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更新日:2023年1月7日

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令和5(2023)年1月5日(新春知事記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和5(2023)年1月5日(木曜日)午後0時00分(正午)から
場所:県庁大会議室1

(新年の抱負)
1.令和5(2023)年新年の抱負

(質疑事項)
1.今年の抱負について
2.新年度予算編成方針について
3.栃木県誕生150年について
4.知事の和装について
5.新型コロナウイルス対策について
6.「文化と知」の創造拠点整備について

(新年の抱負)

1.令和5(2023)年新年の抱負

■ はじめに

 県民の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 穏やかな新年をお迎えになられたことと、心からお喜び申し上げます。
 本年は、明治6(1873)年に栃木県と宇都宮県が合併し、おおむね現在と同じ県域の栃木県が誕生してから150年の節目の年となります。皆様と共にこの記念すべき年を迎えられましたことを、大変うれしく思っているところであります。
 また、6月には、わが国で初めてとなるG7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が日光市において開催されます。同会合の成功に向けた支援など、オール栃木で積極的に取り組んでまいります。
 一方、新型コロナウイルス感染症につきましては、新規感染者数や病床使用率は依然として高い水準にあり、季節性インフルエンザの同時流行も懸念されますことから、引き続き、基本的な感染対策の徹底等に御協力をお願い申し上げます。

■ 昨年を振り返って

 昨年を振り返りますと、7月には国内最大規模の豚熱が発生し、多くの関係団体の皆様の御協力によって、約2カ月にわたり防疫措置の対応に当たり、解決することができました。
 また、新型コロナウイルス感染症に関しましては、新たな変異株の発生等、状況が刻々と変化する中、本県におきましても、かつて経験したことのない爆発的な感染拡大を見せた第7波での医療ひっ迫など、県民の健康や安全・安心な暮らしに影を落とすとともに、経済活動や教育活動等、幅広い分野に影響を及ぼしました。
 さらに、長期化するコロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵略や急激な円安の進行等に伴う原油価格・物価高騰の影響などにより、我が国の経済も大きな打撃を受けました。
 こうした中開催いたしました「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」では、県外からも多くの方々に御参加いただき、安全・安心な大会運営に努めながら、県民の皆様と一丸となって、「日本一のおもてなし」や「環境への配慮」の取り組みなど、大きな成果を収めて成功のうちに閉幕することができました。
 両大会での本県選手団の活躍以外にも、スポーツ界では、多くの本県出身者等が活躍されました。小池詩織選手が北京冬季オリンピックアイスホッケー女子で6位入賞を果たしたほか、水沼尚輝選手が世界水泳選手権で銀メダル、世界柔道選手権で髙藤直寿選手及び太田彪雅選手が金メダルを獲得し、さらには、Bリーグチャンピオンシップで宇都宮ブレックスが5シーズンぶり2度目の優勝を果たしました。今後のさらなる活躍を期待しております。
 また、駐日大使館等を対象に本県の魅力・実力を発信し本国へのPRにつなげる「とちぎ型大使館外交」に取り組んでまいりましたが、昨年末には、さらなる関係強化を図るためベトナム及びタイを訪問し、県産農産物等の輸出拡大や誘客促進などに向けたトップセールスを実施してまいりました。
 今後とも、私自ら先頭に立ちまして、本県のさまざまな強みを積極的に発信し、「世界から選ばれるとちぎ」の実現に向けて取り組んでまいります。

