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更新日:2024年12月5日

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流行性角結膜炎

アデノウイルス(主に8、19、37、54型等)の感染により引き起こされる眼感染症です。
季節としては8月を中心として夏に多い傾向があります。
また、年齢では1~5歳を中心とする小児に多いですが、成人も含み幅広い年齢層にみられます。

症状や感染経路など

8~14日間の潜伏期間を経て急性に発症し、結膜の充血、まぶたの浮腫、涙、目やにといった症状が出ます。耳前リンパ節の腫れや痛みを伴うこともあります。角膜に炎症が及ぶと透明度が低下し、混濁は数年に及ぶことがあります。

感染経路は、患者の涙や目やにで汚染された手指やタオル類、ティッシュペーパー、洗面器からの接触感染です。感染力が非常に強いため、 医療機関、職場、施設などで集団感染がみられることがあります。

治療については、アデノウイルス全般について有効な薬剤はないため、対症療法的に抗炎症剤の点眼を行い、さらに角膜に炎症および混濁がみられるときは、ステロイド剤を点眼します。細菌の混合感染の可能性に対しては、抗菌剤の点眼を行います。

学校保健安全法における出席停止期間は、医師が感染のおそれがないと認めるまでです。
また、保育所における感染症対策ガイドラインにおける登園のめやすは、結膜炎の症状がなくなってからとされています。

予防対策など

予防の基本は接触感染予防の徹底です。

  • 眼疾患患者の分泌物の取扱いと処分に注意する。
  • 手洗い、消毒をきちんと行う。
    ※アルコール消毒は効きにくいため、流水と石けんによる手洗いが重要
  • 点眼瓶類がウイルスで汚染されないように注意をし、汚染された病院内の器具類はオートクレーブで滅菌するか、あるいはアルコール、ヨード剤などで消毒する。
  • タオルや枕、点眼液など目に接触するものは個人用とする。
     

出典・参考資料など

 

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参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


お問い合わせ

保健環境センター 企画情報部

〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13

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