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ホーム > 教育・文化 > 生涯学習 > 生涯学習推進 > 「ふれあい学習」について > あすのPTAのためのハンドブック > 第11章 現代的課題とPTA
更新日:2010年11月30日
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社会の急激な変化に伴う諸課題に対応するために、どのようなことに配慮すべきでしょうか。
社会生活を送る上でのさまざまな課題の中で、特に現代に生きる市民として学んでおくべき課題を「現代的課題」とよんでいます。
具体的には、科学技術の高度化、情報化、国際化、高齢化、少子化、環境問題、消費者問題、価値観の変化と多様化、男女共同参画社会の形成、家庭・地域の変化等の課題が挙げられます。
経済活動のグローバル化や情報通信技術の進展等により、経済、文化・芸術、スポーツ等の様々な分野において、国境を越えた人的・物的交流が急速に活発化しています。
一方、国内においては、在住外国人の定住化傾向が進んでおり、本県においても、平成23年12月末現在の外国人登録者数は30,967人と、県人口の約1.55%を占めています。
このように国際化が進む地域社会において、日常生活をスムーズに営むためには、地域の1人1人が生活者として、異なる文化・習慣を理解し、尊重する姿勢・多文化共生の意識を身につけることが大切です。
このようなことを、子どもたちは学校でも学んでいきますが、家庭や地域での大人たちの言動に大きな影響を受けます。このため、まずは大人たちが国際理解の姿勢・多文化共生の意識を身につける必要があるということに、PTAとしては配慮する必要があります。
県では、国・市町・民間団体等と連携し、日本人と外国人が互いに尊重し、責任を分かち合いながら、共に安心して暮らすことのできる多文化共生の地域づくりを推進しており、多言語による相談窓口の設置や生活情報の提供、国際理解講座の開催、外国人も参加する防災訓練の実施など、様々な取組を行っていますので、こうした機会を活用するのも良いでしょう。
公益財団法人 栃木県国際交流協会
TEL 028(621)0777 FAX 028(621)0951
国際的な取組が求められている地球温暖化などの地球環境問題、大気や水の汚染、廃棄物の投棄などの日常生活に直接結びつく生活環境問題、森林や動植物の生態系破壊などの自然環境問題等、近年、私たちを取り巻く環境問題は多岐にわたっており、また、それらは密接に関わりあっています。これらの環境問題に対処するため、平成18年の「教育基本法」の改正では、環境教育が教育目標の一つに掲げられ、また、県の「とちぎ教育振興ビジョン(三期計画)」においても、環境教育の充実が掲げられました。私たち一人ひとりも、環境問題に関する理解と関心を深め、日常生活において自主的に環境保全活動に取り組んでいくことが求められています。
環境教育は、他の課題と同様、学校教育の中で行われていますが、環境は特に地域生活と密着した問題です。PTAとしては、地球環境問題、地域の環境問題について学習の機会を設け、理解を深めることが大切です。
また、地域環境を大切にしようとする態度を子どもたちに身につけさせるには、地域の大人たちであるPTAが率先してその態度を示すとともに、環境美化活動や自然観察など子どもたちとともに活動する機会を設けることが大切です。これらの活動を行う際には、地域の自治会や環境保護サークル等と連携するのも良いでしょう。
栃木県保健環境センター
TEL 028(673)9070
栃木県環境森林部気候変動対策課
TEL 028(623)3262
お問い合わせ
生涯学習課
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