■ 新年に当たっての抱負について

 続きまして、新年に当たり、私の抱負の一端を申し上げたいと思います。

【栃木県誕生150年記念事業】

 初めに、栃木県誕生150年記念事業についてであります。
 栃木県誕生150年を迎える本年は、記念式典やイベント等、年間を通して、本県の歩みを再認識し、多彩な魅力を体感できる事業や、若者に焦点を当てた企画等を展開し、郷土愛の醸成や地域の新たな活力につなげてまいります。
 このほど、栃木県誕生150年のロゴマークをこのとおり決定いたしました。
 「ルリちゃん」と「とちまるくん」が二人三脚で仲良く歩む姿に、いちごをアレンジした「150年」の文字を組み合わせました。キャッチフレーズ「みんなで創る、未来のとちぎ」は、11月に実施した県民投票で最も支持された作品であります。
 本日より特設サイトを公開し、県民の皆様に、ふるさとの歩みを振り返っていただくとともに、県内各地域の魅力や多様性を改めて感じてもらえるよう、さまざまな情報を発信してまいりますので、ロゴマークと併せて御活用いただきたいと考えております。

【G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合】

 次に、G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合についてであります。
 冒頭にも申し上げましたが、わが国で初めての会合が栃木県で開催されますことは光栄なことであり、成功に向け、積極的に役割を果たしてまいります。
 開催の100日前、30日前には歓迎機運醸成に向けたシンポジウムなどのイベントを開催するほか、6月の会合当日は県産品や県産農産物を生かした歓迎レセプションや県内各地域の自然・歴史・文化を体験していただくエクスカーションを実施することなどにより、栃木の魅力を余すところなく発信していきたいと考えております。
 先ほどの150年記念事業とも連携し、大臣会合の開催効果が、日光市のみならず栃木県全体へ波及するよう努めてまいります。

【『文化と知』の創造拠点整備】

 次に、「文化と知」の創造拠点整備についてであります。
 老朽化が進んでいる県立美術館と図書館につきましては、古文書保存などを担う文書館も加え、「文化と知」の創造拠点として、県体育館跡地に整備してまいりたいと考えております。
 約3.4haのこの土地に一体的に整備することで、高い相乗効果が発揮され、県内はもちろん、全国からも多くの人に訪れていただき、集まった人々の出会いや交流がまた新たな栃木の「文化と知」を生み出していくことを期待するところであります。広く県民に愛され、将来にわたり県民誰もが誇りに思える拠点としてまいりたいと考えております。
 これは現時点での私の考えでありますので、新年度には、県議会、県民、有識者等から成る検討委員会を設置して幅広く御意見を伺いながら、整備構想の策定に着手し、丁寧に検討を進めてまいります。

【県政推進に当たっての基本的な考え方】

 次に、県政推進に当たっての基本的な考え方の一端を申し上げます。
 まず、「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」のレガシー等の未来への継承につきましては、スポーツを通じた地域活性化に向け、仮称ではありますが、「とちぎスポーツの活用による地域活性化推進戦略」を本年度中に策定し、新年度の早い時期に地域スポーツコミッションを設立いたしまして、大規模大会・スポーツ合宿等を戦略的に誘致するなど、スポーツツーリズムを推進するとともに、県内外の交流人口の拡大に取り組んでまいります。
 次に、若者、女性に選ばれる“魅力あるとちぎ”づくりにつきましては、働き方等に関する若者や女性のニーズを的確に捉え、魅力ある雇用や産業を創出する施策を戦略的に展開するほか、女性デジタル人材の育成などを推進してまいります。
 また、こども医療費助成制度の拡充をはじめ、結婚、妊娠・出産、子育て支援のさらなる充実を図ってまいります。
 次に、新型コロナウイルス感染症の克服とポストコロナにおける本県産業の競争力の強化についてであります。引き続き、感染防止対策を徹底するとともに、感染症法上の分類の見直しの検討状況を踏まえつつ、診療・検査体制の強化や病床の確保など、各種対策に万全を期してまいります。
 また、原油価格・物価高騰等の急激な社会経済情勢の変化にも柔軟に対応できるよう、産業人材の確保・育成など、本県産業の競争力の強化に取り組んでまいります。
 さらに、インバウンドの早期V字回復に向け、デジタルを活用したプロモーションなどの各種施策を展開してまいります。
 次に、Society5.0及びカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの推進についてであります。とちぎデジタルハブの取り組みを本格化させるとともに、とちぎビジネスAIセンターにより、県内企業におけるAI等の導入・利活用を促進するほか、教育、文化芸術、観光、防災など、さまざまな分野においてデジタル技術の社会実装を推進し、地域課題の解決を図ってまいります。
 また、「2050年とちぎカーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」に掲げた各プロジェクト等を戦略的に展開してまいります。

