重要なお知らせ
更新日:2022年10月11日
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エムポックスは、エムポックスウイルス(オルソポックスウイルス属)によって感染する病気です。
これまでアフリカ大陸の流行地域(アフリカ大陸西部から中央部)で主に発生が確認されていましたが、令和4(2022)年5月以降、エムポックス流行国への海外渡航歴のないエムポックス患者が欧米等を中心に世界各国で確認されています。
日本では、令和4(2022)年7月に国内1例目が確認され、令和5(2023)6月23日時点で計185例の患者が報告されています。
報告されている事例の中には、本人に海外渡航歴がなく、海外渡航歴のある者との接触歴が確認できない事例も報告されています。
※令和5(2023)5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。
水ぶくれを伴う発疹に加え、多くの場合、発熱、寒気、倦怠感(だるさ)、リンパ節の腫れ、頭痛、筋肉痛などの全身症状が現れます。
発症から2~4週間で自然に治るとされていますが、小児や患者の健康状態などにより重症化することがあるため、注意が必要です。
※2022年5月以降の欧米を中心とした流行では、以下のような、これまで知られていた症状とは異なる報告も見られます。
通常6~13日(短い場合5日、長い場合21日のこともある)とされています。
感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む)が中心です。患者と長時間、近距離で対面することでの飛沫感染もあります。
新型コロナウイルス感染症と異なり、人から人への感染は簡単には起こりません。
WHOによると現在報告されている患者の多くは男性であり、そのほとんどが男性同士の性的接触がある男性ですが、女性や小児の感染も報告されています。
※特定の集団や感染者、感染の疑いのある者等に対する差別や偏見は、人権の侵害につながります。
エムポックスを疑う症状がある場合には、最寄りの医療機関に相談してください。
医療機関を受診する際には、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどで覆うなどの対策をした上で受診してください。
エムポックスとは(英語版)What is Mpox?(PDF:113KB)
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