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更新日:2024年12月17日
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栃木県でニホンザルの農業被害が顕著になったのは1980年代以降です。
サルの分布域の拡大は里地方向へ急激にすすみ、これに伴い農林業等の被害地域が拡大しています。
同時に1980年代には、日光市のいろは坂、中宮祠地区において、「餌付け」による人慣れしたサルが育成され、物産店や車への侵入、観光客の土産物袋の強奪が発生するようになっていました。
これらの状況に対処するため、平成9(1997)年10月に、日光・今市地域におけるニホンザル保護管理計画を策定し、この計画を基に、旧日光市による全国初の「餌付け禁止条例」が施行され、年間を通して観光客への普及啓発、餌付けされた群れの追払いを目的とするパトロールが実施され、一定の成果をあげていました。しかし、被害地域が県西部を中心に拡大し、対策を求める声が高まってきていました。
そこで、対象地域を県内全域に広げ、ゾーニングによる人とサルのすみ分けを目標とした「栃木県ニホンザル保護管理計画」を平成15(2003)年3月に策定し、以降、同二期計画(平成19~23年度)、同三期計画(平成24~28年度。平成27年5月29日から「栃木県ニホンザル管理計画(三期計画)」に変更。)、同四期計画(平成29~令和3年度)により、生息域拡大の防止、被害の軽減、住民の理解促進のための対策を実施してきました。
しかしながら、依然として農林業被害が発生しているほか、生息域の明確な縮小も見られないことから、これまでの取組の結果を踏まえた上で、令和4年3月に同五期計画(令和4~8年度)を策定し、各種対策を実施しています。
・栃木県ニホンザル管理計画(五期計画)の概要(PDF:216KB)
・栃木県ニホンザル管理計画(五期計画)(PDF:2,749KB)
この計画では、毎年の施策を評価して次年度の対策に生かすため、モニタリングを行うこととしています。最新の報告は、令和5(2023)年度栃木県ニホンザル管理計画モニタリング結果報告書(PDF:3,004KB)(報告書概要版(PDF:279KB))を御覧ください。
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