新型コロナウイルス感染症における基本的な感染対策について
【目次】
基本的な感染防止対策|手洗い|咳エチケット|3つの「密」を避けて外出しましょう|家庭内で新型コロナウイルス感染症が疑われる方がいる場合の注意点|感染リスクが高まる「5つの場面」|その他の対策|
新型コロナウイルス感染症の予防について
新型コロナウイルスの主な感染経路は、「飛沫感染」と「接触感染」が考えられています。感染を予防するためには、基本の「手洗い」と「咳エチケット」を徹底することが大切です。
飛沫感染 |
感染者の飛沫(くしゃみや咳で飛び散るしぶき、つばなど)又はエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を口や鼻などから吸い込むことで感染します。
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接触感染 |
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物(ドアノブ、蛇口など)に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
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基本的な感染防止対策について
- 感染リスクが高まる5つの場面に注意
・飲酒を伴う懇親会等
・大人数や長時間におよぶ飲食
・マスクなしでの会話
・狭い空間での共同生活
・居場所の切り替わり
- 身体的距離の確保
・人との間隔はできるだけ空けましょう。
・会話をするときは、できるだけ真正面を避けましょう。
- マスクの着用・咳エチケット
・「会話する=マスクする」を実践しましょう。
・外出時や屋内でも会話をするときは、症状がなくてもマスクを着けましょう。
・咳エチケットを徹底しましょう。
※マスク等の着用が困難な方に対する配慮も忘れずに(外部サイトへリンク)
- 手洗い
・家に帰ったら、まず手や顔を洗いましょう。
・30秒程度かけて、水と石けんで丁寧に洗いましょう。
・こまめに手洗い、手指消毒(外部サイトへリンク)もしましょう。
- 換気
・空気中に漂うウイルスを減らすためには、換気をしましょう。
・風の流れができるよう、2方向の窓を開けて換気をしましょう。
・窓が1つしかない場合は、入り口と窓を開け、換気をしましょう。
・お店の換気対策として、効果的な換気とCO2センサーを正しく活用(外部サイトへリンク)しましょう。
- お店の換気対策として、効果的な換気を正しく行いましょう。
- 3密の回避
・「3密」が重なる場面はもとより、「密閉」、「密集」、「密接」のそれぞれについて徹底的に回避しましょう。
・密閉空間を避けるため、こまめに換気をしましょう。
・密集を避けるため、人と人との距離を取りましょう。
・密接した会話や発声は、避けましょう。
- 適切な運動や食事
・免疫力を高めるため、十分な休養とバランスの取れた食事を心がけ、適度な運動をしましょう。
- 健康チェック
・毎朝、体温測定しましょう。
・発熱や風邪の症状があるときは、無理せず自宅で療養しましょう。
ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や食事の前などには、こまめに、正しい手順で手洗いを行いましょう。

(出典:厚生労働省)
※アルコール消毒でなくても、石けんを使用したこまめな手洗いで十分に効果が得られます。(外部サイトへリンク)
感染症予防のためには、こまめな手洗いを心がけましょう。
歌に乗せて、手洗い方法をご紹介します。
くしゃみが出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれません。次のような「咳エチケット」を心がけましょう。
- マスクを着用します。
- ティッシュなどで鼻と口を覆います。
- とっさの時は袖や上着の内側で覆います。
- 周囲の人からなるべく離れます。


(出典:厚生労働省)
以下の3つの条件がそろう場所は、患者のクラスター(集団)発生のリスクが高いと考えられています。
外出するときは、こうした場所を避けるようにしましょう。

(出典:厚生労働省)
ご家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合には、同居されているご家族は以下の8点にご注意ください。
(1)部屋を分けましょう
(2)感染が疑われる家族のお世話はできるだけ限られた方で行いましょう
(3)マスクをつけましょう
(4)こまめに手を洗いましょう
(5)換気をしましょう
(6)手で触れる共有部分を消毒しましょう
(7)汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう
(8)ゴミは密閉して捨てましょう
具体的には、厚生労働省作成のリーフレット(外部サイトへリンク)をご覧ください。
新型コロナウイルス感染症対策分科会において、感染リスクが高まる「5つの場面」について紹介しております。詳細については、こちら(外部サイトへリンク)をご覧ください。

寒冷な場面における新型コロナ感染防止等のポイント
- 基本的な感染防止対策の実施
・マスクを着用(ウイルスを移さない)
・人と人との距離の確保(1メートルを目安に)
・「5つの場面」「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」を参考に(外部サイトへリンク)
・3密を避ける、大声を出さない
- 寒い環境でも換気の実施
・機械換気(外部サイトへリンク)による常時換気を(強制的に換気を行うもので2003年7月以降は住宅にも設置。)
・機械換気(外部サイトへリンク)が設置されていない場合は、室温が下がらない範囲で常時窓開け(窓を少し開け、室温は18℃以上を目安)
また、連続した部屋等を用いた2段階の換気も考えられる(例:使用していない部屋の窓を大きく開ける)
・飲食店等で可能な場合は、CO2センサーを設置し、二酸化炭素濃度をモニターし、適切な換気により1000ppm以下を維持
※冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法(厚生労働省)
- 適度な湿度(湿度40%以上を目安)
・換気しながら加湿を(加湿器使用や洗濯物の室内干し)
・こまめな拭き掃除を

(外部サイトへリンク)※新型コロナウイルス感染症対策推進室(内閣官房)HPより
- 普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。
- 発熱などの風邪の症状があるときは、学校や会社を休むなど、外出を控えましょう。