重要なお知らせ
更新日:2016年5月10日
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本年4月に新たに所長となりました。どうぞよろしくお願いいたします。
日頃から、県北地域の家畜衛生の推進につきまして御理解と御協力をいただき感謝申し上げます。
管内の家畜衛生状況につきましては、平成27年度は、監視伝染病では、牛のヨーネ病、牛伝染性鼻気管炎、豚流行性下痢などの発生がありましたが、大きな流行には至らずおおむね平穏に経過しました。これも、生産者をはじめとした関係者の皆様の日々の努力によるものと深く感謝いたします。一方、国内でも、口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザなどの重大な家畜伝染病の発生は無くおおむね平穏な1年でしたが、相変わらず近隣諸国ではこれらの病気が継続的に発生しており、特に韓国では、今年に入ってからも口蹄疫と高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されており、人や物を介した国内への侵入リスクは依然高い状況にあります。関係者の皆様には、引き続きこれらの病気の侵入防止の徹底に御協力をいただきますようお願いいたします。
さて、栃木県では、今年度、「成長産業として進化する農業・栃木」を基本目標とした新たな農業振興5か年計画「とちぎ農業“進化”躍動プラン」をスタートしました。TPPへの不安など厳しさを増す農業情勢の中、6つの基本施策に沿った7つのリーディングプロジェクトを重点的・戦略的に展開し、「稼げる農業」の展開と「棲みよい農村環境」の整備により、10年後、「子供たちに夢を与え、人を惹きつける魅力ある農業・農村」の実現を目指すこととしております。畜産分野においても、本プランに沿って、「国際化に対応できる収益性の高い畜産経営の確立」のため、規模拡大やコスト削減、省力化、輸出促進等を推進し、生産基盤の強化と経営の安定化を図ることとしており、当所においても、「畜産の元気を支える」をキャッチフレーズに、①家畜伝染病の発生予防とまん延防止、②損耗防止による生産性向上と安全な畜産物の供給、③獣医療法・家畜改良増殖法・医薬品医療機器等法の法令遵守、④死亡牛BSE検査、⑤放射性物質対策の推進に重点的に取り組み、家畜衛生面から畜産経営の収益向上を支援して参ります。
畜産経営の持続的・安定的な発展には、病気がないことが大前提であり、生産現場における家畜衛生の向上、即ち、飼養衛生管理基準の遵守の徹底が何より重要であります。関係機関・団体の皆様におかれましては、家畜衛生の重要性を御理解いただき、引き続き当所業務の円滑な実施に御協力くださるようよろしくお願い申し上げます。
このたび、平成27年度の業務実施状況を「事業概要」として取りまとめましたので、御活用いただければ幸いです。
平成28年4月
栃木県県北家畜保健衛生所
所長 田島 和彦
お問い合わせ
県北家畜保健衛生所
〒329-2747 那須塩原市千本松800-3
電話番号:0287-36-0314
ファックス番号:0287-37-4825