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更新日:2021年5月28日

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令和3(2021)年5月26日(第4回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和3(2021)年5月26日(水曜日)午後13時30分から
場所:県庁大会議室1

(庁議結果)
1.令和3(2021)年度 栃木県障害者優先調達推進方針の策定について

(報告)
1.栃木県営接種会場の設置について

(質疑事項)
1.新型コロナウイルス感染状況について
2.新型コロナ対策について(その1)
3.新型コロナ対策について(その2)
4.新型コロナ対策について(その3)
5.新型コロナ対策について(その4)
6.新型コロナ対策について(その5)
7.新型コロナ対策について(その6)
8.県内産業政策について
9.企業等での女性登用について
10.新型コロナ対策について(その7)
11.豚熱について
12.新型コロナ対策について(その8)

(庁議結果)

1.令和3(2021)年度 栃木県障害者優先調達推進方針の策定について

 令和3年度栃木県障害者優先調達推進方針についてでございます。
 県では、障害者就労施設等で働く障害者の自立を目指すという障害者優先調達推進法の趣旨を踏まえ、令和3年度の県における調達目標額を6,300万円以上とする県障害者優先調達推進方針を策定いたしました。本方針は今年度で9度目の策定となります。
 昨年度の発注実績額は、目標額の5,400万円を超え、過去最高の6,683万円でございました。この要因としては、令和4年の「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」に向けた啓発品の購入や、各種プラン・計画等の印刷について障害者就労施設を通じて調達したことが挙げられます。
 今後とも、「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」も契機にしながら、県はもとより全ての市町が一層優先調達を推進し、オール栃木体制で障害者の所得向上及び経済的な自立のさらなる促進に努めてまいります。

(報告)

1.栃木県営接種会場の設置について

 ワクチンの栃木県営接種会場の設置についてであります。
 新型コロナウイルスワクチンの接種につきましては、政府が7月末までに高齢者への2回の接種を終了させる目標を掲げたことを受けて、県内の市町においても接種体制の強化を図っているところでありますが、2市町につきまして7月末までに接種完了が見込めないことが判明していることに加え、7月末までの完了を見込んでいる市町におきましても、想定を超える接種の申し込みなどにより、接種体制の確保に苦慮していると聞いております。
 そのため、各市町に対しまして医療従事者の人的確保の支援を行っているところでありますが、さらに、各市町のワクチン接種体制を補完するため、「栃木県営ワクチン接種会場(仮称)」を設置することといたしました。
 会場は、宇都宮市内の「とちぎ健康の森」とすることとしました。開設期間は6月中旬から11月末まで、1日当たりの接種人数は最大1,000人とすることを予定しております。ワクチンはモデルナ社製を使用する外、医療従事者につきましても、県立病院や大学病院などの協力を得て確保することで、市町の接種体制と競合しない形で実施したいと考えております。
 「とちぎ健康の森」を会場とした理由でありますが、県営施設の中でも県央部に位置しておりアクセスが良い、冷暖房と換気設備などを備えた会場が確保できる、また、県立リハビリテーションセンターや保健衛生事業団などが集積しており連携が取りやすいなどを総合的に判断し、接種会場と決定いたしました。
 県営接種会場の設置・運営によりまして、県全体のワクチン接種を加速化させ、新型コロナウイルス感染症の発症予防や、死亡者・重症者の発生の減少につなげてまいりたいと思います。

(質疑事項)

