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更新日:2023年4月24日
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後天性免疫不全症候群(エイズ, AIDS:Aquired Immunodeficiency Syndrome)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV:Human Immunodeficiency Virus)に感染することによっておこる病気ですが、HIV感染=エイズということではありません。
HIVに感染後、数年から十数年かけてHIVが徐々に体内で増えていき、免疫の働きが低下していくと、健康な状態ではかかりにくい感染症(日和見感染症)や悪性腫瘍を引き起こします。免疫力が低下することで発症する疾患のうち、指標となる23の疾患が決められており、いずれかを発症した時点で「エイズ発症」と診断されます。
現在は、HIVに感染しても、早期に治療を始め、継続することによりエイズの発症を防ぎ、感染していない人と同じように長く健康的な社会生活を送ることができるようになりました。
早期に感染を発見できるよう検査を受けましょう。
HIVに感染後、数週間以内に発熱やリンパ節の腫れ、頭痛などの風邪やインフルエンザに似た症状が出たのち、血液中にHIVの抗体ができ、無症状の期間(無症候期)に入ります。
数年から十数年かけて、HIVが徐々に体内で増えていき、免疫の働きが少しずつ低下していくと、健康な状態ではかかりにくい感染症(日和見感染症)や悪性腫瘍を引き起こすことがあります。ニューモシスティス肺炎、カポジ肉腫などの23の指標疾患のいずれかを発症した場合、エイズと診断されます。
HIVは感染力が弱く、社会生活の中でうつることはほとんどありません。
主な感染経路は、「性的接触による感染」「血液を介しての感染」「母子感染」の3つです。
このうち、性的接触による感染が最も多く、HIVに感染した人の精液・膣分泌液などに含まれたウイルスが相手の性器や肛門・口などの粘膜や傷口を通じて体内に入ることにより感染します。
感染経路は、主に「性的接触による感染」「血液を介しての感染」「母子感染」の三つに限られているため、正しい知識を持って予防対策をとることで、HIV感染のリスクを減らすことができます。
(1)「性的接触による感染」の予防
・コンドームの正しい使用
・安全な性行為の理解
(2)「血液を介しての感染」の予防
・血液が付着しやすい日用品の共用を避ける(歯ブラシやカミソリ、タオル等)
・血液に直接触れない
(3)「母子感染」の予防
・母親が投薬治療を受ける
・母乳を避け、粉ミルクで育てる等
※詳しくは専門医に相談してください
HIVの増殖を抑えて免疫力の低下を防ぐ薬(抗HIV薬)を服用します。治療によりウイルスを完全になくすことはできませんが、早期に感染を知り、治療を開始・継続すれば、HIVに感染していない人と同じように長く、健康的な社会生活を送ることができるようになります。
早期に治療を開始するためにも、HIV感染を早期に発見することが重要です。
県内の健康福祉センター(保健所)では、HIV抗体検査を匿名・無料で受けることができます。
予約が必要な場合がありますので、以下のホームページから検査実施場所及び日時等を事前に確認してください。
県内の性感染症検査実施日時
※感染直後は正確な結果が出ないため、感染が疑われる時期から3か月以上経ってから検査を受けてください。
参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区) :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市
お問い合わせ
保健環境センター 企画情報部
〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13
電話番号:028-673-9070
ファックス番号:028-673-9071