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ホーム > くらし・環境 > 自然・動植物 > 外来生物対策 > 栃木県内における外来種対策の取組事例等 > 特定外来生物「オオクチバス・コクチバス」について
更新日:2020年7月31日
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食用や釣り対象魚として大正時代に導入された魚類で、総称『ブラックバス』として知られています。現在、日本国内のほぼ全域に侵入しており、栃木県でもほぼ全域に広がっています。
外来生物法に基づく『特定外来生物』に指定されており、栽培、保管、運搬、野外に放つこと、譲渡することなどが禁止されています。(本県では、キャッチアンドリリースも栃木県内水面漁場管理委員会指示により禁止されています)
(写真:環境省提供。左:オオクチバス、右:コクチバス)
[国] 特定外来生物(外来生物法)、緊急対策外来種(生態系被害防止外来種リスト)
[県] 優先対策種(県対策方針)
分類:スズキ目サンフィッシュ科
自然分布:北アメリカ
生息環境:
オオクチバス…山上湖、ダム湖、平地の天然湖沼、小規模なため池から河川中~下流域、汽水域に至る多様な水域
コクチバス…原産地では、オオクチバスよりも寒冷な水域に分布する傾向あり
捕食や競争を通じ、様々な在来種(魚類、水生昆虫など)に直接的または間接的な影響を及ぼしています。
レッドデータブックとちぎ2018では、ミヤコタナゴ、ルリイロトンボ、ツマグロトビケラ、エグリトビケラ、その他多くのゲンゴロウ類やトンボ類などが、生存の脅威として「外来魚による捕食等」を挙げています。
また『高瀬ジュンサイ・ヒツジグサ群落』(那須烏山市)も、生存の脅威として「外来魚による捕食等」を挙げており、生態系全体への影響がうかがわれます。
栃木県内では、絶滅のおそれのある種であるミヤコタナゴ生息地においてオオクチバスの駆除を行っているほか、水産資源保全の観点から県内各地の河川においてオオクチバス、コクチバスなどの駆除を行っています。
環境省「日本の外来種対策」>特定外来生物等一覧(外部サイトへリンク)
国立環境研究所「侵入生物データベース」(外部サイトへリンク)
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