1.新型コロナウイルス感染状況について

記者:新型コロナの重症者が以前に比べて増え、県内の有識者会議も開かれました。感染状況をどのように評価しているでしょうか。

知事:昨日の有識者会議なども経て、感染状況をどのように認識しているかというお尋ねでございます。
 現在、緊急事態措置区域は10都道府県、まん延防止等重点措置区域は8県、合わせて18都道府県となっております。都道府県の数からいけば約4割、人口で見れば7割を占めております。そのような中、全国の新規感染者数は、ほぼ高止まりの状態にあるものの、地域差が大きく、増加傾向の地域と横ばいや減少傾向にある地域が混在している状況であります。
 全国の現状はまさに第4波の真っただ中にあります。ゴールデンウイークにおける人流の増加や変異株への置き換わりの影響と、各種対策による感染抑制の影響が複合している状況であり、今後の予測が難しい局面であることから、感染状況の動きを注視してまいりたいと思います。
 本県の状況につきましては、ゴールデンウイーク後も新規感染者数の急拡大には至っていないものの、新規感染者数の警戒度指標について県版ステージ2.5以上となっている状況が、第3波を超える75日間と続いております。第4波が一定程度高いレベルで継続している状況にあると認識しています。
 このことにより、病床使用率が徐々に増加し40%前後になるとともに、重症病床使用率も増加するなど、医療提供体制への負荷が高いレベルになってきており、緊迫感を持ってこの波と対峙する必要があります。
 第4波におきましては、変異株への置き換わりが進むなど第3波とは違った側面も見られる中、この第4の波をできるだけ小さくしていくため、市町と連携してワクチンの早期接種を着実に進めるなど、感染防止対策に引き続き積極的に取り組んでまいりたいと思います。

2.新型コロナ対策について(その1)

記者:「とちまる安心認証」の件です。
 今朝、現地調査の様子を取材に行きまして、そこで担当者の方に聞きますと、これまでの申請件数は150件ぐらいだというお話でした。先週始まって1週間余り、150件の申請というのはやや少ないようにも思えるのですが、知事としてどのように評価されているか。また、飲食店に対して改めて呼び掛けがありましたらお願いします。

知事:「とちまる安心認証」制度についてでございますが、御発言がありましたように、5月17日に開始しまして1週間経過しましたが、昨日25日までに155件の申請がありました。
 各飲食店におきまして認証基準に従って必要な対策を行っていただいた上、申請することになっておりますので、申請までには一定の期間が必要だと思います。申請受け付け開始後1週間程度で100件を超える申請がありましたことは、順調な滑り出しだと考えます。認証までに3~4週間程度を要すると考えておりますので、認証第1号につきましては6月上旬を見込んでおります。
 さらに啓発活動を行った上で、多くの方々に申請してもらえるよう取り組んでまいりたいと思います。

3.新型コロナ対策について(その2)

記者:今日発表されました県営ワクチン接種会場です。
 知事は、2週間前の5月11日の記者会見では、いわゆる「大規模接種会場」という言い方をしていましたけれども、市町の医療従事者の確保に支障を来すため県の時点では考えていないと、2週間前ではそういう見解を示されました。
 今回は競合しないように人材を確保するということでしたが、2週間前と方針が変わったわけで、どうしてこのように変わったのか、その間に例えば国からの改めての働きかけがあったのかどうかなど、どうしてこのようにスタンスが変わったのか、詳しく説明をお願いします。

知事:県営の接種会場の設置につきましては、幾つかの市町から要望が来ております。県営の接種会場については、県内の各市町から複数来ております。
 県が設置する場合は、医療従事者の確保の面で市町と競合が生じます。市町の接種体制に支障を来すことへの懸念がありましたことから、まずは、市町の医療従事者の確保が進むよう、5月補正予算によって、時間外・休日に集団接種会場へ医療従事者を派遣する医療機関への支援や、個別接種を行う医療機関への支援を実施する市町に対して助成を行うこととしております。
 そのような中、5月21日に公表されました、国による高齢者の接種完了時期に関する調査結果におきまして、県内では2市町が7月末までに接種完了が見込めないということが判明しました。加えて、7月末完了を見込んでいる市町におきましても、想定を超える接種の申し込みがあって、接種体制の確保に苦慮しているということも聞いております。
 そのため、県としては、接種を希望する高齢者の方々への接種体制を補完するため、各市町における接種体制に影響を与えないことに最大限配慮した上で、県営の接種会場を設置することとしたところでございます。

