重要なお知らせ
ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事記者会見 > 知事記者会見目次【令和5(2023)年度】 > 令和5(2023)年5月10日(第3回知事定例記者会見)
更新日:2023年5月12日
ここから本文です。
この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。
日時:令和5(2023)年5月10日(水曜日)午後1時30分から
場所:県庁記者会見室
(報告事項)
1.栃木県誕生150年記念 県民の日イベントについて
2.栃木県誕生150年記念 樹木パートナー事業の募集開始について
3.栃木県誕生150年記念 ベルギー王国大使館別荘の特別公開について
4.栃木県誕生150年記念 とちまるショップ開業11周年イベントについて
5.栃木県林業大学校「就業前長期研修」第一期生の募集について
(話題事項)
1.新型コロナウイルス感染症対策の大きな転換点を迎えたことについて
(質疑事項)
1.GWの県内観光地の人出について(その1)
2.新型コロナウイルス感染症について(その1)
3.GWの県内観光地の人出について(その2)
4.新型コロナウイルス感染症について(その2)
5.ベルギー王国大使館別荘の特別公開について
6.栃木県林業大学校「就業前長期研修」第一期研修生の募集について
7.新型コロナウイルス感染症について(その3)
栃木県誕生150年記念 県民の日イベントの開催についてでございます。
栃木県誕生150年記念の記念行事関連で4点報告を申し上げます。
本年4月から本実施期間がスタートしておりまして、市町、企業・団体には協賛事業等の実施に御協力をいただき、感謝を申し上げたいと思います。
来る6月15日が誕生150年となることを記念しまして、6月10日の土曜日に、県庁において記念式典及びイベントを開催いたします。
具体的には、県総合文化センター及び県議会議事堂においてオープニングセレモニーやステージイベントを開催し、さまざまや分野で活躍している若者や子どもたちの発表の機会を設けるほか、栃木の魅力を語る「U字工事ステージ」や、「歌う海賊団ッ!による子育て応援コンサート」など、幅広い世代に楽しんでいただけるような内容を企画しております。
また、県庁本館や昭和館、県民広場、芝生広場を活用しまして、150年の歴史を振り返るパネル展示や防災フェアを実施するとともに、県・市町・関係団体による事業紹介や飲食など、さまざまなブースの出展も予定しております。
ぜひ、多くの皆様に御来場いただきまして、150年という大きな節目をお祝いいただきますとともに、ふるさととちぎへの誇りと愛着を深め、新しいとちぎづくりに向かう契機としてまいりたいと思います。
2つ目には、樹木パートナーの募集開始についてでございます。
「栃木県誕生150年記念樹木パートナー事業」は、二酸化炭素の吸収源として重要な役割を担う樹木に対する理解を深め、オールとちぎによるカーボンニュートラルの実現につなげていくことを目的に、県で管理する樹木に寄附をいただく「樹木パートナー」を募集するものであります。明日、5月11日から募集を開始いたします。
寄附の対象とする樹木は10本程度で、寄附金額は1口1万円から。生誕150年ということで1本当たり150万円までの寄附を受け付けます。また、寄附をくださった方の氏名等を記した銘板を樹木周辺に設置するほか、県のホームページにおいて、いただいたメッセージを掲載いたします。
なお、寄附金は、令和4年3月に策定した「2050年とちぎカーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」における、省エネ対策や太陽光発電設備等の再生可能エネルギーの導入拡大、森林整備の推進による吸収源対策などの取り組みに活用する予定でございます。
3つ目が、ベルギー王国大使館別荘の特別公開についてでございます。
栃木県誕生150年の記念事業といたしまして、平成30年に引き続いてベルギー王国大使館の協力を得て、中禅寺湖畔にあるベルギー王国大使館別荘を特別公開いただくこととなりました。
特別公開日は、6月30日(金)から7月2日(日)の3日間です。来館者の混雑の緩和や安全確保を図るため、オンラインによる完全申し込み制とし、3日間で1,000名程度の来館を予定しています。
また、特別公開と併せまして、皇室・大使ゆかりの避暑地を旅していただくため、鉄道などとの連携で「国際避暑地日光 皇室・大使の別荘めぐり」モバイルスタンプラリー等を開催し、奥日光への誘客促進を図ってまいります。
