重要なお知らせ
更新日:2023年9月7日
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地域の農林水産物を有効活用するため、地域の食品産業を中心とした多様な関係者が、それぞれの経営資源を結集するプラットフォームを設置して社会的課題の解決を行う新たなビジネスを創出していく仕組みです。
食は県民の心身の健康に必要不可欠であり、本県では、食事を支える米や生乳など基幹的な農畜産物が豊富に得られる恵まれた地域です。こうした誇れる地域の農業について県民が理解を深め、将来の健康づくりにおいて地元の農産物を積極的に食生活に取り入れていく意識改革に向けて、“とちぎLFP”は取り組んで参ります。
キーワードは“酪農”です。
酪農県として、私たちの食生活を支えている乳製品の重要性を消費者が再認識し、生乳の利用を消費者・実需者ともに積極的に行っていくことを目指して、本年度のローカルフードビジネスは、新しい家向け乳製品の開発を目指して取り組みます。
本事業は、多様な分野の方々が一堂に会して、特定のテーマについて情報を集積し「食と農」をあらためて議論する、新しい試みです。
令和5年7月28日に、プラットフォームのメンバーを募った最初の交流会を開催しました。プラットフォームには、昨年度の構成事業者の多くに引き続き賛同いただくとともに、新たな酪農関係事業者等が参画することとなりました。
この日は、「研修会」として、中央LFP事務局による本事業の目的や進め方の解説をはじめ、県が「酪農」をテーマとした趣旨説明や、本県酪農に関する各種情報の提供が行われた後、メンバーがそれぞれの経営の中で取り組める可能性について、活発な意見交換を行いました。
令和5年8月31日に、具体的な商品開発や販売方法のアイデアを抽出する、「ワークショップ」を開催しました。(1)県内の家庭向けに親しめる商品づくり、(2)美味しさや楽しさ、酪農家の想いを伝えるPR手法を組み合わせることを念頭に、数テーブルに分かれて議論しました。本県LFPの専属コーディネーターである近藤航代氏(株式会社エガイテ代表取締役)のサポートのもとで、ビジネスアイデアシートへのキーワードの書き出しを実施し、県産農産物と牛乳・乳製を掛け合わせた商品づくりや“100年酪農”のキャッチコピーのほか、A2ミルク(おなかがゴロゴロしないミルク)の普及促進や、ホエイの新たな活用など、将来的な開発方向についても様々な提案がなされました。
令和5年9月28日に、とちぎLFP戦略会議を開催し、8月のワークショップで提案された商品開・販売・PR手法等のうちから、本年度中に取り組んでいく開発内容等についてプラットフォームにおける意見交換を実施しました。
この会議の意見交換を踏まえ、今年度のとちぎLFPにおいては、「栃木県の農産物と牛乳・乳製品の掛け合わせ」を柱とし、牛乳による新たなメニュー開発及び県産農産物を用いたチーズの開発を進める方向に決定 しました。
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