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更新日:2017年1月16日
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下水道(げすいどう)には、1つの市や町の汚水(おすい)をきれいにするための「公共下水道(こうきょうげすいどう)」と2つ以上の市や町の汚水(おすい)をきれいにするための「流域下水道(りゅういきげすいどう)」があります。
公共下水道(こうきょうげすいどう)は市と町が、流域下水道(りゅういきげすいどう)は県が管理しています。
栃木県では6か所の流域下水道(りゅういきげすいどう)を管理しています。
みんなの家にあるトイレやおふろの水などの汚水(おすい)は、下水管(げすいかん)を通って、処理場(しょりじょう)におくられます。処理場(しょりじょう)では、汚水(おすい)を微生物(びせいぶつ)のはたらきできれいにして、川に流します。
*みんなの家が下水管(げすいかん)につながっている場合。
下水道(げすいどう)を作ると、においがするくみ取りのトイレやよごれたドブがなくなったり、ハエやカといった害虫(がいちゅう)がいなくなり、みんなの町が住みやすくなります。
よごれた水をきれいにしてから川に流すので、川がきれいになります。
みんなの町に降った雨を下水管(げすいかん)から川に流すことで、大雨の被害(ひがい)から町を守ります。
処理場(しょりじょう)で汚水(おすい)をきれいにするとき、汚泥(おでい)というものが発生します。汚泥(おでい)とは、よごれの固まりであり、普通はごみとして捨ててしまいます。
しかし、その汚泥(おでい)も上手に使えば資源(しげん)として有効利用(ゆうこうりよう)することが出来ます。例えば、セメントの材料や電気をつくることが出来ます。
他にも、処理場(しょりじょう)にあるスペースを有効利用(ゆうこうりよう)することでソーラーパネルを設置(せっち)して太陽光発電(たいようこうはつでん)も出来ます。
セメントの材料などにもなる
電気をつくる
水をきれいにする時に出てくる汚泥(おでい)からは、特別な方法でメタンガスを含む消化ガス(天然ガスに似た成分のガス)を取り出すことが出来ます。このガスを使って電気をつくることも出来ます。
栃木県が管理している流域下水道(りゅういきげすいどう)のうち4つの処理場(しょりじょう)でガスから電気をつくっていて、その量は1,900軒(けん)の家で使う電気に相当します。
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