重要なお知らせ

 

閉じる

更新日:2024年7月3日

ここから本文です。

性器クラミジア感染症

クラミジア・トラコマチスによって引き起こされる性感染症です。
自覚症状がない場合が多いため、感染が拡大しやすく、若年層を中心に感染者が多いです。
感染が慢性化すると、不妊の原因になることもあります。

症状など

2~3週間の潜伏期間後、次のような症状が現れます。

【男性】

  • おしっこをした時の軽い痛み
  • 尿道からうみが出たり、かゆくなる
  • 症状のある人は半分くらい
  • 精巣のあたりが腫れて熱が出ることがある
  • 不妊の原因になることもある

【女性】

  • 症状はほとんどない(初期のおりものや軽い下腹部の痛み程度)
  • のどの違和感を起こすことがある
  • 進行すると不正出血や性交した時の痛みがある
  • 不妊の原因になったり、妊娠中だと早期流産になることもある


性交(口腔性交なども含みます)により感染します。
妊婦の感染は新生児のクラミジア産道感染の原因となり、新生児に肺炎や結膜炎を引き起こすことがあります。

治療

テトラサイクリン系薬、マクロライド系薬、ニューキノロン系薬などの抗生薬による治療が行われます。
内服治療の場合、医師の許可を得るまでは、症状が良くなっても、自己判断で内服を中断しないようにしましょう。また、医師が安全と判断するまでは、性交渉等の感染拡大につながる行為は控えましょう
また、感染の可能性がある周囲の方(パートナー等)も検査を受け、必要に応じて治療を受けることが重要です(男女間でお互いに感染させる、いわゆるピンポン感染があるため)。
 

予防対策など

  • コンドームを適切に使用する
    ただし、コンドームが覆わない部分から感染する可能性もあるため、コンドームで100%予防できると過信はしないようにしましょう。もし感染がわかった場合は、性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。
  • 患者との性交渉を避ける
  • 不特定多数との性交渉を避ける
    多数の相手と性的接触を持つと、感染する(または感染させる)リスクが高まります。
  • 県内の保健所(健康福祉センター)では、HIV検査と同時に匿名/無料で検査ができます。(※性器クラミジアのみの検査はできません)
    県内の性感染症検査実施日時をご覧ください

出典・参考資料など

 

ページの先頭へ戻る

栃木県感染症情報センタートップページへ

 

参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


お問い合わせ

保健環境センター 企画情報部

〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13

電話番号:028-673-9070

ファックス番号:028-673-9071

Email:kenkou-kc@pref.tochigi.lg.jp