記者:ありがとうございました。

4.新型コロナ対策について(その3)

記者:先ほどの質問と重なる部分ではあるのですが、競合を避けるということを前回の会見で知事が県としておっしゃっていたと思います。競合を避けるということはどのようにして解決を図ることができると今の段階で見込んでいるか、そこの解決についてはどのようにして図っていくお考えでしょうか、教えてください。

知事:郡市医師会と各市町が協議をしながら、接種体制を各市町ごとに構築して進めております。
 そのために、県立病院や大学病院などに所属する医療従事者の活用を見据えて、医療従事者の派遣について調整を進めてまいりたいと思います。接種業務に関心があり、現在就業していない医師・看護師などの方も広く募ってまいりたいと思っております。そういったことの積み重ねで医療従事者の確保を考えております。

記者:ワクチン接種に関してなんですが、今週の月曜日に、政府が、都道府県別のワクチンの接種実績を公表しています。栃木県は、高齢者で1回目が終わっている方が割合として4.4%ということで、全国で3番目に低い数値でした。数字に一喜一憂しても仕方がない面が大きいと思うのですが、今のワクチン接種の状況についての知事の受け止めと、もし栃木県でまだ余り進んでいない要因が何かあれば、教えてください。

知事:各市町と郡市医師会との調整に時間がかかったということで、鹿沼市も昨日からスタートしたようでございますので、今後は順調に接種が進むと思います。
 和歌山県がトップですけれども、和歌山県を見据えながら接種に各市町が邁進するということになると思います。そこに我々も補完する形で大規模接種センターで対応してまいりたいと思います。

記者:最後にワクチン接種会場についてなんですが、現時点で2市町が7月末完了できない見込みということで、そこを補完するという部分が大きいと思うのですが、2市町がどこかというのは非公表かと思うのですが、地域的に宇都宮市を選ばれた理由と、改めて、この県営施設ですることによって、7月末までにできないという市町がどのようになっていくことを期待しているかを教えてください。

知事:県内各市町から接種を希望する方においでいただくには、ほぼ中心地でございますので地理的な利便性と優位性というものがある。さらには、冷暖房も完備しておりますし、静謐な場所で安全に安心に接種ができる。さらには、県立リハビリテーションセンターなどもありますし、保健衛生事業団にも医師がおりますので、そういう点ではバックアップ体制が完全にとは言いませんが重層的に整っている。駐車場も広いなど、さまざまな条件。そしてまた、医療従事者の方にも来てもらいやすい場所ということで、栃木県医師会が事務所を構えている所でありますので。さまざまな要素を満たすにふさわしいと思いますので、「健康の森」を選定いたしました。

記者:ありがとうございました。

5.新型コロナ対策について(その4)

記者:大規模会場についてなんですが、7月に終わらない2つの市と町の補完ということで、例えば予約はその市町の方を優先してしていくとか、そういった可能性はあるのでしょうか。

知事:7月いっぱいに完了しない、終了しない自治体、さらには7月末で終了予定にしたけれども、見込んだ接種人数よりも希望者が多くて、結果として医療従事者が伴わないというような自治体、こういうところを中心に注文を取ってお出掛けいただくと。自治体と住民とが一体となって、接種に向けては地元でとセンターでの両面で検討してもらうことになると思います。

記者:すみません、繰り返しになるのですが。そうすると、全県的にというよりは、ある程度対象を最初は区切るとか、そういうことになりそうだという理解でよろしいですか。

知事:接種が進まないところを優先的にお出掛けいただくということも。これから各市町との調整になりますが、2面作戦で県央のセンターも利用するということでお迎えすることは十分考えていく必要があると思います。

記者:大規模接種センターに関してもう1点なんですが、開設期間は6月中旬から11月末の予定ということで、一応7月末が高齢者の方の目標の期間ではあると思うのですが。そうすると、11月までということは、一般の方の接種が始まってもそこは開設して対応していくという想定でしょうか。

