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更新日:2023年1月26日

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令和5(2023)年1月24日(第14回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和5(2023)年1月24日(火曜日)午後1時30分から
場所:県庁大会議室1

(話題事項)
1.海老原徹選手への知事特別表彰の授与について

(質疑事項)
1.2023年度のカーボンニュートラルの取り組みについて
2.大雪に対する緊急発表について
3.新型コロナウイルス感染症について
4.海老原徹選手への知事特別表彰の授与について
5.高病原性鳥インフルエンザ対策について
6.岸田首相の施政方針演説について
7.知事の任期について

(話題事項)

1.海老原徹選手への知事特別表彰の授与について

 海老原徹(えびはら とおる)選手に知事特別表彰を授与する件でございます。
 昨年の10月に京都で開催されました第46回技能五輪国際大会におきまして、本県出身の海老原徹選手が「情報ネットワーク施工」職種で金メダルを獲得いたしました。
 本県出身選手の金メダル獲得は、2011年の第41回大会の「メカトロニクス」職種で金メダルを獲得した三品英則(みしな ひでのり)選手以来11年ぶりの快挙でございます。
 県民に希望と活力を与えてくれた海老原選手に知事特別表彰を授与したいと思います。
 表彰は2月8日(水)15時から県庁で行う予定でございます。

(質疑事項)

1.2023年度のカーボンニュートラルの取り組みについて

記者:2023年度のカーボンニュートラルの取り組みについてお伺いいたします。
 栃木県においては、「2050年とちぎカーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」を策定して、その中の重点プロジェクトとして、目標達成に向けてオール栃木で脱炭素化に取り組んでおります。今、予算編成中の段階ではございますが、2023年度の方向性は、具体的にどのようなことに取り組むか、方針だけでもお伺いできればと思います。

知事:カーボンニュートラルの取り組みについて申し上げます。
 「2050年カーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」のスタートとなります今年度については、事業者の自家消費型太陽光発電、省エネ設備の導入や県民の省エネ家電の購入に対する支援などに積極的に取り組んでまいりましたほか、基本理念や各主体の責務と役割等を盛り込んだ、新たな条例の年度内制定に向けた準備を進めているところであります。
 こうした中、令和5年度政策経営基本方針では、「カーボンニュートラルの実現に向けた取組の推進」を重点事項として掲げたところであります。条例の制定等も踏まえ、新年度は、ロードマップに掲げた取り組みをさらに加速化させる重要な年にしたいと考えております。
 このため、新年度予算には、家庭・事業所のゼロエネルギー化や交通分野の脱炭素化、県自らによる率先した取り組みなどを盛り込みたいと考えております。現在、予算編成を進めているところであります。
 引き続き、あらゆる主体と連携・協働を図りながら、各種施策を戦略的かつスピード感を持って展開するなど、カーボンニュートラルの実現に向け、オール栃木体制で取り組んでまいりたいと思います。

記者:ありがとうございます。

2.大雪に対する緊急発表について

記者:知事にお伺いします。
 現在、日本全体に10年に一度と言われるような寒波が来ているところですが、知事から県民に対して呼び掛けを。特に栃木県は、北の方は雪で寒い地域だとは思いますが、宇都宮市中心に県央・県南は雪に弱いと言われていると思います。その辺を踏まえてお願いします。

知事:お話にありましたように、東日本にはこの冬一番の強い寒気が流れ込み、県内では本日24日の夕方から明日25日の夜遅くにかけて、北部を中心に大雪になり、南部でも積雪となるところがある見込みでございます。
 県民の皆様には、低温による路面の凍結や水道管の凍結・破裂に備えるとともに、不要不急の外出はなるべく避けるようお願いしたいと思います。
 やむを得ず外出する場合には、交通障害に警戒するとともに、ドライバーの皆さんには冬用タイヤの装着を徹底してもらいたいと思います。気象情報や交通情報にも留意を願いたいと思います。
 なお、本日の会議では、積雪の際の各土木事務所ごとの除雪についての連携、さらには学校などにおける登校の注意の呼び掛けなども、積雪の状況によっての臨機応変な対応を教育委員会には求めたところでございます。

3.新型コロナウイルス対策について

記者:新型コロナウイルス関連でお尋ねします。
 昨日、県内でも、アメリカなどで流行が最近出ている変異ウイルスのXBB.1.5が確認されていたかと思います。それを踏まえ、政府の5類への取り扱い変更の検討の話も含めて、現在の知事の所感をいただければと思います。

知事:2類から5類への引き下げについてですが、これから明確な方針が国から示されると思いますので、現時点では県の対応については未定でございます。
 しかし、個人負担などが増えてくる可能性がありますので、それらのことについて段階的な対応を国がどう示すのか、国民の負担感を取り除きながらスムーズに移行できるように、ぜひしていくべきであると。ついては、分かりやすい丁寧な説明が国民に対して必要だと思いますので、国に求めていきたいと思います。

記者:ありがとうございました。

4.海老原徹選手への知事特別表彰の授与について

記者:冒頭にありました知事特別表彰の関係なのですが、本県はものづくり県ということで、その中で、経済界から若手の技能向上などを求められる要望が知事の方にあったと思うのですが、表彰することはそういった動きを加速される効果もあるのかなと思いますが、そのあたりの効果面、あるいはアナウンス効果で期待したいところを含めまして、改めて、掘り下げた御所感を賜れますでしょうか。

