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更新日:2022年11月29日

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令和4(2022)年11月25日(第12回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和4(2022)年11月25日(金曜日)午後1時30分から
場所:県庁大会議室1

(庁議結果)
1.新型コロナウイルス感染症に係る新たな警戒度レベルについて

(報告事項)
1.栃木県版図柄入りナンバープレートの図柄の提案について
2.ベトナム・タイにおけるとちぎの魅力発信事業について

(話題事項)
1.いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会の経済波及効果等について

(質疑事項)
1.新型コロナウイルス感染症に関して年末年始の対応について
2.インボイス(適格請求書等保存方式)について
3.特別支援学校の寄宿舎の廃止について(その1)
4.新型コロナウイルスについて
5.LRTの試運転中の脱線事故について
6.栃木県版図柄入りナンバープレートの図柄の提案について
7.冬季の節電要請について
8.特別支援学校の寄宿舎の廃止について(その2)

(庁議結果)

1.新型コロナウイルス感染症に係る新たな警戒度レベルについて

 新型コロナウイルス感染症に係る新たな警戒度レベルについて報告を申し上げます。
 17日に開催した対策本部会議において、新たな警戒度レベルの案をお示しし、国の考え方の全体像が示され次第、本県においても、国の見直しに沿った形で警戒度レベルの見直しを行う旨、説明したところでございます。
 翌18日には、国の対策本部会議が開催され、具体的な内容が決定されたため、本県の新たな警戒度レベルについて、本日25日から運用することといたしました。
 前回対策本部会議において示した内容から大きな変更はありませんが、改めて概要について説明します。新たな警戒度レベルでは、レベルの段階をこれまでの5段階から4段階とする。用いる指標である病床使用率と重症病床使用率はレベルごとに具体的な数値を示し、新規感染者数等の感染状況については、具体的な数値を示さず、レベル3(医療負荷増大期)の目安を第7波のピークとすることとします。
 また、これらの指標の他に、医療従事者の欠勤状況や救急医療ひっ迫状況、発熱外来のひっ迫状況等も加味した上で、総合的に判断し、警戒度レベルを決定することといたします。
 この各レベルに応じた措置・要請内容等につきましては、国の方針を踏まえ、医療体制の維持、感染拡大防止措置、業務継続体制の確保レベルの観点から、お手元の資料のとおり整理しておりますが、具体的な内容については、その都度、対策本部会議を開催した上で決定してまいります。
 新たな警戒度レベルにおきましても、現状はレベル2にあると考えており、県民・事業者の皆様への要請内容等についても、先の対策本部会議で決定した内容と変更はございません。
 なお、レベル3である医療負荷増大期においては、県民に対して、より慎重な行動の要請・呼び掛けを行う「医療ひっ迫防止対策強化宣言」を行うことを想定しております。先の対策本部会議におきまして「対策強化宣言」としておりましたが、国の方針も踏まえて名称を「医療ひっ迫防止」を追加しまして「医療ひっ迫防止対策強化宣言」に変更いたしました。
 また、宣言を行ってもなお感染拡大が続く場合には、「医療非常事態宣言」を発出し、県民・事業者に対し、人との接触機会の低減について、より強力な要請・呼び掛けを実施することを想定しています。
 感染拡大傾向が継続しておりますが、引き続き医療のひっ迫状況等を注視しながら、必要な対策を迅速かつ確実に講じてまいります。

(報告事項)

1.栃木県版図柄入りナンバープレートの図柄の提案について

 県版図柄入りナンバープレートの図柄の提案についてですが、国土交通省による地方版図柄入りナンバープレートの募集におきまして、栃木県独自の図柄の導入に向けた取り組みを進めてまいりましたが、今般、国土交通省に提案する図柄を決定いたしましたのでお知らせいたします。
 図柄は、一般公募した180の作品から、外部有識者による審査会で5つの案を選定し、県民アンケートを実施して1位になった図柄であり、県内にお住まいの杉山翔太(すぎやましょうた)さんが作成したものでございます。
 イチゴを大きく配置しまして、栃木県の自然や気候の豊かさや人々の温かさなどの特徴・魅力を背景の3色で表現した図柄で、多くの県民の皆様に愛着を持っていただけるとともに、“走る広告塔”となり、全国への本県の魅力発信にもつながっていくものと考えております。
 今月中に国土交通省に図柄を提案し、審査等を経た上で、来年7月ごろに図柄の導入が決定され、来年10月ごろからナンバープレートの交付を開始する予定でございます。県民の皆さんも楽しみにお待ちいただきたいと思います。

