

12.新型コロナ対策について(その3)

記者:昨日も全国知事会の方で知事は提言されていましたが、コロナに関して飲食店の認証制度ですが、国の方針を示すということもあると思いますが、県としてはいつごろまでに導入したいというお考えとかはありますでしょうか。

知事:今の段階では、なるべく早くとしか言えない。
 今、国には、統一の評価項目、基準などを求めていますけれども、出してくれるかどうか分かりませんので。県は県としてチェック項目、内容を今詰めていますので、それらが出来上がれば、どういうふうに県内の飲食店に短期間で周知をし、そしてまた申請に結び付けることができるか、民間委託も含めて考えていくことになると思います。
 県、市町が協力し合っていくのはもちろんですが、一刻も早く、不公平がないようにあまねく周知をし、申請してもらう、こういう体制を整えなければなりません。つきましては、民間委託も含めて複合的な取り組みをしていくことになると思います。

記者:今詰めていらっしゃる内容というのは、例示するとどんなイメージというのはありますでしょうか。

事務局:これまで、飲食店の感染防止対策につきましては、「取組宣言」なども行っておりましたし、そのことに加えて、国からの通知や基準なども多少案のようなものが示されていたりしますので、その辺を精査いたしまして、どのような基準でやっていくか、どういう手順でその申請をもらい、また認証していくかということを、今まさに詰めているところでございます。

13.新型コロナ対策について(その4)

記者:コロナの感染状況ですが、病床使用率が県版でステージ3のレベルで高まってきているかと思うのですが、こちらについての現時点での御認識をお伺いできますでしょうか。

知事:最も今懸念しているのは病床使用率で、今23%、26%? ずっと上がり続けてきたわけですが、昨日そして一昨日と感染者が少なくなってきましたので、若干今日の数値は下がり始めたという状況です。
 ですので、一本調子で上がっているわけではないので、感染者数が7とか14とか下がるときもある。ですので、知事会のときには「第4波の入口の攻防」と表現しましたけれども、まさに一進一退の状況だと思っております。
 これが一本調子に上がり続けるということになりますと、相当の危機感を持っていく必要があると思いますし、そのうちで変異株の占める割合がどうなっていくのか、これも併せてよく注視していく必要があると思っております。
 今は、今日の数値がどうなるか関心を持っていますが、若干落ち着く方向に行くのか、さらにまた上がるのか、毎日目が離せない状態と考えています。

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