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更新日:2024年1月26日

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令和6(2024)年1月24日(第14回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和6(2024)年1月24日(火曜日)午後1時30分から
場所:県庁記者会見室

(報告事項)
1.子育て応援イベント「みんなで、すくすく。とちぎこそだて博」の開催について
2.とちぎヤングケアラー・フェスティバルの開催について
3.栃木県誕生150年記念 若者未来デザインフォーラムの開催について

(質疑事項)
1.富裕層向けの観光商品開発について(その1)
2.富裕層向けの観光商品開発について(その2)
3.富裕層向けの観光商品開発について(その3)

モニター用データ(PDF:1,452KB)

(報告事項)

1.子育て応援イベント「みんなで、すくすく。とちぎこそだて博」の開催について

 子育て応援イベント「みんなで、すくすく。とちぎこそだて博」の開催について。
 「とちぎ少子化対策緊急プロジェクト」の事業の一つといたしまして、2月3日(土)10時から、「ヴィラ・デ・マリアージュ宇都宮」を会場に子育て応援イベントを開催いたします。
 ここでは、子育て世帯を社会全体で支えていくという機運を醸成するため、助産師会や県の保健師等による子育てに関する相談会を実施いたします。子ども向けには、こども駅長制服撮影会、これはJR東日本の協力をいただいております。このほか、防災ワークショップ等や大人向けには、子育てが楽になる家電体験やパーソナルカラー診断等のブースを設ける予定となっております。
 また、3人のお子さんの父親でもあります、料理研究家のコウケンテツさんのトークショーも実施し、御家族にも、これから子育てをしたいという方にも楽しんでもらえる内容となっておりますので、多くの皆様方にお出掛けをいただきたいと思います。

2.とちぎヤングケアラー・フェスティバルの開催について

 とちぎヤングケアラー・フェスティバルの開催についてでございます。
 本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを、日常的に行っている子どもである「ヤングケアラー」につきましては、昨年度、県内の実態調査を実施し、本年度から支援の取り組みを本格化しているところであります。
 ヤングケアラーにつきましては、その責任や負担の重さから、心身の健康や学業、友人関係、進路などに影響が生じてしまうことがある一方、家庭内のデリケートな問題であることなどから、一人で問題を抱え込んでしまうケースが少なくありません。
 そこで、ヤングケアラー当事者や20代から30代の若者ケアラー、各支援機関のスタッフなどが楽しみながら交流し、新たなつながりをつくるきっかけを創出するため、「とちぎヤングケアラー・フェスティバル」を開催するものでございます。
 イベントは、2月12日(振り替え休日の月曜日)12時から、インターパークの「ミナテラスとちぎ」にて開催いたします。
 当日は、有識者の講演、ピアサポート団体等の相談対応に加えまして、野外遊具などのアトラクションを複数用意し、楽しみながら交流できる内容としております。子ども・若者につきましては、申し込み不要でございますので、気軽にお出掛けをいただきたいと思います。

3.栃木県誕生150年記念 若者未来デザインフォーラムの開催について

 栃木県誕生150年記念 若者未来デザインフォーラムの開催についてでございます。
 2月24日(土)に、県誕生150年記念行事の締めくくりといたしまして、若者が豊かな発想で栃木の未来を描き、発表する「若者未来デザインフォーラム」を栃木県総合文化センターメインホールで開催いたします。
 昨年6月10日の県民の日イベントにおきましてキックオフ宣言と募集を行い、応募してくれた若者が「ミライらぼ」、「ミライACT(アクト)」、「ミライコレクション」の3つのプログラムに参加して、このフォーラムに向けて活動してもらいました。
 「ミライらぼ」につきましては、若者の興味・関心をもとに7つのグループに分かれて、「こんなとちぎにしたい!」という栃木の将来像を描くための活動を半年にわたり行っておりまして、その成果をフォーラムで発表するともに、「若者と創るミライのカタチ」をテーマとした若者とU字工事による座談会も実施いたします。
 また、「ミライACT(アクト)」は、吹奏楽や和太鼓、チアダンス、よさこい、書道パフォーマンスなどのステージパフォーマンスを制作・練習し、フォーラムで披露する。「ミライコレクション」では、高校・大学・専門学校等の19の団体が作品・活動展示を行う予定にしております。
 この観覧につきましては、既に募集を開始しておりまして、若者はもちろんのこと、若者の活躍を応援する機運醸成につながるよう、年齢を問わず多くの皆さんにぜひ足を運んでいただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます

(質疑事項)

1.富裕層向けの観光商品開発について(その1)

記者:インバウンドを含めた観光誘客について質問させていただきます。
 過日行いました福田知事へのインタビューの中で、昨年日光市で開催されたG7閣僚会合で得られた栃木の魅力発信の成果を生かして、富裕層向けのテーマツーリズムを行うと御発言されておりました。
 例として、隣県の茨城県では、海を生かした「ひたちなか大洗リゾート構想」の一環で、カジキマグロ釣りの国際大会などが開かれております。栃木県においては、そういったツーリズムの具体的な内容や時期など、栃木県の強みを含めてお聞かせただければと思います。

知事:富裕層向けの観光商品開発についてでございますが、県内観光業の持続的な発展と地域経済の活性化に向けて、現在順調に回復しているインバウンドの旺盛な観光消費活動を積極的に取り込んでまいりたいと考えております。
 そのため、今年度は国の事業を活用し、奥日光を巡る高付加価値旅行者向けツアーを造成・販売しておりますが、国との事業実施の調整等に時間を要し、ツアーの見所である奥日光の紅葉の見頃時期まで販売期間が充分に確保できなかった、また周知不足となってしまったことなどや、ツアーにおける移動手段や宿泊先等のパッケージを柔軟性のあるものにすべきであったことなど課題が残りました。
 このため、新年度にはこのような点も踏まえながら事業を展開してまいります。新たに高付加価値旅行に詳しい専門家の協力を得て、一般旅行者よりも高い経済効果をもたらす富裕層旅行者向け観光商品の創出・磨き上げや、県内事業者の富裕層受け入れ環境改善・強化に向けた伴走支援を行うべく検討を進めております。
 また、県内にある豊富な温泉とヨガ・禅等を掛け合わせた“ウェルネス”をはじめ、多彩な“ゴルフ場”、さらには、半世紀にわたって日本一の生産量を誇る“いちご”など、全国に優位性を持つとともにインバウンド誘客にポテンシャルの高い観光資源を、外国人向け体験型コンテンツとしてアレンジするなど、滞在時間や宿泊増につながる新たなツーリズムを展開してまいりたいと、取り組みを進めております。

2.富裕層向けの観光商品開発について(その2)

記者:今お話がありましたインバウンドの富裕層向けツアーでお伺いしたいのですが、例えば、今回企画された400万円のツアーのような非常に高付加価値なツアーに参加するお客さんというのは、ホテルにとどまったり、かなり一部の消費活動しかしなくて、地域のおそば屋さんに入るとかお土産屋さんでお土産を買うといった経済波及効果の部分はやや疑問があると思うのですが、あえて超富裕層にターゲットを絞る県としての狙いはどういうところにあるのでしょうか。

知事:観光庁のモデル事業を活用して取り組みをするに当たって、早く現地に着いて自然、あるいは食などを楽しんでもらえる旅行商品として、ヘリを使った商品を販売いたしましたが、残念ながら、いまだ応募者がいないという事態になってしまいました。
 必ずしも、早く現地に着くということが富裕層にとって最大の関心事かというと、私もそうではないと。それよりも、スペーシアXのラウンジを確保して、外を眺めながら、ゆったりとおいしい栃木の飲み物や食べ物を飲食しながら、自然を楽しみ、そして現地に赴いて、泊まるところは質の高いゴージャスな宿泊所を用意するにしても、それから先の行ってみたいところというのは、外国人にとって非日常のところを選択できるようにしていく。そういう考え方がこれからの富裕層向けのツーリズムには必要ではないかと思いますので、そういう点では、専門家の意見も聞きながら、どういう足の確保、さらには訪問先の観光地を組み合わせたらいいのかは、十分練り上げたものを新年度から提供していきたいと思います。

記者:ありがとうございます。

3.富裕層向けの観光商品開発について(その3)

記者:先ほどの質問と関連して、専門家の意見を聞きながらどういうものがいいのか検討するというお話かと思うのですが、2024年度に、出来上がった新しい商品の提供を始めるのか、それとも24年度は専門家の意見を聞きながら商品を具体的に考えていく期間なのか、どちらなのか確認させてください。

知事:既に担当部署では内々に話を進めているかもしれないと思っていますので、新年度のなるべく早い時期、夏の行楽シーズン、そして秋の紅葉シーズンを中心に、高付加価値商品、あるいは富裕層向けの商品をメニューとして提供できるように進めていくということになると思います。

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