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更新日:2023年6月5日

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クビアカツヤカミキリにご注意ください

特定外来生物クビアカツヤカミキリについて

 クビアカツヤカミキリは、サクラやモモ、ウメなどの樹木の内部を食い荒らし枯らしてしまう特定外来生物※です。

 クビアカツヤカミキリを見つけた場合は逃がさずに捕殺するとともに、お近くの環境森林事務所又は自然環境課までご連絡下さい。

 ※特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被  害を及ぼすもの、または及ぼすおそれのあるものの中から国で指定したもの。

 クビアカツヤカミキリの特徴

  成虫の体長は、約2.5センチから4センチです。全体的に光沢のある黒色で、赤い胸部(首)が特徴です。

  幼虫は樹木内部を食害する際(3月~9月頃)に、大量のうどん状のフラス(木くずと糞の混ざったもの)を樹木の外に排出します。

 成虫の特徴(PDF:432KB)

 間違いやすいカミキリムシとの違い(PDF:661KB)

 間違いやすいフラスとの見分け方(PDF:430KB)

 

成虫1    成虫

【排出されたフラス】

フラス1    sakura_miki_hurasu

sakura_hurasu

原産地

 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム北部など

生態

 卵から生まれた幼虫は、樹木内部に入り込み、1~3年かけて樹木の内部を食い荒らします。

 2~3年で成虫となり、樹木の外に出てきます。

 樹木から出た成虫は、移動して幹や枝の樹皮の割れ目などに産卵します。

栃木県内で被害が確認されている樹種

 モモ(ハナモモを含む)、スモモ、ウメ、プルーン、アンズ、サクラ、サクランボ(おうとう)、アーモンド

被害

  クビアカツヤカミキリに寄生された樹木は、幼虫に木の内部を食い荒らされるため、衰弱して枯死してしまいます。  落枝、倒木等による人的被害のおそれとともに、農作物(モモ、ウメなど)やサクラ並木などに被害が拡大しています。

【食害と脱出孔】

dasshutsukou    shokugai

栃木県内の被害状況について

 栃木県では、令和5(2023)年度末までに、宇都宮市、足利市、栃木市、佐野市、鹿沼市、小山市、真岡市、大田原市、さくら市、下野市、壬生町、野木町の計12市町で被害が確認されました。

 令和6(2024)年度においては、芳賀町、益子町で新たに被害が確認されています。【令和6(2024)年6月24日現在】

令和5(2023)年度クビアカツヤカミキリによる被害状況等について(PDF:620KB)

栃木県におけるクビアカツヤカミキリの被害箇所(令和5(2023)年度)(PDF:112KB)

栃木県におけるクビアカツヤカミキリの被害箇所(令和4(2022)年度以前)(PDF:3,488KB)

関東地方におけるクビアカツヤカミキリ被害確認場所(令和2(2020)年度)(PDF:188KB)

 農業被害については、経営技術課のページを御確認ください。 

防除方法

  成虫を見つけた場合には、捕殺してください。

  樹木に被害(幼虫に食害されている)がある場合には、被害木から成虫が出てきて他に被害が拡大するのを防ぐことが重要です。

  被害の拡大防止には、伐採が最も有効な対策です。伐採した木は放置せず、焼却等を行い、成虫の拡散を防止してください。

  伐採できない木については、排糞孔(幼虫がフラスを出す穴)から薬剤を注入し幼虫を駆除する方法や成虫の飛散を防止するために幹にネットを巻くなどの方法があります。

  防除は、時期に応じた方法で行ってください。

 防除スケジュール(PDF:363KB)

 防除の方法(手順)(PDF:1,756KB)

 クビアカツヤカミキリ防除対策マニュアル(改訂第4版)を作成しました。

2303manual(PDF:4,513KB)

登録農薬

 ※農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認のうえ正しくご使用下さい。

【幼虫を対象としたもの】

主な適用作物名

農薬の名称

農薬の種類

さくら アクセルフロアブル メタフルミゾン水和剤

うめ、もも、おうとう、果樹類*1、樹木類

ロビンフッド、ベニカカミキリムシエアゾール フェンプロパトリンエアゾル
さくら 園芸用キンチョールE ペルメトリンエアゾル
さくら マツグリーン液剤2 アセタミプリド液剤
うめ、もも、食用さくら(葉)、さくら バイオセーフ スタイナーネマ カーポカプサエ剤
さくら ウッドスター ジノテフラン液剤
さくら アトラック液剤 チアメトキサム液剤
さくら(伐倒木)、もも(伐倒木) ヤシマNCS、NCS カーバム剤
さくら リバイブ エマメクチン安息香酸塩液剤
さくら(伐倒木、枯損木)、もも(伐倒木、枯損木)、うめ(伐倒木、枯損木)、すもも(伐倒木、枯損木) キルパー40 カーバムナトリウム塩液剤

*1かんきつ、りんご、なし、びわ、もも、うめ、おうとう、ぶどう、かき、マンゴー、いちょう(種子)、くり、ペカン、アーモンド、くるみ、食用つばき(種子)を除く

 

 【成虫を対象としたもの】

農薬の種類

農薬の名称

適用作物名

ボーベリア ブロンニアティ剤 バイオリサ・カミキリ 果樹類、さくら、食用さくら(葉)          
MEP乳剤 スミパイン乳剤 樹木類
メタフルミゾン水和剤 アクセルフロアブル うめ、さくら
チアメトキサム水溶剤 アクタラ顆粒水溶剤 もも、ネクタリン、おうとう、小粒核果類*2、うめ
アセタミプリド水溶剤 モスピラン顆粒水溶剤 もも、うめ、すもも、さくら
アセタミプリド液剤 マツグリーン液剤2 さくら
DMTP乳剤 スプラサイドM もも
DMTP水和剤 スプラサイド水和剤 もも、うめ、すもも
シクラニリプロール液剤 テッパン液剤 もも、すもも

 *2うめを除く

参考

Aromia bungii(クビアカツヤカミキリ)に関する注意喚起及び情報提供依頼について(環境省)(PDF:140KB)

クビアカツヤカミキリ(Aromia bungii)について(環境省)(PDF:264KB)

問い合わせ先

相談窓口

所在地

電話番号

管轄区域

県西環境森林事務所 日光市瀬川51-9 0288-21-1178 鹿沼市、日光市
県東環境森林事務所 真岡市荒町116-1芳賀庁舎 0285-81-9001 宇都宮市、真岡市、上三川町、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県北環境森林事務所 大田原市本町2828-4 那須庁舎 0287-23-6363 大田原市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町
県南環境森林事務所 佐野市堀米町607 安蘇庁舎 0283-23-1441 足利市、栃木市、佐野市、小山市、下野市、壬生町、野木町
矢板森林管理事務所 矢板市鹿島町20-22 塩谷庁舎 0287-43-0427 矢板市、さくら市、塩谷町、高根沢町
自然環境課 宇都宮市塙田1-1-20 028-623-3207  

 

 

お問い合わせ

自然環境課 自然保護担当

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階

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