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更新日:2016年12月19日

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野生動物への餌付けなどについて

野生動物への餌付けについて

  本来、野生で生物が生きていくためには、人間による餌付けは必要ありません。逆に餌を与えることにより、野生動物の行動様式の変化、人的・農林水産業被害の誘因や生態系・鳥獣保護管理への影響が生じることもあります。
  例え希少種であっても、個体数を増やすのであれば、まずは生息環境を改善することが重要です。 
  特に人身被害の恐れがある場合や、特定の種が急増し、明らかにその地域の生態系のバランスがくずれている場合は、給餌を行うことの是非を地域で良く話し合ってください。

  日光市サル餌付け禁止条例(外部サイトへリンク)

  また、人家周辺に放置された生ゴミや農地の収穫残渣は、人間が意図しなくても野生動物にとっては餌付けとなり、集落への出没を増やすことにつながります。人家や農地では、餌となるものの適正な管理に努めましょう。

  クマやサルなど野生動物への餌付け防止について(環境省)(外部サイトへリンク)

  なお、国立公園の特別地域では、餌付けなど野生動物の生態に影響を及ぼす行為が規制されており、30万円以下の罰金に処される可能性もあります。

野鳥観察や野鳥撮影にあたってのお願い

  野鳥が安心して暮らせるよう、野鳥観察や野鳥の撮影をする際には、以下のような配慮をお願いします。

営巣中、育雛中の野鳥や巣へは近付かない

  親鳥は、卵やヒナを守るために神経をとがらせています。人間の存在がストレスの原因となり、「この場所は危険」と判断して親鳥が巣や抱卵を放棄したり、ヒナが十分に育つ前に巣立たせたりする可能性があります。
巣や巣立ち雛に遭遇した場合、すみやかにその場を離れるようにしましょう。

音声による誘引はしない

  観察や撮影がしやすいように、野鳥の鳴き声を流して誘引してしまうと、別のオスが縄張りに侵入してきたと勘違いし、その場所で安心して子育てをしなくなる等、繁殖に悪影響を与える可能性もあります。
  野鳥にストレスを与えないよう、音声による誘引は行わないでください。

餌付けや環境改変は行わない

  野鳥は人の手を借りずに自然のなかで生きていくべき生き物です。
  人間が撮影を目的として餌付けをしてしまうと、本来出会うはずのなかった野鳥同士が、餌を求めて縄張り争いを始めたり、餌の匂いに誘引されて危険な野生動物が住み着いてしまう可能性があります。
  また、野鳥の巣を撮影しやすいように木や枝を伐採するという環境改変についても、その土地を管理する条例などに違反する可能性があります。
  その場所の生態系を脅かすことのないよう、ありのままの自然のなかでの観察/撮影を心がけてください。

営巣中などの写真や映像をSNSで公開しない

  親鳥がヒナに餌をあげているところは、見ていてとても微笑ましいものです。ついつい撮影した写真を誰かに見てもらいたいと思ってしまいますが、子育ての時期は野鳥にとって最も大切な時期です。
SNS等の情報はすぐに広まり、営巣地には多くの人が集まります。多くの人が観察や撮影に出かけると、鳥にとっては大きなストレスとなり、親鳥が巣や抱卵を放棄したり、ヒナが十分に育つ前に巣立たせたりする可能性があります。
  SNS等での情報発信は、野鳥の子育てが終わってからしていただくよう、配慮をお願いいたします。

お問い合わせ

自然環境課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階

電話番号:028-623-3211

ファックス番号:028-623-3259

Email:shizen-kankyou@pref.tochigi.lg.jp

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