2.ベトナム・タイにおけるとちぎの魅力発信事業について

 ベトナム・タイにおけるとちぎの魅力発信事業についてですが、来月20日から25日にかけまして、チン首相来県やフック国家主席との会談が実現するなど本県との関係が深まっておりますベトナム及び、インバウンド誘客や県産農産物等の輸出増大も期待されるタイを訪問し、私をトップに、本県が世界に誇る観光地をはじめ、県産品や県産農産物などの魅力・実力を発信してまいる予定でございます。
 なお、今回の訪問につきましては、県内経済団体や民間事業者等にも同行いただきまして、昨年11月に覚書を結んだビンフック省視察や現地バイヤー・観光事業者等との商談などを行う予定でございます。
 今後とも、私自ら先頭に立ちまして本県のさまざまな強みを積極的に発信し、「世界から選ばれるとちぎ」の実現に向けて全力で取り組んでまいります。

(話題事項)

1.いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会の経済波及効果等について

 いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会の経済波及効果等についてでございます。
 この両大会は、全国から多くの参加者を迎え無事終了したところではありますが、両大会に係る経済波及効果と、本県の特色である環境配慮の取り組み成果を取りまとめることといたしました。
 成果につきましては、12月に公表することで準備を進めております。
 経済波及効果の推計に当たりましては、施設整備費や選手育成等の費用などの開催準備に要した経費と、両大会の開催に要した事業費などについて、市町の分も含めて推計する予定でございます。
 環境配慮の取り組み成果につきましては、C02の削減量や紙の削減量など、県民の皆様にも分かりやすい項目を設けて推計する予定でございます。12月に公表することで準備を進めてまいります。

(質疑事項)

1.新型コロナウイルス感染症に関して年末年始の対応について

記者:新型コロナウイルス感染症に関しての年末年始の対応についてです。
 1日当たりの新型コロナ新規感染者が増加傾向にありますが、年末年始に向けて人の移動が増え、流行のピークが懸念されている状況ですが、県としての対応についてお伺いいたします。

知事:年末年始の対応について申し上げます。
 コロナの新規感染者数の感染拡大が続き、インフルエンザとの大規模な同時流行の可能性も指摘されていることから、「同時流行注意報」を発令し、オミクロン株対応ワクチンの接種や体調不良時に向けた相談先の確認などをお願いしています。
 しかしながら、同時流行による発熱外来ひっ迫も懸念されますことから、先日策定した「外来医療体制整備計画」に基づき、診療・検査医療機関の拡充に加え、発熱外来のひっ迫が見込まれる際の診療時間の延長を診療・検査医療機関に要請するとともに、年末年始に診療等を行う診療・検査医療機関等に対する協力金等を12月補正予算案に盛り込むなどして、発熱外来の強化を図ってまいります。
 発熱外来の体制強化をしてもなお、コロナとインフル患者の合計が第7波のピークを超える見込みとなるなど、発熱外来のひっ迫が見込まれる状況となった場合には、「発熱外来ひっ迫警報」を発出し、重症化リスクが低い方には、可能な限りコロナ検査キットによる自己検査を呼び掛けてまいる考えであります。
 さらに、先ほど報告したとおり、警戒度レベルの改定も行ったところでありまして、第7波のピークと同程度にまで感染が拡大し、入院・外来医療等の負荷が相当程度増大した場合には、その状況等を総合的に勘案し、警戒度レベルを3に引き上げるとともに、「医療ひっ迫防止対策強化宣言」を発出し、県民・事業者により慎重な行動の要請を呼び掛けていく予定にしております。
 加えて、入院受け入れ医療機関のみならず、現在受け入れを行っていない県内各医療機関に対しても、コロナ患者を含む発熱者の外来診療・検査や救急搬送受け入れ、コロナ患者の基礎疾患の治療、入院受け入れ及び拡充の協力を呼び掛け、医療提供体制の強化に努めてまいりたいと思います。

