重要なお知らせ
更新日:2017年6月15日
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栃木県は、関東地方で最大の面積を有し、比較的平坦な地形ともあいまって、生活や産業活動の場としての土地資源に恵まれ、地震、風水害、土砂災害などの自然災害が少ないという特徴があります。
また、東北縦貫自動車道、東北新幹線などが県を貫き、東京から東北地方へと連なる軸上に位置しています。さらには北関東自動車道の開通により、水資源、農林産物、エネルギー等の供給を通じて首都圏をバックアップする機能を共に果たしている福島県・茨城県・群馬県・新潟県などとの広域連携・交流の結節点にもなっています。
安足農業振興事務所は県南部の佐野市にあり、管轄区域は足利市及び佐野市 (平成17年2月28日に佐野市・田沼町・葛生町が合併)の2市で、管内面積は533.89平方キロメートル、人口は約27万7千人です。
本地域は、宇都宮市から約50キロメートル、東京から約70キロメートルに位置し、東には栃木市、西には群馬県桐生市、南は群馬県太田市及び館林市、北は鹿沼市に隣接しています。北部は足尾山系から派生する山並みが数条南下し、これらの間を秋山川、旗川、松田川等の水源河川が渡良瀬川に向かって流下しており、これらの河川沿岸に耕地が分布しています。
また、南部は関東平野に連なり、南部を西から東へ流れる渡良瀬川に沿って、平坦な耕地が展開しています。これらの地帯は、標高20~35mで出水期には機械排水を要する地域があります。用水の大部分は、渡良瀬川及びその支流に依存していますが、中山間部には天水、湧水、ため池利用もあり、揚水機も多く、水利の不安定な地域も少なくありません。渡良瀬川沿岸には湛水地域があり、内水排除のため、大規模な排水機場が3ヶ所設置されています。
なお、管内の土壌は、北部山間地は古生層からなり、中央部以南の平坦地では沖積層土壌が広く分布しています。土壌反応は弱酸性ですが、中東部の一部には石灰岩の影響で中性に近い土壌もあります。
本地域の農業は、経営耕地面積が小さく、副業的農家の割合が高い一方、平坦地域を中心に古くからいちご、トマト等の園芸作物の生産が盛んで、農業産出額に占める割合も高くなっています。
また、中山間地域では農村レストランや農産物直売所などの交流施設を核としたそばの生産が定着していますが、特に高齢化の進行が顕著であることや、近年イノシシ等の鳥獣による農作物への被害が多発するなど、生産意欲の減退から耕作放棄地の解消が進まない状況にあります。
栃木県農政部の情報は「栃木農政部ツイッターhttp://twitter.com/tochigi_nousei(外部サイトへリンク)」 でも発信していますので、是非、ご利用ください。
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