【高病原性鳥インフルエンザについて】

 高病原性鳥インフルエンザについての対応について申し上げます。
 1月4日時点では、54例が確認されています。埼玉県12月30日、群馬県1月1日、千葉県1月3日、そのほか、広島、福岡で確認・発見されているところでございます。
 栃木県の対応についてですけれども、最大限の警戒感をもって発生予防に努めています。本県では、100羽以上の飼養者に対しまして、飼養衛生管理基準の順守及び異常鶏の早期通報を改めて徹底するよう、通知を発出しております。
 また、11月4日には、家畜伝染病予防法に基づき、知事から農場自らの消毒を命じ、全農場の消毒実施を確認したところであります。また、10月から3月まで、全養鶏場311農場に対しまして、飼養衛生管理基準の自己点検及びその結果について、月1回の報告を求めております。不順守項目が認められた場合には、改めて立ち入り点検を実施し、改善を指導しているところであります。
 さらに、12月以降全ての隣接県で発生しておりますことから、国庫事業を活用した生産者が実施する消毒の支援について検討しているところであります。

 むすびに

 以上、年の初めに当たりまして、私の抱負を申し上げました。
 卯の年は、ウサギの飛び跳ねる姿から、飛躍する年とも言われます。
 栃木県重点戦略「とちぎ未来創造プラン」に掲げました本県の将来像「人が育ち、地域が活きる 未来に誇れる元気な“とちぎ”」の実現に向けまして、各種プロジェクトをより積極的に展開するとともに、国のデジタル田園都市国家構想総合戦略を踏まえ地方創生の取り組みを深化させ、栃木県が大きく飛躍できる年となるよう努めてまいります。
 社会が大きく変化する中におきましても、時代の潮流を的確に捉え、デジタルも活用しながら地域の課題解決や魅力向上を図り、未来に誇れる「新しいとちぎ」づくりに全力で取組んでまいりますので、県民の皆様のより一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。
 結びに、令和5年が県民の皆様にとって健やかで幸多き年となりますことを心からお祈り申し上げまして、新年のあいさつといたします。

(質疑事項)

1.今年の抱負について

記者:昨年に続き、本年も、栃木県にとり大変意義深い年になろうかと思います。知事はじめ県職員の皆さん、大変重要なお仕事が続きますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 知事の説明にもありましたが、本年6月、日光市でG7閣僚会合がございます。栃木県の魅力を発信し、人を呼び込む機会が見込まれております。県制150周年の節目を迎えるに当たり、新型コロナ感染症対策を踏まえてではありますが、県政トップとして2023年をどのような年にしたいか、改めてではありますが、まず御所感を伺えればと思います。よろしくお願いいたします。

知事:本年は、先ほど申し上げましたとおり、栃木県誕生150年の節目となります。郷土への愛着や地域の活力をさらに向上させ、将来に継承する好機と考えております。
 さらに、卯年は、新しいことに挑戦するのに最適な年ともされており、G7サミットに伴うわが国で初めての男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が栃木県で開催されるにふさわしい年であると考えております。
 一方で、新型コロナウイルスとの闘いも続きますことから、必要な対策に万全を期しながら、この機を捉え、デジタルの活用等により、栃木県の魅力・実力を広く国内外に発信し、地域経済の活性化やブランド力の向上に努めるとともに、これらの事業の効果を県全体へ波及させてまいりたいと思います。
 県民の皆様にも、150年の節目を祝っていただきたいと思いますし、G7大臣会合等で国内外から栃木県を訪れる方々への「おもてなし」を担っていただきながら、栃木県が大きく飛躍できる年となるよう全力で取り組んでまいりますので、県民の皆さんのお力添えもよろしくお願い申し上げます。