2.インボイス(適格請求書等保存方式)について

記者:2023年10月から導入されるインボイス制度についてお伺いいたします。
 インボイス制度開始時に登録事業者になるためには2023年3月末までの申請が必要ですが、今後、県として登録推進に向けた対応について方針をお聞かせ願います。

知事:インボイス制度への対応について申し上げます。
 登録申請の受け付けやインボイスに関する問い合わせの対応などは、国税局や税務署が行っています。
 国では、ホームページでのインボイス特設サイトの設置、オンラインや税務署での説明会の実施及び業界団体への周知・広報活動なども行っております。
 県では、国からの依頼に基づきまして県ホームページでのインボイス制度のお知らせや税務署が行う説明会の案内、業界団体へのメールの配信、リーフレットの配布などを行っており、今後とも広報を通じて国への協力を行ってまいりたいと思います。
 栃木県庁のインボイス制度の対応につきましては、県が売り手になる取引、施設の使用料などですけれども、これらについてもインボイスを交付する必要があります。県は、既に国税局に登録を済ませております。

記者:ありがとうございます。以上です。

3.特別支援学校の寄宿舎の廃止について(その1)

記者:栃木と那須塩原の両特別支援学校の寄宿舎の問題についてお伺いしたいと思います。
 年度末の閉舎が延期へという報道がありましたが、事実関係、知事にはどういう報告が上がっているのか教えてください。

知事:寄宿舎の問題については、教育委員会から、保護者等との協議の内容、さらには陳情・要望活動などへの取組 で県で把握している範囲の中について、さらには県議会での議員・委員の皆様方のお考えなどについて、その都度報告を受けています。

記者:確認なのですが、今の段階では、年度末の閉舎を延期することはまだ決めたわけではない、という理解でよろしいでしょうか。

知事:12月議会で継続審議の案件、さらには県南についても委員会審議を行うのかどうか議会運営委員会までには決定するのでしょうから、議長として県南の陳情・要望についての取扱いも決定されるでしょうから、当然、本会議そしてまた委員会などで議論がなされるものと思っております。議会の皆様方の意見というのは重いと受け止めておりますので、審議の内容等について注視してまいりたいと思います。

記者:分かりました。ありがとうございます。

4.新型コロナウイルスについて

記者:先ほど、新型コロナは今日から新たな警戒レベルについて定められたと思うのですが、改めまして、県民の皆さんへの、こういったところに気を付けてこの年末を過ごしてほしいといった呼び掛けなどありましたら、よろしくお願いします。

知事:同時流行が懸念されておりまして、その兆候も表れつつあると思っています。
 つきましては、先ほど申し上げましたように、医療提供体制がひっ迫する可能性も高まってきているわけですので、無症状の皆さん方については、医療機関で高齢者や重症者の方の対応をしなければなりませんので、自宅療養をお願いすることになってまいります。
 つきましては、検査キット、解熱剤、さらには日持ちする食料・飲料水などの備蓄もぜひ各家庭で、県民の皆様方にはお願いしたいと思います。
 大事に至らないよう、感染防止対策をしっかり我々も呼び掛けながら取り組んでまいりますが、県民の命と健康を守っていかなければなりませんので、最悪の状態の場合には、今申し上げましたような対応も軽症者・無症状者の方々にはお願いせざるを得ないと思っておりますので、一人一人の準備をお願いしたいと思います。

5.LRTの試運転中の脱線事故について

記者:LRTの試運転に関してお伺いします。
 先日、脱線事故がありまして、宇都宮市の方で会見なども開いておりますが、知事の受け止めを1点お聞かせください。
 今後、県としてどのように連携・支援していく考えか、ありましたら所感をお聞かせください。

