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更新日:2024年11月19日
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ツヤハダゴマダラカミキリは、アキニレ、カツラ、トチノキ、エンジュなど、幅広い樹種の樹木の内部を食い荒らし枯らしてしまう外来種で、特定外来生物に指定されています。
なお、疑わしいカミキリムシを発見した場合には、お近くの環境森林事務所又は自然環境課までご連絡下さい。
栃木市、小山市、大田原市、那須塩原市、野木町、那須町において、発生が確認されています。
成虫の体長は、約2.0センチから3.5センチです。全体的に光沢のある黒色で、在来種のゴマダラカミキリとよく似ています。主な形態の違いは次のとおりです。
・ゴマダラカミキリは胸部に2つの白紋があるが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない
・ゴマダラカミキリは上翅基部の表面に突起がありボツボツしているが、ツヤハダゴマダラカミキリは滑らか
・ゴマダラカミキリは小楯板(羽の合わせ目の三角の部分)に白色軟毛があり白くなっているが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない。
出典:林野庁「外来種ツヤハダゴマダラカミキリの被害モニタリング等について」
中国~朝鮮半島
卵から生まれた幼虫は、樹木内部に入り込み、樹木の内部を食い荒らします。
しばらく樹木の内部で過ごし、5~10月に樹木から10~15mmの脱出孔を開け脱出します。
在来のゴマダラカミキリの脱出口が地際から高さ20㎝くらいまでに集中するのに対し、ツヤハダゴマダラカミキリの場合は、樹木のより高い位置も含め全体にみられる特徴があります。
雌の寿命は2週間~60日ほどで、産卵数は50個ほどといわれています。
トチノキ
成虫を見つけた場合には、捕殺してください。
樹木に被害(幼虫に食害されている)がある場合には、被害木から成虫が出てきて他に被害が拡大するのを防ぐことが重要です。
被害の拡大防止には、伐採が最も有効な対策です。伐採は、成虫の発生しない時期(10~4月)に行い、伐採した木は放置せず焼却等を行い、成虫の拡散を防止してください。
伐採できない木については、排糞孔(幼虫がフラスを出す穴)から薬剤を注入し幼虫を駆除する方法やカミキリ類に登録のある農薬を樹幹散布する方法があります。
ツヤハダゴマダラカミキリ / 国立環境研究所 侵入生物DB (nies.go.jp)
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県北環境森林事務所 | 大田原市本町2828-4 那須庁舎 | 0287-23-6363 | 大田原市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町 |
県南環境森林事務所 | 佐野市堀米町607 安蘇庁舎 | 0283-23-1441 | 足利市、栃木市、佐野市、小山市、下野市、壬生町、野木町 |
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