2.新年度予算編成方針について

記者:来年度の予算編成について伺います。
 今、編成が本格化していると思うのですが、改めて、どのような方針で編成されるかというところをお伺いできればと思います。

知事:予算編成についてお答えいたします。
 新年度は、新型コロナウイルス感染症への的確な対応はもとより、ポストコロナを見据えた産業の競争力強化や、若者・女性のニーズを捉えた選ばれる地域づくり、さらには、さまざまな分野におけるデジタルトランスフォーメーションや、カーボンニュートラルの実現に向けた施策を重点的に展開するほか、「とちぎ未来創造プラン」や「とちぎ創生15戦略(第2期)」を着実に実施してまいります。
 また、「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」を契機としたスポーツツーリズムや共生社会の実現に向けた取り組みを推進するとともに、栃木県誕生150年記念事業による郷土愛の醸成、G7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合の開催に合わせた本県のブランド力向上などにも積極的に取り組んでまいります。
 これら各種の取り組みを着実に進めるため、事務事業のスクラップ・アンド・ビルドを一層推進するとともに、自主財源の充実に努めるなど、歳入歳出全般にわたり徹底した見直しを進めることにより、必要な財源を確保しながら、メリハリのついた予算編成に取り組んでまいりたいと思います。

記者:ありがとうございます。

3.栃木県誕生150年について

記者:知事から発表のあった県150周年のロゴなんですけれども、今後、例えばどういった場面とかどういったものにこのロゴが使われるのか教えてください。

知事:実行委員会を組織しておりますので、県が行う事業については当然活用していくわけですが、各種団体や企業などから150年の冠を付けたイベントなどを開催したいという申し出があった際に、実行委員会で内容等を確認させてもらった上で、ロゴマークについては積極的に使ってもらいたいと考えておりますし、県が発行する出版物やデジタルを活用した発信事業、いずれの分野にもこれらのロゴを掲載した上で、多くの皆様方の目に留まるように活用してまいりたいと考えております。
 県民の皆様方にも大いに活用してもらいたいと思っております。

4.知事の和装について

記者:知事は和装で臨んでいらっしゃいますが、これは例年ですか。

知事:はい。きょうは結城紬にいたしました。例年、結城紬または真岡木綿を交互に着用しまして、新年の年頭会見には和装で臨むことにしております。伝統文化の継承ということについても、県の取り組みの姿勢をお示ししてまいりたいという思いでございます。

記者:ありがとうございます。

5.新型コロナウイルス対策について

記者:新型コロナの現状と認識についてお尋ねしたいのですが、年末から感染者数がかなり上がってきていて、年末年始を過ぎた今の現状認識と、今後の対策等々をいただければと思います。

