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更新日:2023年3月30日

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令和5(2023)年3月28日(第16回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和5(2023)年3月28日(火曜日)午後1時30分から
場所:県庁大会議室1

(報告事項)
1.とちぎスポーツの活用による地域活性化推進戦略(仮称)について

(その他)
1.令和4(2022)年度部局運営方針の実績報告について

(質疑事項)
1.今年度の振り返りと新年度の県政運営について
2.栃木県議会議員選挙について(その1)
3.栃木県議会議員選挙について(その2)
4.栃木県議会議員選挙について(その3)
5.栃木県議会議員選挙について(その4)

(報告事項)

1.とちぎスポーツの活用による地域活性化推進戦略(仮称)について

 「とちぎスポーツの活用による地域活性化推進戦略」について報告いたします。
 「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」の有形・無形のレガシーを継承し、新しい栃木づくりにつなげていくため、今後3年間に県として取り組むべき施策の方向性を示す「とちぎスポーツの活用による地域活性化推進戦略」を策定いたしました。
 具体的には、大規模大会等の戦略的誘致やスポーツと組み合わせた観光・地域づくり等の推進に向け、新年度の早い時期に、県や市町、スポーツ団体、民間企業等が一体となったスポーツコミッションを設立いたします。
 また、県内プロスポーツチームと連携し、高い知名度を生かした情報発信を行うほか、サイクルツーリズムなどのテーマ別スポーツツーリズムの推進や、スポーツボランティアの育成等に取り組んでまいります。
 さらに、スポーツの活用による地域活性化等の取組に要する経費の財源に充てるため、5億円の基金を創設することとしており、この基金を活用しまして、両大会のレガシーを継承した取組を行い、本県のスポーツを活用した地域活性化の推進に努めてまいります

 

(その他)

1.令和4(2022)年度部局運営方針の実績報告について

 各部局運営方針の実績報告について申し上げます。
 各部局長から、令和4年度の実績報告の提出を受けました。
 これは昨年4月の庁議におきまして、各部局長が部局としての執行目標を明確化するために表明した運営方針に対する実績の報告でございます。
 各部局においては、新型コロナウイルス感染症の克服とポストコロナに向けた取り組みやデジタルトランスフォーメーションを進め、「とちぎ未来創造プラン」と「とちぎ創生15戦略(第2期)」に掲げる各種施策を着実に推進したものと考えております。
 また、「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」は、多くの県民、協賛企業、市町など関係者の皆様に支えていただき、まさに県民総参加の取り組みによって無事終了することができ、併せて本県の多彩な魅力・実力を全国に発信することができたと考えております。
 部局運営方針の実績につきましては、この会見後、会場におきまして職員が配布いたしますので、希望がある場合は申し出てほしいと思います。

(質疑事項)

1.今年度の振り返りと新年度の県政運営について

記者:今年度最後の定例記者会見となりますが、どのような1年だったでしょうか。また、新年度に向けてどのような県政運営をしていきたいでしょうか。

知事:1年の総括、また新年度の県政運営についてですけれども、令和4年度は、「いちご一会とちぎ国体」及び「いちご一会とちぎ大会」の開催に全力で取り組んでまいりました。また、国内最大規模の豚熱の発生がありまして、それら両方にオール栃木で取り組んでまいったところでございます。
 新型コロナ感染症の対策を徹底しながら、国体・障害者スポーツ大会については開催となりましたが、環境配慮の取り組みや県民の皆様のおもてなしによって、全国からお越しいただいた皆様に栃木の魅力を感じてもらえたものと考えています。関わった全ての皆様方に深く感謝を申し上げます。
 新年度は、栃木県誕生150年及びG7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合の開催を契機とした郷土愛の醸成や本県の魅力発信に取り組んでまいります。
 また、国体等のレガシーを生かしていくために、先ほど申し上げました「とちぎスポーツの活用による地域活性化推進戦略」に基づきまして、スポーツコミッションを中心としてスポーツツーリズムを推進するとともに、交流人口の拡大に取り組んでまいります。
 さらに、若者、女性に選ばれる“魅力あるとちぎ”づくり、ポストコロナを見据えた本県産業の競争力の強化、デジタルトランスフォーメーションやカーボンニュートラルの実現に向けた各種施策にも重点的に取り組んでまいりたいと思います。

2.栃木県議会議員選挙について(その1)

記者: 3月31日は栃木県議選の告示日です。県議選に期待することや、どのような政策を注視したいか、お考えをお願いします。

知事:県議選について、期待あるいは政策を注視すべきものは何かということですが、ロシアの戦争によって、物価高が今、県民の生活を脅かしております。物価高への対応、さらには子育て支援、人口減少対策、農林業の振興や地域機能の維持、新型コロナ感染拡大で落ち込んだ地域経済の再生などが、主な選挙のテーマになっていくのではないかと考えております。
 ぜひ、立候補する予定の方々には、選挙期間前も含めて活発な意見交換を有権者の皆様方と進めてもらって、県が今行っていること、候補者として考えていること、そしてまた、有権者である県民の県政への思い、こういったものの意見交換をぜひたくさんしてもらった上で、改選後の議会で県民の思いを本会議場で代弁してもらいたいと心から願っております。