知事:市長からも初日、2日目、脱線事故に至るまでの間ですけれども、状況についての説明を月曜日に受けたところでございます。
 17日からの試運転ですけれども、19日未明の車両脱線事故ということにつながってしまいました。残念に思います。
 原因究明が大切だと思いますので、22日に有識者による現地調査が行われて、車両や軌道に構造上の大きな課題は確認されなかったと聞いております。
 LRTの開業を待ち望む県民の声は大きいと思っておりますので、引き続き検証を進め、詳しい事故の状況等原因を明らかにしていく必要があると思います。開業後の安全・安心な運行のため、今回の事故をしっかりと検証し今後の対応策につなげることで、県民の不安払拭に努めてもらいたいと思います。
 今回の逆走による試運転ですが、そういう運行を開業後に事故等でせざるを得ない場合も当然出てくるわけですから、そのときにまた同じ過ちを繰り返さないようにしなければなりませんので、構造上の問題があるのか、それらも含めて十分事故調査を行って、逆走の万が一の際の特別運行を行っても、今回のような事態には至らないということをしっかりと確立していくべきだと思いますので、教訓を生かしながら取り組みを進めてもらいたい、そして県民に安心を与えてもらいたいと思います。

記者:ありがとうございました。

6.栃木県版図柄入りナンバープレートの図柄の提案について

記者:県版の図柄入りナンバープレートですが、県民のアンケートと有識者会議を経て正式決定したということですけれども、選ばれたデザインについての知事の印象と、また、この後地方版のナンバープレートが乱立するような時代になってきますが、このナンバープレートに期待することを教えてください。

知事:アンケートで最も人気が高かったのがこのデザインでございます。イチゴは大きなものが2つと小さなものが2つぐらいあしらってあるわけですが、ぜひこの案を国土交通省には承認をしてもらいたいと思っています。
 「いちご王国」ですので、今回の応募者の作品は、イチゴの数と大きさに差があった。これが一番大きいデザインをプロットしたと思います。これは非常にアピール力があると思っていますので、このナンバーが全国を走ることによって栃木の魅力がさらに高まっていくものと思いますので、ブランド力の向上等にも、走る広告塔であるナンバープレートが大きな役割を果たしてくれることを大いに期待したいと思います。

記者:ありがとうございました。

7.冬季の節電要請について

記者:12月1日から、政府が全国を対象に数値目標を設けない節電要請を行いますが、県として何か対応を考えていることがありましたら教えてください。

知事:本日、冬季の節電要請についても庁議の中で議論をいたしました。
 予備率につきましては、電力の安定供給に最低限必要な3%が何とか超えられるという状況だと聞いています。国内外のエネルギーを巡る情勢変化によって、足元の電力需給が厳しい状況にあることを踏まえ、国としては7年ぶりとなる冬の節電要請が行われることになったわけです。
 県といたしましても、これを踏まえ、「とちぎ県民だより」、SNS、ホームページなどを活用しまして、県民・事業者の皆様へ呼び掛けを行ってまいります。また、県庁が率先して節電・省エネ対策に取り組むなど、節電・省エネを推進してまいります。
 また、県民・事業者の皆様には、重ね着や夜間カーテンを閉めることなどの断熱策、あるいは暖房の設定温度を下げる、使っていない部屋の照明を消すなどのほか、県の支援策も活用いただきまして、省エネ性能の高い家電・設備へ更新するなど、無理のない範囲で節電・省エネの御協力をお願いしたいと考えております。
 なお、栃木県庁の具体的な取り組みにつきましては、東館のエレベーターの職員の利用をやめる、それからコーヒーサーバーのようなものは夕方には電源を早目に切る。細かいことですけれども、そういった対策案をまとめまして、県庁としても率先垂範をしてまいりたいと思います。

記者:ありがとうございました。

8.特別支援学校の寄宿舎の廃止について(その2)

記者:寄宿舎の問題について伺いたいと思います。
 先ほどの知事のお答えで、県が把握している範囲だったり、県議会での議員の考え方については、その都度報告を受けていらっしゃるということでしたが、昨日、文教警察常任委員会で有識者の方からの聴き取りがありましたが、その報告に対する知事の御印象、受け止めを聞かせてください。

知事:参考人招致で聴き取った内容というのは重要なものだと思いますし、また、それを受けて議員である委員の皆様方の受け止め方も、これまた重要なものだと思います。
 つきましては、県議会の審議の状況を踏まえ、県教育委員会において適切に今後対応するよう指示をしてまいりたいと思います。

記者:ありがとうございました

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