重要なお知らせ

 

閉じる

更新日:2021年9月5日

ここから本文です。

知事コラム「吹き竹」第154回

県民だより  vol.369(2021年8月号)掲載

 

高齢者のデジタル化への課題

  ほとんど使わなかった高齢者用携帯電話を、ラクに使えるスマートフォンに買い換え、両親に届けた。父90歳、母88歳である。兄弟3人とも同居はしていないので、孝行しているとは言い難い。

  せめて急用の時にと用意したのだが、電池切れで充電もせず、通話不能状態であるのを心配し訪ねてみると、「90歳になるというのに今更要らないよ。電話はかけられるようになったけど、出る方がうまくいかない。」と言う。「画面を矢印の方に人差し指の腹でなぞりあげれば(=フリック)いいんだよ。」と話しながら練習を繰り返した。

  便利だからだけでは済まず、対応力も考えなければならない。SDGsの目標「誰一人取り残さない社会の実現」は可能か?今年は2人揃って運転免許証も返納した。美容室、買い物、通院等、自分達子どもの対応力も試されている。

  お盆月、県民の皆さん、親・家族孝行願います。

   知事コラム「吹き竹」について

   「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 


お問い合わせ

総合政策課 秘書室

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館9階

電話番号:028-623-2005

ファックス番号:028-623-2011

Email:hishoshitsu@pref.tochigi.lg.jp