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更新日:2024年4月16日

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いちごのルーツ

 

いちごのルーツ

 

野生のいちごは、ヨーロッパではすでに石器時代から食べられていました。
現在、栽培されているいちごは、18世紀にフランスにおいて、北米東部原産のフラガリア バージニアナと、南米チリ原産のフラガリア チロエンシスが交雑して出来たフラガリア×アナナッサ デュセーヌ(オランダイチゴ)です。

フラガリア バージニアナ フラガリア チロエンシス

 

日本でも野生のいちごは食べられていました。
日本の野生種はシロバナノヘビイチゴとノウゴウイチゴの2つがあります。

 

 

シロバナノヘビイチゴ ノウゴウイチゴ

 

日本にフラガリア×アナナッサ デュセーヌ(オランダイチゴ)が伝来したのは、江戸時代後期と推定されています。
明治初期になると栽培用の品種がアメリカから導入されましたが、日本の気象にあわずなかなか栽培は広がりませんでした。

日本で栽培が広まったのは、国内初のいちご品種「福羽」が誕生してからです。この品種は、明治時代に福羽逸人が外国から種子を取り寄せ育成したもので、日本の気象風土によくあったため栽培が広まりました。

その後、様々な研究機関でいちごの育種が行われ、「宝交早生」「麗紅」「女峰」「とよのか」など数々の品種が誕生しました。
そして、福羽の誕生から約100年以上が経過し、栃木県農業総合研究センター(旧栃木県農業試験場)で「とちおとめ」や「とちあいか」が誕生しました。
これらの品種はいずれも福羽の血を受け継いでいます。

 

いちごのルーツについては諸説あります。

(2024年4月)

お問い合わせ

農業総合研究センターいちご研究所

〒328-0007 栃木市大塚町2920

電話番号:0282-27-2715

ファックス番号:0282-27-8462

Email:nogyo-s-ichigo@pref.tochigi.lg.jp