4つ目に、とちまるショップ開業11周年のイベントについてですが、「栃木県誕生150年」と、アンテナショップ「とちまるショップ」が今月22日に開業11周年を迎えることを記念しまして、今月20日(土)、21日(日)の2日間、特別なイベントを開催いたします。
150年にちなみまして、イチゴ1パックを150円で販売するとともに、先着150名様にイチゴどら焼きをプレゼントするほか、栃木県と同様に開業150年を迎える日光金谷ホテルとコラボレーションし、人気の「百年カレーパイ」を焼きたてで販売するなど特別企画も予定しておりますので、多くの方に御来店いただきたいと思います。
金谷ホテル株式会社様の御協力に感謝申し上げますとともに、「県誕生150年」と「とちまるショップ11周年」を盛り上げ、本県の魅力を積極的にPRすることで、観光誘客にもつなげてまいりたいと思います。
報告5つ目は、林業大学校の第一期研修生の募集についてでございます。
令和6年4月に開校を予定しております林業大学校の「就業前長期研修」について、第一期研修生の募集要項を作成いたしましたのでお知らせします。
この研修では、1年間をかけて、森林・林業の基礎知識、伐採等の実践技術、スマート林業等の最新技術を習得するほか、高性能林業機械運転といった林業に必要な資格を取得するなど、これからの林業をリードする人材を育成してまいります。
定員は15名程度とし、選考は推薦と一般(前期・後期)に分けて実施をいたします。
今後、開校に向けまして、若者をはじめとした多くの方が、林業の未来に憧れを持って入校を希望し、広く県民に愛される林業大学校となるよう、その周知にも努めてまいりたいと思います。
新型コロナウイルス感染症対策の大きな転換点を迎えたことについて申し上げます。
県内で初めてコロナ患者が確認されてから3年が経過いたしました。5月8日からは、御案内のとおり、5類感染症へ位置付けが変更され、大きな転換点を迎えたところでございます。改めて、医療従事者の皆様の御尽力はもとより、市町、県民、事業者等の皆様の御理解と御協力に感謝を申し上げます。
現在の感染状況ですが、5月8日の公表をもって全数把握は終了しましたが、5月8日時点の新規感染者数は、今週先週比が1.2と、横ばいからやや増加傾向となっております。
今後の感染動向の把握は、76カ所の定点医療機関からの報告数に変更となりますが、参考までに、5月7日まで行っていた全数把握による感染者数のデータ、モニターにあるものですけれども、棒グラフを基に1年半程度遡って、定点当たりの報告数を集計して棒グラフと折れ線グラフを作成いたしました。
御覧のとおり、全感染者数と定点の報告数はおおむね同じ動向を示していることから、県としては、定点からの報告により今後とも適切に感染動向を把握し、必要な対策につなげてまいりたいと思います。
位置付け変更後も、コロナウイルスの存在自体がなくなるわけではありませんので、流行状況に関心を持ち、自らを感染症から防ぎ、身近な人を守ることは重要であり、県民の皆様には、基本的な感染対策を一人一人が継続いただきますとともに、体調不良時に備え、県のコールセンターをはじめとする相談先の確認などをお願いしたいと思います。
県といたしましても、コロナ・新ステージへの取り組み方針を踏まえ、さまざまな機会や媒体を通じて感染対策に資する情報提供を行うほか、医療に関しては、県民が身近な医療機関で受診できるよう、幅広い医療機関による自律的な医療提供体制への移行に向けて取り組みを進めてまいります。
記者: ゴールデンウイークの県内観光地の人出状況についてお伺いしたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の感染対策が大幅緩和される中、ゴールデンウイークがありました。県内の観光地における人出についてお伺いします。
知事:大型連休中の人出についてですが、終盤を除きまして、おかげさまで天候に恵まれました。昨年以上の人出でにぎわった観光地もあり、日光などでは外国人観光客も多く見受けられたとのことです。
一方で、花の開花時期が例年より早まったため、ゴールデンウイーク期間中の入り込みについては苦戦した観光地もあったようです。
スマートフォンの位置情報を元にした人流データを見ても、ゴールデンウイーク(4月29日~5月5日)の県内主要観光地の人の動きは、観光地によってばらつきがあるものの、今年同様に行動制限がなかった昨年と比較しますと、昨年をわずかに下回ったということです。なお、コロナ感染拡大前の2019年同期と比較しますと、平均で約59%であります。