知事:一般接種が高齢者の次に始まりますので、そこも視野に入れて開設することにいたしました。
 特に11月末という時期の問題ですが、昨年のことを思い起こせば、11月末から一気にクラスターが相次いで発生し、そしてまた感染者が拡大し、12月を経て、お正月を挟んではほぼピークに達するという第3波を経験しました。
 さらに、冬場を迎えるに当たって、インフルエンザとコロナの両方がまん延した場合には医療崩壊につながってしまうということから、インフルエンザワクチンについても、多くの方に接種してもらえるよう各市町は努力したはずでございます。幸いそっちの方はなかったわけですけれども。
 そういった昨年の状況を考えますと、インフルエンザが流行しやすい時期、さらには昨年の感染拡大が顕著になった時期を見据えて、一般接種も前倒しで終了できるよう、11月末という目標を掲げたものでございます。

記者:もう1点だけ。まだこれからの部分はあると思うのですが、予約の方法と予約の期間はどのくらいから始められる予定でしょうか。

事務局:予約の方法につきましては、これまで大規模接種をした他の自治体でも、二重の予約になってしまったというようなさまざまな課題があろうかと思っております。
 それなので、市町村と調整しながらこれから決めていきたいと思っているところでございます。

6.新型コロナ対策について(その5)

記者:今日、去年の観光客の入り込み数と宿泊数の数値の投げ込みをいただいたのですが、2020年はコロナで、入込数で60%、外国人では16%という数字でしたが、この数字について知事の所感をお願いします。

知事:令和2年の観光客入り込み数・宿泊数につきましては、前年比で70%未満となっております。新型コロナウイルス感染症が及ぼす観光産業への影響は甚大であると、改めて認識しております。
 一方で、宿泊数を月別で見ますと、11月には前年同月比約89%となるなど、夏から秋にかけては回復が見られたわけであります。これは、「県民一家族一旅行」や「Go Toトラベル」事業などの効果が一定程度あったものと考えられます。
 現下の状況につきましては、第4波が高いレベルで継続している状況にありまして、変異株への置き換わりの影響などもあって、今後の予測は難しい局面でありますが、感染状況を見極めながら、観光需要の早期回復に取り組んでまいりたいと思います。

記者:ありがとうございます。

7.新型コロナ対策について(その6)

記者:先ほどの質問とちょっとかぶってしまうのですが。確認ですが、11月までの開設という県営ワクチン接種会場ですが、11月末までに希望する全県民への接種完了を目指すということでよろしいでしょうか。

知事:そういうことです。

記者:想定されるスタッフの人数とか、これは月曜日から日曜日まで毎日運営するものなのか、確認をお願いします。

知事:休みなしでやる予定ですが、どのぐらいの人数ですか。

事務局:その人数に関しましても今、調整をしているところでございまして、一番最初から大人数ということにはならないと思いますので、まずはそのやり方を工夫しながら、最大1日1,000人程度を目指したいと思っているところです。実際の数については、今後調整となります。

記者:スタッフの人数は?

事務局:スタッフの人数については、1日何人を想定するかということがきちんと決まりませんと、数が出てこないと思いますので、それも含めて現在調整中ということでございます。

記者:毎日運営ということでよろしいですか、月曜日から日曜日まで。

知事:毎日、9時から5時でいいんだっけ、6時?