知事:先ほど申し上げましたように、2011年の第41回大会の「メカトロニクス」職種で三品英則さん、この方は日産自動車にお勤めの方だと思います。今回が海老原徹さんで、「情報ネットワーク施工」という職種となりまして、金メダルでございます。
 その中で、今回の日本選手の全体のメダル獲得数ですが、金が8個で、銀が5個で、銅が5個。直近5大会で、金メダル獲得数、総メダル獲得数とも最多だそうでございます。
 技能五輪については、中国、韓国、ロシアに後れを取ってきた日本でしたけれども、今回はそれを大きく巻き返すことになったのではないかと思っております。
 県内におきましても、平成29年の技能五輪のとちぎ大会以降、毎年、技能五輪は10位以内。アビリンピック、障害者の部門でも10位以内ということで、常にベストテンの中に入っておりますし、5位前後となっている状況にありますので、そういう点では、技能・技術あるいはサービスといったものの技術の習得は、着実に栃木県の中では進んでいると思っております。
 その中にあっての国際大会の金メダルでございますので、技術者にとっては大きな励みになっていくのではないかと期待したいと思います。

5.高病原性鳥インフルエンザ対策について

記者:知事は前の記者会見で、鳥インフルエンザが非常に全国的に流行しておりますが、県内でも国費補助による消毒の導入を検討されている旨、御所感を表明されておりました。その後の進捗はいかがでしょうか。もし決まっているようでしたら、規模感等を含めて、加えて県単での上乗せ等があるようでしたら、その対応についても重ねて伺います。

知事:鳥インフルエンザにつきましては、前回申し上げましたが、11月に、家畜伝染病予防法に基づく消毒命令を発出しました。養鶏農場では徹底した消毒を実施しているところであります。群馬県で2例目が発生しておりますが、リスクが高い状況が続いているということで、緊急措置として、厳重警戒の中、消石灰を配布するなど支援を実施することとしました。
 この消石灰の配布ですが、対象は県内の全養鶏農場311農場、総計約126トンを配布します。現在、県の石灰工業協同組合と配送の調整を図っており、準備が整い次第配布を開始します。
 農場消毒を継続するための機器の導入支援につきましては、国庫事業を活用しまして、動力噴霧器等の消毒に必要な機器の導入に対しまして2分の1の補助を実施いたします。現在、16の農場から要望が出ているようでございますので、その手続きを速やかに進めてまいります。
 さらに、渡り鳥で感染していくわけですので、農場周辺が当然危険になります。そこで、野鳥の飛来を防止するために、各養鶏農場からおおむね1キロメートル以内にありますため池など51カ所について、池の管理者に対しまして、昨年の12月から、池の水抜き、あるいはテグスなどを張って飛来防止、池に下りるのを防止する、こういった要請をしております。
 これまでに、水抜きで水なしを含めまして15カ所、水位の低下が11カ所で、計26カ所。飛来防止対策として忌避テープやテグスなどを設けるものが14カ所。合わせて40カ所が対応済みという状況になっております。先ほど51カ所と申し上げましたから、残りについても速やかな対応を地域の皆さんに求めていきたいと思います。

記者:消石灰126トンの配布、これがいわゆる国費活用という認識でよろしいでしょうか。

知事:はい、そういうことです。

記者:組合さんと配送を調整されているという話でしたけれども、早ければこれぐらいから各鶏卵農家さんに届けられるみたいな、目安のようなものはあるのでしょうか。

知事:今月中速やかにだと思いますけれども。

記者:ありがとうございました。

6.岸田首相の施政方針演説について

記者:岸田首相が昨日の施政方針演説で、防衛力強化でしたり、いわゆる次元の異なる少子化対策実現への決意を表明しました。ただ、防衛費増額に伴う増税の実施時期などには触れませんでした。
 首相の演説内容に対する知事の御所感と、国会論戦や政府に期待することがあれば、お考えを聞かせてください。

知事:防衛費の財源の問題、それから次元の異なる少子化対策、G7サミットに伴う主要国歴訪の際の発言、国会の中で発言のなかったことが、終わってからここ短期間の間に出ていることについて、異を唱える方がいらっしゃるということについては承知していますが、それらも含めて、昨日から始まった国会で議論をしていくものだと思っていますので、与野党にあって、首相の本意や具体的なスケジュール、さらにはそれらに伴う効果など、国民に対して、議論の過程の中で理解ができるような論戦を多いに期待したいと思います。

記者:ありがとうございました。

7.知事の任期について

記者:来年12月に任期が満了となる知事の職についてお聞きしたいと思います。
 知事と同じく5期目を迎えている知事は全国に6人いらっしゃいますが、このうち、今年任期満了を迎える大分県の広瀬知事と青森県の三村知事が、既に今期限りでの引退を表明しました。
 知事の任期満了までには2年弱まだありますが、現時点での進退についてのお考えを聞かせてください。
 また、進退を表明する時期はいつ頃が望ましいとお考えかも、併せて聞かせてください。よろしくお願いします。

知事:さきに次の選挙に対する考え方を延べた先輩の知事、任期が私よりも長い人ですが、1年を切ってから意思表示をしているわけですので、1年前後からということが基本的な考え方ではないかと思います。
 今は、任期を全うすること、全身全霊で各種施策に取り組んでいくことをしっかりやってまいりたいと思います。

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