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更新日:2022年4月3日

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知事コラム「吹き竹」第160回

県民だより  vol.377(2022年3月号)掲載

 

フレイル予防で健康長寿

  両親が運転免許証を相次いで自主返納してから、間もなく1年になる(父90歳、母88歳)。体を動かすことが減り、筋力の低下が見てとれる。

  フレイルとは、加齢にともない心身の機能が低下した「虚弱」を意味する言葉で、「健康」と「要介護」の中間の状態を言う。健康的な生活を送るためには、「栄養+口腔」、「運動」、「社会参加」が必要だと言われている。

  実家の両親を見ると、運動は無縁、地域行事等への参加も体力的な面や移動環境を考えると難しい。買い物や外食に誘っても、「必要なものはお店に頼めば届けてくれる」、「着替えが大変だから」、「ヒゲを剃っていないから」と片付けられてしまう。

  両親の定期通院において、「春になれば野良仕事がありますから大丈夫だと思います」と付き添った私の妻、「それまでに動けなくなってしまいますよ!」と主治医。

  さあ困った、高齢者のフレイル予防はいかに。

   知事コラム「吹き竹」について

   「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 


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