昨年を下回った要因としては、今年は、先ほど申し上げましたように花の時期がゴールデンウイーク前にずれてしまったこと、また、遠方の旅行先を選んだ方や帰省を選ばれた方が多かったとも聞いておりますので、こうしたことが少なからず影響したのではないかと思います。
引き続き観光地の経済の回復を図っていく中で、新型コロナウイルス感染症に関する水際措置が終了しましたことから、特に、インバウンドの早期回復に向け、積極的に取り組んでまいりたいと思います。
記者:新型コロナの5類移行に伴っての質問です。
自宅療養者などに配布していた食料など物資の扱いについては、配布はなくなると思いますが、確保していた物資の活用方法についてどのようにお考えか、教えていただければと思います。
知事:位置付け変更に伴う備蓄物資等の取り扱いについてですが、5類に変更されたことに伴って、自宅療養者への生活支援等が終了しました。県がこれまで確保しておりましたパルスオキシメーターや防護具等の物資については、今後の感染急拡大等に備えて、引き続き必要な量を県で備蓄することとしています。
また、有効活用を図る観点から使用期限を確認した上で、パルスオキシメーターや防護具等については、医療機関や高齢者施設等に無償譲渡を行うこととしたほか、食料品等については、フードバンク団体等への寄附を進めております。
ちなみに、パルスオキシメーターは、現在13,790、栃木県として保有しております。県の今後に備えての備蓄を1,000ほど確保しまして、残り12,000については医療機関、高齢者施設、保健所、市町等へ配布する予定で、希望をとっているという状況でございます。
体温計あるいはマスク、ガウン、フェイスシールド、配食セット、食品・飲料・洗剤、こういったものについても必要な団体に提供する予定で調整を進めているところでございます。
記者:重ねて確認です。食料とかの備蓄量の数字は後で教えていただきたいのですが、基本的には、もう行き先は決まっているという感じですか、それとも手を挙げてくるところがあれば提供するというスタンスということでよろしいでしょうか、いかがでしょうか。
知事:配食セットにつきましては、約4,400セットあるのですが、5月18日までということで希望をとっている。相手先は、フードバンク団体、各市町の社協などです。
それから食品・飲料・洗剤、約2万個ありますけれども、これらはフードバンク団体へ寄附をすることで、10日ですから今日、配布完了予定となっています。
主な物品あるいは数量等についての確認は、感染症対策課の方にお願いしたいと思います。
記者:ありがとうございます。
記者:先ほどのゴールデンウイークに絡めてなんですけれども、5類になって、今後、インバウンドの回復とかいろいろ取り組まれると思うのですが、改めて、今後の観光誘客の取り組みをどういうふうにしていきたいとか、その辺の所見を伺えますでしょうか。
知事:国内からのお客様、それから海外からのお客様、2本立てで誘客対策を図っていくことになります。
国内も海外も、コロナで移動制限がかかるなどしていましたので、残念ながら、思うように誘客を図ることはできなかったし、今なおコロナに対する感染という懸念があって、自由に誰もが移動するという状況にはなっていないと思います。
つきましては、感染対策をしっかりしながら、感染者数が1週間に1回これから公表になっていくわけですが、栃木県は安全なところであるということをアピールしていく必要があると思います。その上で、国内、さらには国内では修学旅行、そしてインバウンドに必要な情報発信などをSNS等を活用しながら行って、誘客対策に結び付けてまいりたいと思っています。
栃木の良さというものが少しずつ国内外に浸透しつつあると実感していますので、これから勝負をかけていきたいと思います。
記者:5類に移行された件で1点お伺いしたいのですが、今回からこの定例記者会見の会場が10階になったということと、知事の前に設置されていたパーティションも取り外されて、およそ3年ぶりのことと聞いているのですけれども、こういった通常に戻ってきている変化があるのかなと思うのですが、これについて知事の今の受け止めをお聞かせいただければと思います。
知事:第一印象は、明るくなったかなと。パーティション越しで会見をするとか、あるいは8日以降の懇親会などもパーティションのあるところには遭遇しておりませんので、そういう点では、よりコミュニケーションがとりやすくなった。さらに、マスクを外して会話をすることもかなうようになりましたので、あなたの顔はこういう顔だったねと、顔を見ながら話をすることもできるようになりましたので、そういう点では3年前のコロナ前に着実に戻りつつあると思っております。