知事:コロナの感染状況、また、インフルエンザの状況についても併せて申し上げたいと思います。
 まず病床使用率についてですが、年明け早々に過去最大値を確認し厳しい状況にはありますが、発熱外来のひっ迫までには至らなかったと認識しております。何とか年末年始を乗り越えることができたのも、医療関係者の皆様方の御尽力と、県民の皆様の感染対策への御協力の賜物でございます。改めて御礼を申し上げます。
 本県の新規感染者数は、高い水準が継続しているものの、直近では減少傾向が見られておりますが、年末年始に検査・診療を行う医療機関が少ないことも影響していると考えられますこと、また、本日の新規感染者数も3,335人となる見込みでありますことから、今後の推移を注意深く見守る必要があると思っております。3,335人、過去最大は昨年8月4日の3,371名でございます。
 一方、救急・入院医療提供体制につきましては、入院患者の8割が高齢者となっておりまして、看護及び介護等に係る負担が大きい。加えて、医療従事者の感染等による欠勤者も、過去最高の401名が欠勤している。こういう状況で入院患者の受け入れ体制の維持が極めて難しくなっているというのが現状でございます。
 さらに、救急搬送困難事案の発生件数も高い水準で推移しておりまして、年末に受け入れを開始しました県央南臨時医療施設におきましても、各地域の入院受け入れ医療機関で受け入れできない患者が数多く搬送されるなど、救急搬送も厳しい状況となっています。
 今後、仕事や学校が始まりますので、感染拡大が懸念されるところでございます。引き続き、基本的な感染対策を継続いただきますとともに、コロナワクチンやインフルエンザワクチンの接種の検討、救急外来や救急車の適切な利用をお願い申し上げます。
 特に、65歳以上の高齢者や基礎疾患のある方で重症化リスクの高い方につきましては、感染リスクの高い行動をできる限り控えてもらいたいと思います。そして、これらの方と会う場合には、事前に、会いに行く側で検査を受けてもらいたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 インフルエンザの本県の状況につきましては、12月19日から25日の週におけるインフルエンザの報告数は42件、定点当たり0.55。現時点では、本県は流行期には入っておりません。
 一方、その前週の12月12日から18日の週におけるインフルエンザの報告数は23件、定点当たり0.30。ということを考えれば増加傾向にあると、0.30が0.55ですので。全国的には、第51週(12月19日から25日の週)で定点当たりの報告数が1.24となっておりまして、流行シーズン入りとなっております。ちなみに、定点数は全国に約5,000カ所、報告数が6,103件だそうでございます。これらインフルエンザの感染状況についても、栃木県では流行期には入っておりませんが、注視してまいりたいと思います。

記者:現状よくわかりました。インフルエンザはまだ蔓延期には入っていないということですが、コロナは予断を許さない状況だと思います。改めてなんですが、県民への呼び掛けを短く言っていただければと思います。お願いします。

知事:医療機関がいよいよ診療開始いたしました。ついては、先ほど申し上げましたように、本日の感染者が3,335。これは年末年始の数の報告も入っていると思われますので、本日については件数が多いのはある程度やむを得ないと思いますが、人が行動制限なしで年末年始を過ごしましたので、多くの人々が活動を活発化しました。
 つきましては、感染状況がこれからどうなっていくのかは、ここ1週間ぐらいの様子を見ていかなければなりませんが、非常に厳しい状況が続く、またはさらに高まる可能性もあるわけでございますので、仕事、学校が始まります、基本的な感染対策のマスク、手洗い、消毒、換気については、学校においても事業所においても家庭においても、県民の皆様方には徹底的に取り組んでいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

記者:ありがとうございました。

6.「文化と知」の創造拠点整備について

記者:「文化と知」の拠点についてお伺いします。
 先ほど、美術館と図書館と文書館を県体育館の跡地に移すということをお話になりましたが、あくまでも現時点でのお考えということで、これから整備構想の策定に入るということですが、現時点で知事は、大体新しい施設のオープンの時期をいつ頃とお考えになっているのか、あとは必要な予算はどれぐらいかかるとお考えなのかお伺いします。

知事:先ほど申し上げましたように、私個人の考え方としては、複合施設で3.4haに一体的に整備をすることが将来の栃木のためになるのではないかと考えております。文化と知の拠点にふさわしいのではないかと思います。
 がしかし、県民の皆様方の中には分散して設置をするという御意見もあるわけでございます。宇都宮市内に集中整備すること以外も検討すべきだという御意見もあるわけですので、それらを含めて、新年度、検討委員会を立ち上げて議論をしてもらう。そして、さらにこれからの美術館や図書館や文書館の果たす役割なども含めて議論をしてもらいたいと考えておりますので、いつ頃までに構想を描くとか、事業費がどの程度になるかとかというのは、整備の形態・方向が決まって以降に、速やかに概算事業費などを公表してまいりたいと思います。現時点においては白紙状態ということでございます。

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