事務局:9時から5時ということで調整しておりますが、それにつきましても、会場の都合等がありますので、まさに今、調整中です。もうしばらく調整の状況を見た上で、実際にどのようなことになるかというふうなことになっていくと思います。

知事:協力医師の方が、夕方5時からだったら協力するよという人がたくさん出てくれば、夜間接種ということも当然考えられると思っていますので、手を挙げてくれる医師・看護師の皆さんの希望する勤務時間帯、接種時間帯にも合わせていく必要があると思いますので9時・5時が原則ですけれども、夜間も場合によっては考えていくこともあると思います。

記者:ワクチンの相談センターの開設時間の変更についてお伺いしたいのですが、こちらは、背景としては相談件数が増えているということがあるのかということと、何人体制で24時間回すのかということを教えてください。

事務局:相談体制ということでよろしいでしょうか。
 コールセンターの方の相談体制といたしましては、数を増やして対応する予定なのですが、今までは、診療に関しての相談とか、県の警戒度というようなものに対しての相談とか御意見が多かったのですが、各市町村でワクチンの予約が始まって以降は、やはりワクチンに関する問い合わせが非常に多くなっている。特に、どこかの市町村で今日から予約が開始されるというようなときになりますと、通常の相談よりもワクチンの相談の方が増えるということがございますので、それに対応していくということで、多くしたということでございます。

記者:体制の人数は決まっていますか。

事務局:はい。7人対応で7回線だったものを、10回線ということになってございます。
 それと、夜間の高齢者に対しては、今までは副反応のことを考えて看護師さんを1人日中は配置していたのですが、夜にも副反応に関する相談が多少増えてきたということもございまして、24時間体制で看護師を配置するということもその中でやってございます。

8.県内産業政策について

記者:産業労働関係について伺いたく存じます。よろしくお願いいたします。
 新型コロナの感染状況の好転が見通せない中で、影響を受けている県内企業から、受注の不透明さとともに、特に中小からは事業資金を不安視する声が多く聞かれます。このような中で、知事として、県経済・産業の現状について、支援策も含めて、まずは御認識を伺えればと思います。

知事:例えば、本県の戦略3産業の1つである航空宇宙産業は、飛行機が飛んでいませんので、非常に受注が減って厳しい状況を通り越している。まして、航空機産業は30年先まで仕事が受注できるということでしたので高額の設備投資を行っていて、金融機関への返済、そして受注減という状況で、企業の存続が危ぶまれているとおっしゃっている方もいることを聞いておりますので、飲食店やホテル・旅館といった観光業も大変な状態ですが、それ以外の業種においても大変厳しい状態が続いていると思っております。
 県といたしましては、地域企業応援一時金などで、前年度ないしは前々年度の売り上げが一定程度減ってしまったところについては一時金を支給することにしましたが、これは中小や小規模事業所の話であって、一定程度規模が大きくなったところについては何の対策にもならないと思っております。
 ついては、早くワクチンを打って、海外旅行も安心して行けるようにしなければ、立ち直れない産業は数多くあると思っておりますので、人流に制限をかけなくていいような環境を取り戻すことが、まずは行うべきことだと思います。

9.企業等での女性登用について

記者:少し話題が変わりますが、ここ一連の女性活躍の推進を受けて、女性経営者ですとか、企業でも幹部登用がかなり目に見えて目立ってきていると思います。
 県としても、産業成長戦略の中で女性活躍の推進をうたっていますが、改めて、県内企業における女性の働きやすい職場環境の整備ですとか、県行政における女性登用について、知事の御所見をいただければと思います。

知事:県庁につきましては、年々、管理職の登用率が上がってきております。がしかし、部長級につきましては、そもそも母数が少ないということもあって、率については目に見えて上がっていくことにはなっていませんが、40代前後以下については今後、恐らく管理職に多数就いていく時代が間もなくやってくると思っておりますので、女性の登用率は、県庁内についてはもう少しの時間で顕著な数字が見られると思います。
 民間におきましては、既に女性の活躍は、起業されて業績を上げている人もいれば、目立った活躍をしている人は徐々に増えていると思っております。コロナでどの程度業績に影響が出ているかは、産業労働観光部の方で今把握中だと思いますので、その上で、女性経営者・事業主への支援ということについても、女性活躍の観点から令和3年度の中で必要な対策が望まれるということであれば、それは果断に進めていくべきだと思っておりますので、県内の女性の活躍状況について把握の上、対応して参りたいと思いますし、女性活躍応援団に登録してもらうとか、そしてまた、女性が仕事をしやすい環境づくりに結び付くようにやってきたこれまでの事業については、さらなる成果の拡大を見込んでいきたいと思います。