3.栃木県議会議員選挙について(その2)

記者:県議選についてです。
 4年に1回の統一地方選が今年はある年なのですが、投票率についてはなかなか上がってこないという現状があるかと思うのですが、それに関する知事の受け止めというか懸念をお尋ねしたいのと、併せて県民への呼び掛けをお願いしたいと思います。

知事:投票率につきましては、直近の知事選が38.73%、県議選は40.44%。知事選も県議選も40%前後の投票率となっております。
 この数字が県政を信頼してくれての数字なのか、無関心という数字なのか、内容を吟味する必要があると思いますが、おおかた無関心の数字の表れではないかと思っております。
 つきましては、先ほど申し上げましたように、家計を直撃する物価高、あるいは農林業においても、飼料等の購入で、販売価格が上がらないにもかかわらず原材料費が上がっているという、経営を立ち行かなくしてしまうような厳しい状況が続いているわけですので、今私たちがやろうとしている施策・事業、あるいは新年度予算で対応していこうとしているものを、議員の皆さん、立候補を予定している方々は内容について熟知していらっしゃるはずですので、ぜひ有権者県民の皆さんに伝えてほしいと思います。
 その上で、我々も最良の予算を組んだという思いは持っていますが、しかし、現場の声を全て把握した上での予算編成ではない。ついては、県民の皆様方の生の声をたくさん拾ってもらいながら、我々が進めていこうとしている議会の議決をいただいた予算と、県民の皆さんの思いというものの乖離があるとするならば、それらを改選後の議会で大いに意見を戦わせて、その上で必要な対策を、我々も新たなものを考えていかなければならないと思っておりますので、ついては、県の立場、議員の立場、そして県民の立場、この意見を選挙を通じて十分交換しながら、県政への関心を高めてもらい、かつ期待をしてもらって、それを具現化していく役割を当選された議員の皆様方には担ってもらいたいと思っております。
 ぜひ有権者の皆さんは投票所に足を運んでもらいたいと思いますし、加えて、耳を傾けてもらった上で、必要な対策・事業、こういったものを直接ぶつけてもらうのも結構ですし、行政にも伝えてもらいたい。そういう意見交換のできる、あるいは新たな一歩を踏み出すことが可能な選挙にしていきたいと思っておりますので、県民の皆さんもよろしくお願い申し上げたいと思っております。

記者:ありがとうございます。

4.栃木県議会議員選挙について(その3)

記者:一昨日の話なのですが、神奈川県の黒岩知事が、知事選挙の街頭活動中に男に体をぶつけられてタックルされそうになったという事案がありました。福田知事は、こういった街頭活動中に同様な危険な目に遭ったことはないでしょうか。
 間もなく栃木県でも統一地方選挙が始まるわけですけれども、知事さんや議員さんたちが選挙の街頭活動をしているときの警備体制というのはどのようにしたらよいものか、知事自身のお考えがあればお聞かせください。

知事:私自身で何か危険な思いを感じたかということについては、今まで一度もありません。やじを受けることはありますけれども、危険を感じることはありませんでした。
 しかし、参議院選挙で安倍元総理がああいうことになってしまったという残念なことが起きましたので、候補者となる人は、前後左右の確認をしながら、また自分だけでは防げないわけですので、周りのスタッフの皆様方との日々の打ち合わせ、連携プレー、こういうこともしっかり行った上で、安全に選挙戦については活動してもらいたいと思います。

記者:ありがとうございます。特に警備を付けるとか何か特段の配置をするとか、そういったことはないでしょうか。

知事:県議選についてどうかということについてはお答えできませんが、知事選を振り返って必要だったかどうかと問われれば、必要性は低いと思います。

5.栃木県議会議員選挙について(その4)

記者:県議選の関係でいつも聞いているので、候補者に対する知事の支援態勢のスタンスについて改めてお聞かせください。

知事:私のところに要請があるのは、告示前のいわゆる決起集会の出席依頼、それから31日の出陣式の参列・激励願い、この2通りでございます。
 前者については、公務の合間を縫って、御案内をいただいた候補予定者のところには可能な限り出席し、激励を申し上げています。
 31日の対応につきましては、数多くの陣営から御案内をもらっておりますので、どうすべきか、対応は未定でございます。
 選挙期間中については、公務の都合で決起集会に告示前に行けなかった方で、何としても一度は顔を見せてほしいという方も複数いらっしゃいますので、その方々については9日の運動期間中の空いた時間にお邪魔をし、激励をさせてもらえればと考えているところです。

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