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ホーム > くらし・環境 > 自然・動植物 > 外来生物対策 > 栃木県内における外来種対策の取組事例等 > 特定外来生物「ヒアリ・アカカミアリ」について
更新日:2019年4月15日
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本県におけるヒアリ・アカカミアリ確認事例は以下の通りです。
番号 | 種別 | 確認地点 | 確認日 | 確認状況 | 個体数 | 備考 |
1 | アカカミアリ | 宇都宮市 | 2019年4月15日 | 住居の屋内 | 無翅女王アリ1個体 | 記者発表資料(PDF:56KB) |
2 | ヒアリ | 宇都宮市 | 2021年9月27日 | 輸入貨物の荷台 | 働きアリ数十個体 | 記者発表資料(PDF:206KB) |
3 | ヒアリ | 宇都宮市 | 2021年11月2日 | 個人が購入した製品の梱包内 | 死骸1個体 |
特定外来生物に指定されているヒアリは、南米中部が原産の赤褐色の小型のアリです。
体長は2.5ミリメートルから6ミリメートルで、刺されると火傷のような激しい痛みが生じます。
現在は米国をはじめ、中国、台湾などの環太平洋諸国に定着しています。
日本ではまだ定着は確認されていませんが、海外からの貨物を扱う県外の港湾等において侵入が確認されています。
環境省提供 |
・体長は2.5mm~6.0mm ・全体的に赤茶色で、腹部は黒っぽい赤色 ・触角は10節に分かれている ・触角の先端2節がこん棒状 ・前伸腹節にトゲや突起がない ・胸部と腹部の間の腹柄が2節になっている ・腹部先端に毒針がある(見えないこともある) ・土で大きなドーム状のアリ塚を作る |
特定外来生物に指定されているアカカミアリは、アメリカ合衆国南部から中南米にかけてが原産で、現在は世界各地の熱帯やフィリピン、台湾などに定着しています。
日本では小笠原諸島の硫黄島や、沖縄県の米軍基地周辺に定着が確認されています。
体長は3ミリメートルから8ミリメートルで赤褐色の小型のアリです。
ヒアリに比べると毒は弱いとされていますが刺されると激しい痛みが生じます。
まずは下記の問い合わせ先までご連絡下さい。
※国内には赤いアリが何種類も生息しており、赤いアリが必ずヒアリやアカカミアリとは限りません。
1近くに海外と取引が行われている事業所などがありますか。
2海外からのコンテナや、段ボールなどについていたものですか。
1写真や個体により判定しますので、疑わしいアリがいたら熱湯や殺虫剤で2~3匹捕殺してください。
(在来種を駆除してしまうと外来種が入りやすくなることがあります。)
2写真の場合は、出来るだけ拡大した写真を送付して下さい。
【写真を撮る場合のポイント】
・触角を中心に頭部を撮る
・胸部と腹部の間の間の部分が見えるように横から撮る
・体長が分かるように横から撮る際にメジャーを添える
3判定については専門家にお願いして意見を聞く場合があるため、時間がかかることがありますのでご了承下さい。
万が一、疑わしいアリに刺された場合、体調に変化がなくても20~30分程度は刺された部位を冷たいタオルや保冷剤などで冷やしながら安静にし、様子を見てください。(万が一に備え、なるべく一人にならないようにしましょう。)
じんましんや体調不良などの異常を感じた場合はすぐに医療機関を受診してください。
人によって、症状は大きく異なりますが、焼けるような激しい痛みを感じ、刺された部位は時間がたつと膿がたまったようになります。軽いかゆみが出ることもあります。
また、ヒアリ類の毒にアレルギーを持っていると、じんましんが現れたり、強いアレルギー反応を引き起こすと、呼吸困難、激しい動悸やめまい等の症状を引き起こすこともあります。
(参考)ストップ・ザ・ヒアリ(環境省作成資料)(PDF:1,431KB)
・ヒアリに関する諸情報について
特定外来生物ヒアリに関する情報(環境省HP)(外部サイトへリンク)
・ヒアリの同定方法について
ヒアリの簡易的な見分け方(暫定版)(環境省作成資料)(PDF:139KB)
特定外来生物のヒアリが、全国の港湾内や中国等から輸入されたコンテナ内部・積荷等から確認されています。
環境省では正確な情報発信及び不安解消のために「ヒアリ相談ダイアル」を開設していますのでお知らせします。
電話番号0570-046-110
土日祝日を含む毎日(ただし12月29日から1月3日を除く)
午前9時から午後5時まで
一部機種では利用できないため、その場合は「06-7634-7300」にご連絡下さい。
通信料は発信者の負担となります。
詳しくは環境省ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧下さい。
<事業者の皆様へのお願い>
コンテナの開封時等にヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナのどの箇所にどの程度の生きたアリ類がいるか等、状況を確認してください。
多数の生きたアリ類の集団がいる(予想される)場合は、コンテナの扉を閉めて逃げ出さないように静置してください。そのうえで、関係機関(湾内管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所等)に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。可能であれば、強粘着の布ガムテープでコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないよう対応してください。
アリ類が少数しかおらず、逃げ出す恐れのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等で、その場で駆除してください。その上で、関係機関に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。
詳しくは、環境省の「ヒアリの防除に関する基本的考え方Ver.3.1」(環境省作成)のP.19~24を参照してください。
各市町の外来生物担当課
環境省関東地方環境事務所
(栃木県の問い合わせ先)
相談窓口 |
所在地 |
電話番号 |
管轄区域 |
県西環境森林事務所 | 日光市瀬川51-9 | 0288-21-1178 | 鹿沼市、日光市 |
県東環境森林事務所 | 真岡市荒町116-1 芳賀庁舎 | 0285-81-9001 | 宇都宮市、真岡市、上三川町、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町 |
県北環境森林事務所 | 大田原市中央1-9-9 那須庁舎 | 0287-23-6363 | 大田原市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町 |
県南環境森林事務所 | 佐野市堀米町607 安蘇庁舎 | 0283-23-1441 | 足利市、栃木市、佐野市、小山市、下野市、壬生町、野木町 |
矢板森林管理事務所 | 矢板市鹿島町20-22 塩谷庁舎 | 0287-43-0427 | 矢板市、さくら市、塩谷町、高根沢町 |
自然環境課 | 宇都宮市塙田1-1-20 | 028-623-3207 |
お問い合わせ
自然環境課 自然保護担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階
電話番号:028-623-3207
ファックス番号:028-623-3259