ホーム > とちぎの文化情報について > 文化通信 > 知らない鹿沼がきっと見つかる「蔵出し!鹿沼の文化財」展
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更新日:2017年12月16日
鹿沼市では、鹿沼市文化活動交流館において企画展「蔵出し!鹿沼の文化財」を開催中です。
今回の企画展では、近年に調査・収集した資料や、これまで公開していなかった資料を展示しています。
ここでは展示の見どころを紹介します。
考古コーナーでは、鹿沼の中世城館に注目した展示を行っています。
鹿沼は、宇都宮氏と壬生氏の勢力の「境目」でした。各地に築かれた城館跡からは多くの出土品が見つかっています。
写真は、展示資料の一つで、中世の茂呂城跡から出土した39種類3015枚の渡来銭です。重量は10kgにも及びます。
この他にも鹿沼城跡出土の鳥が描かれた「かわらけ」や、独鈷山城跡出土の青銅製灯明皿など見どころは多数あります。
戦後、連合国軍は全国各地の刀剣類を接収東京赤羽にあった兵器補給廠に集めました。これらの刀剣は「赤羽刀」と呼ばれ、現在は全国の公立博物館などへ譲与されています。鹿沼市は、鹿沼宿を拠点に諸藩に召し抱えられた刀匠細川氏の刀をはじめ7口を受け入れました。
本企画展では、赤羽刀とあわせて、県指定文化財の細川正平の刀も展示しています。
展示室の後半には、栃木県立博物館のご厚意によって展示が実現した全国的にも珍しい白いタヌキの剥製が登場します。
このタヌキは平成23年、鹿沼市日吉町の路上で死亡していたもので、白変個体といいます。ぜひ直接ご覧ください。
白タヌキの他、自然コーナーでは鹿沼の鉱石コレクションや、国特別天然記念物カモシカの剥製や骨格標本、そして鹿沼で起きた法学界でも著名な事件「タヌキ・ムジナ事件」を取り上げています。
【会期】 平成29年12月12日(火)から平成30年2月12日(月・祝)まで
【場所】 鹿沼市文化活動交流館 郷土資料展示室
【入場料】 無料
【イベント】
<ギャラリートーク> 平成30年1月13日(土)・27日(土) 午前10時~11時 ※申し込み不要
紹介した資料の他にも、多くの新資料を展示しています。皆様のご来場をお待ちしております。
鹿沼市文化課
0289-62-1172
お問い合わせ
文化振興課
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 本館7階
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