明るく、そして元気に、さらには楽しく愉快な栃木づくりに結び付けていきたいと思います。
記者:ありがとうございます。
記者:ベルギー王国大使館別荘についてお訪ねしたいと思います。
ベルギー王国大使館別荘について前回5年前に行われたときは、ベルギーの代理臨時大使の方からお話があって特別公開になったという経緯があったと思います。
今回、5年ぶりに特別公開になったことにつきまして、今回の経緯についてお尋ねしたいと思います。
知事:5年前は、中禅寺湖畔に別荘ができてちょうど90年という節目でしたので、ベルギー大使館側から一般公開について申し出をいただきました。
今回は、ちょうど5年経ちまして95周年ということと、栃木県誕生150年ということと、私どもからもぜひ公開してほしいというお願いをしましたし、節目の年でもあるということで、大使館側も快く応じてくれたと。
しかし、前回は12日間で1万人を越える来場者があって、近隣に御迷惑をおかけした。大使館側にもかけたのかもしれませんけれども。そういうこともありまして、今回は期間を短縮し、さらにはウェブでの完全予約制ということで、周辺の方々にも御迷惑をかけないように、粛々と御覧になっていただくような仕組みに変えた上で、大使館の特別公開に備えていきたいと思います。
記者:今回、6月30日、7月1日、2日と3日間にわたって行われるということなのですが、こちらの開催というのはG7に関連して行われるという認識でよろしいでしょうか。
知事:それも意識しながら、大使館側でもこの3日間であれば可能ということで、両者の思いが一致したということだと思います。
記者:ありがとうございます。
記者:県林業大学校についてお尋ねしたいと思います。
本県林業大学校が来年4月に開校することになって、林業界を将来担う若い世代の方々の育成の準備が着々と進んできているなと感じます。
来年4月開校ということにつきまして、今回は応募募集ということで、知事の所感をお尋ねしたいと思います。
知事:第一期の研修生の確実な確保が必要ですので、推薦選考と一般選考で15名程度を予定しておりますが、確実な確保に向けて取り組んでいきたい。
ついてはオープンキャンパスを開催する予定としておりますので、入校相談会なども含めて、随時対策を講じてまいりたいと思います。
また、県内高校生を対象とした林業就職説明会、高校生対象ですけれども刈り払い機の体験とか現場見学などの体験会を活用しまして、林業大学校のパンフレットを配布するなどし、周知も図ってまいりたい。
さらに、首都圏の就業希望者向けのセミナーやSNSなどの広報媒体などで、県内外に栃木県林業大学校をPRしてまいりたいと思っております。
募集要項につきましては、林業木材産業課、林業センター及び林業大学校のホームページなどからもダウンロードできるようにしてまいりたいと思いますし、環境森林部の出先でも入手できるようにするなどしながら、第一期研修生の確保をしっかり行って、人材育成につなげてまいりたいと思います。
記者:ありがとうございました。
記者:コロナの関係で2点お伺いします。
少し繰り返しになるかと思うのですが、先ほどの全数把握から定点把握への変更で、このグラフを見るとおおむね同様の動向ということなので、これが定点当たりの報告になっても流行の動向は確認できるという認識でよろしいのでしょうか。
知事:棒グラフと折れ線グラフが軌跡を描いておりますので、そういう点では、76の医療機関での定点把握で、流行期に入る、あるいは収束期に入るといった予測はできるのではないかと思っております。1週間ごとの公表になってまいりますが、それらの数字をしっかりとお聞きをしながら、県民の皆様方への呼び掛けも着実に行って、感染拡大の防止にもつなげてまいりたいと思います。
記者:これは事務方だと思いますが、この折れ線グラフの第8波が一番大きいかと思うのですが、定点当たりの報告数の実数、この一番大きいところと一番直近の数字を教えてください。
事務局:定点当たりの報告数の一番高いところは、おおむね第8波のところは40ということで、これは76地点の全体の報告数を76で割った数字なので、40×76というところがおおむねの数になります。
記者:直近の数字、一番下のところは。
事務局:下のところはこの数字だとちょっと分かりにくいので、そこは後で確認させてください。1前後かと思いますが。
お問い合わせ
広報課 報道・放送担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館3階
電話番号:028-623-2164
ファックス番号:028-623-2160