重要なお知らせ
更新日:2022年10月20日
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10月に入り、管内ではホールクロップサイレージ(WCS)用稲の収穫が本格的に始まりました。WCSとは、穂だけではなく、茎や葉も収穫し、フィルムで密閉し発酵させた家畜の飼料のことです。
田んぼの中に白や緑色の直径1メートル程度のロール状の物があるのを見たことはありませんか?あの中には今回紹介したWCS用稲や牧草等が詰まっています。
WCS用稲のメリットは、基本的な栽培技術や使用する機械が主食用水稲と同じであり取り組みやすいこと、専用の機械により収穫作業を効率的に行うことができることが挙げられます。
管内では足利市北部の中山間地まで取り組みが広がっています。この地域では、耕種農家がWCS用稲の栽培を行い、コントラクター(作業受託組織)が収穫以降の作業を請け負うという営農体系が新たに開始されました。
家畜の飼料価格は世界的に高騰しており、WCS用稲等の自給飼料への活用はコスト低減の面からますます重要になっています。当事務所としても、WCS用稲の生産・活用を推進し、農家の経営向上を図っていきます。
写真1 WCS用稲つきすずか 写真2 専用収穫機でWCS用稲つきすずかを刈り取る様子
写真3 収穫機で形成されたロール(写真右)にラップフィルムを巻きつけている様子(写真中央)
写真4 ロールの保管場
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