10.新型コロナ対策について(その7)

記者:県営接種会場に戻るのですが、細かいのですが、これは予算の規模はどれぐらいになりそうなのかということと、6月の通常会議に追加で上程される予定はあるのか、財源はどういったものが使えるのか教えてください。

知事:予算については、現在作業中で、補正予算として6月議会に提出できるよう対応してまいります。規模については、精査中でございます。

記者:もう1点、開設時期が11月末となっていることについてなんですが、これについては、知事は現時点で、県内でのワクチン接種を11月末までに完了したいというお考えでいいのか。ということであれば、市町に対してもそうなるように協力を要請していくということなのでしょうか。

知事:まず今、高齢者の7月末までの接種について、各市町は最大限の努力をしているわけですし、そこに県の接種会場で補完的な取り組みを行って何とか一日も早く終わすということが、今やるべき最優先の課題だと思いますが、このことにある程度目鼻がつくようになっていけば、次は一般接種に向けて各市町の体制をどうするか、さらには、県としても、健康の森の接種センターを高齢者の接種に向けて取り組んできたものを拡充する必要があるのか、あるいは複数のセンターを設ける必要があるのか、こういうことにもなってくると思いますので、全体の接種工程を市町と共に組み上げて、11月末の接種完了に向けたプログラムを作っていくことになると思います。

記者:ありがとうございます。

11.豚熱について

記者:豚熱の関係ですが、殺処分作業中に職員の方の事故が発生したかと思いますが、当該職員の方の現在の病状と、当該職員の方に対する補償とかについてどういった対応を考えていらっしゃるのか、お聞かせいただけますでしょうか。

知事:後段の部分が聞き取れなかったので、もう1回。

記者:職員の補償といいましょうか手当というか、そういった対応についてお聞かせいただけますでしょうか。

知事:職員が病室を訪ねて状況を確認するということは残念ながらできませんので、御両親を通じて状況の確認をすること、さらには、入院している職員が携帯電話で職場に連絡してくれる、こういった2通りの情報収集に努めております。
 お父さんからの聞き取りによりますれば、病理検査というんですか、細胞を採って状況を確認するということが終わって、次の治療計画に入っていくと聞いております。職場には体調などの連絡が定期的に入ってきている状況ですので、今後の回復状況を見守っていきたいと思います。
 補償等につきましては、退院のめどが立つ頃から検討していくことになると思います。

記者:ありがとうございました。

12.新型コロナ対策について(その8)

記者:大規模接種会場について2点お伺いしたいのですが、まず1つ目は、1日最大1,000人とした理由。なぜ1,000人という人数にされたのかが1つ。
 あとは、モデルナ製のワクチンを使う理由について教えてください。

知事:接種センターはモデルナのワクチンを使うということで、その製品が供給されると聞いております。
 間4週間を置くことになりますし、7月中に2回目の接種を終える必要がありますので、それを見ながら開設の時期を一刻も早く決定していくことになります。
 1,000人というのは、一つの単位として最大1,000人と考えましたが、運営してみて、もっといけるとなれば1,000人を超えることも可能でしょうし、医療従事者の数が確保できない、毎日は確保できないということになると、半分に減ってしまう、あるいはそれ以下に減ってしまうということもあるかもしれませんので、まずは1,000人がコンスタントに打てるように医療従事者の確保を図るということが今、課せられた課題だと思います。1,000人を超えてできることが一番いいわけでありますので、需要があるということが前提ですけれども、それも含めて検討していきますが、目標をとりあえず現段階では1,000人に置いているということでございます。

記者:ありがとうございます。

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