重要なお知らせ
更新日:2020年7月21日
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下水処理場(浄化センター)は、多量のエネルギーを消費する一方で、処理過程で発生する消化ガスや太陽光発電に適した屋根など、多くの再生可能エネルギー資源を有しています。これらを積極的に利活用することで、持続的発展が可能な循環型社会の形成に寄与するとともに、施設の維持管理費等の削減を図ります。
消化ガスは、これまで大部分が利用されずに燃焼処理されていました。これを有効利用するため、消化ガス発電を導入し、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を活用した売電を行います。
県では、消化ガスの発生量が最も多い県央浄化センターに発電設備を最初に導入しようと、平成24年度に設計に着手し、25年度~26年度には工事を実施しました。工事完成にあたり平成27年 1月23日に知事の出席のもと起電式を行い、2月1日から売電を開始しました。
続いて、鬼怒川上流・巴波川・北那須の3浄化センターにも導入を拡大し、25年度~26年度にかけて設計・工事を実施しました。鬼怒川上流・巴波川は平成27年4月1日、北那須は平成27年5月1日から売電を開始しました。
さらに、令和2年2月から思川浄化センターにて、令和2年4月から大岩藤浄化センターにて、民設民営型消化ガス発電事業を実施しています。
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県央 |
鬼怒川上流 |
巴波川 |
北那須 |
思川 |
大岩藤 |
消化ガス年間 発生量 |
約130万 立方メートル |
約80万 立方メートル |
約67万 立方メートル |
約98万 立方メートル |
約36万 立方メートル |
約18万 立方メートル |
発電設備 |
燃料電池 315kW 105kW×3台 |
燃料電池 210kW 105kW×2台 |
燃料電池 210kW 105kW×2台 |
ガスエンジン 200kW 25kW×8台 |
ガスエンジン 49kW 24.5kW×2台 |
ガスエンジン 25kW 25kW×1台 |
発注方式 |
直営 設計施工分離 |
直営 設計施工一括 |
直営 設計施工一括 |
直営 設計施工一括 |
民設民営 |
民設民営 |
計画年間発電量 |
約250万kWh |
約160万kWh |
約130万kWh |
約140万kWh |
約38万kWh |
約19万kWh |
売電開始時期 |
平成27年 2月 |
平成27年 4月 |
平成27年 4月 |
平成27年 5月 |
令和2年2月 |
令和2年4月 |
太陽光発電については、平成25年度から地球温暖化対策課で実施している栃木県太陽光発電「屋根貸し事業」を活用し、浄化センターの建物屋上や水処理施設上面を民間事業者に貸し出し、普及を促進してきました。平成26年度までに、3浄化センターで発電を開始しています。
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県央 |
巴波川 |
大岩藤 |
発電設備 |
1,666kW |
1,607kW |
287kW |
発注方式 |
屋根貸し事業 |
屋根貸し事業 |
屋根貸し事業 |
設置面積 |
約13,700平方メートル |
約18,200平方メートル |
約2,200平方メートル |
計画年間発電量 |
約158万kWh |
約168万kWh |
約29万kWh |
売電開始時期 |
平成26年11月 |
平成26年 8月 |
平成26年 9月 |
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