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更新日:2018年6月1日

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豚流行性下痢(PED)の発生状況について

 豚流行性下痢(PED)は、平成25年10月に、国内で7年ぶりに発生が確認され、平成25年10月から平成26年8月までに38道県817農場、平成26年9月から平成27年8月までに28都道県233農場、平成27年9月から平成28年8月までに16道県107農場、平成28年9月から平成29年8月までに15県75農場で発生が確認されました(最新の情報は、農林水産省ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください) 。

県内における豚流行性下痢(PED)の発生状況(平成29年9月以降)

 (平成30年6月1日現在)

 

例数 発生地域 発生年月日 現在の状況
1 県北地域 平成30年1月30日 非発生農場へ復帰
2 県央地域 平成30年2月28日 非発生農場へ復帰

 

1例目(平成30年1月30日確定)の発生概要について(PDF:83KB)

2例目(平成30年2月28日確定)の発生概要について(PDF:86KB)

関係者の皆様におかれましては、引き続き、本病の発生及びまん延防止のため、より一層の防疫対策の徹底をお願いします。

 

県内における過去の豚流行性下痢(PED)の発生

発生期間

発生例数

H26.4~H27.8

23

H27.9~H28.8

3

H28.9~H29.8

3

 

豚流行性下痢(PED)とは

  • ウイルスが感染することにより豚やいのししに下痢を起こす病気です。
  • ヒトには感染しません。 PEDにかかっている豚の肉が食品として流通することはありませんが、仮にヒトがその豚肉を食べてもPEDにはかかりません。
  • 糞便を介して直接的又は間接的に経口感染します。
  • 冬期から春期にかけて流行しやすい特徴があります。
  • 水様性下痢や嘔吐で、10日齢以下の子豚は高率で死亡しますが、繁殖豚や肥育豚の死亡はまれで、一過性の下痢で治癒します。
  • 治癒した豚は出荷が可能です。
  •  家畜伝染病予防法で届出伝染病に指定されてiいます(口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザのような殺処分を要する家畜伝染病ではありません)

国内での発生拡大の想定要因(特定には至っていません)

これまでの国内の発生農場における調査内容から次のような問題点が確認されています。

発生地域のと畜場や農場への豚出荷による車両の往来

発生地域と共通の工事業者の出入り

発生地域の農場と同一生産グループでの車両の往来

農場・食肉処理施設等での確実な車両消毒ができていない

農場出入りにおける農場内・豚舎ごとの衣類・長靴の使用が徹底されていない 

 野鳥・野生動物の関与など

侵入防止対策が不十分

発生予防のために必要な対策

養豚関係者全ての方へ 

特に養豚農家の方へ

特に食肉処理施設及び農場等に出入りする関係者の方へ

「飼養衛生管理の再徹底」と「早期通報」のお願い

本県及び近県(茨城県、千葉県及び群馬県)で発生が続いており、どこで発生してもおかしくありません。

養豚農家の皆様には、農場の飼養衛生管理の再徹底をよろしくお願いします。

毎日の豚の健康観察をより注意深く行っていただき、豚流行性下痢(PED)を疑う下痢や嘔吐の症状が見られる場合は、速やかに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。

  • 県央家畜保健衛生所 TEL:028(689)1200  FAX:028(689)1279  携帯:090-7205-0895(夜間・休日) 
  • 県南家畜保健衛生所 TEL:0282(27)3611  FAX:0282(27)4144  携帯:090-7205-1402(夜間・休日)
  • 県北家畜保健衛生所 TEL:0287(36)0314  FAX:0287(37)4825  携帯:090-7205-1826 (夜間・休日) 

栃木県の対応

本県の対応(栃木県豚伝染性下痢防疫対策会議資料(平成26年4月10日)より(PDF:166KB)

制度資金及びリース事業のご案内

養豚経営等が活用可能な経営支援策について(PED発生関連)(PDF:1,157KB)

県民の皆様へ

1 豚肉を食べて人がPEDにかかることはありますか?

 PEDにかかっている豚の肉が食品として流通することはありませんが、仮に人がその豚肉をたべたとしても、PEDは豚とイノシシがかかる病気なので、人にはかかりません。

2 愛玩用に豚を飼っている場合、気をつけることはありますか?

 PEDに限らず、日頃からの健康管理が大切です。次のことに気をつけて、豚が病気にかからないように注意してください。また、豚の健康状態を観察をして、異状があったらかかりつけの獣医師にすぐに診察してもらってください。

(1) 自宅など、飼っている場所に病原体を持ち込まないことが肝心です。 

  • 外から自宅に帰ってきた際は、手洗いやうがいをしましょう。
  • 他の動物が入り込まないようにしましょう。

 

(2) また、豚の健康状態を維持するため、

  • こまめに清掃し、フンなどはすぐに片付けましょう。
  • 野生動物が様々な病気を媒介する可能性がありますので、豚を散歩させる際は、野生動物との接触を避けるとともに、帰ってきたら、豚の足を洗うなど、清潔にしましょう。

 

お問い合わせ

畜産振興課 家畜防疫班

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館13階

電話番号:028-623-2344

ファックス番号:028-623-2353

Email:chikusan@pref.tochigi.lg.jp

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