知事コラム「吹き竹」第126回

県民だより vol.334(2018年10月号）掲載

～栃木地域医療研究会が40周年～

今年は、自治医科大学の卒業生が初めて世に出てから40年の節目を迎えた。1期生は昭和53年に卒業したが、初めはあらゆることが手作りで校歌も学生達で作り上げたとのこと。

さて、この研究会とは？と思う方もいらっしゃるかと思う。へき地医療を担う医療人の育成を目指し、国と47都道府県が共同で運営する自治医科大学は、出身県ごとに同窓県人会が組織されていることから、栃木県にゆかりのある方々で「栃木地域医療研究会」と言う名称で研修会や情報交換会等を行うために設立されたようである。

13期からは女性医師も卒業生となり、合併前の栗山村、田沼町、葛生町、烏山町、現在は日光市と佐野市において、へき地診療所での医療を守り続けてもらっているほか、へき地医療拠点病院等で活躍中である。

「あんた何か悪い事でもしたんか？若いのにこんな田舎で医者をやっていて」。そんなやりとりが交わされた事もあったとか。県民こぞって心より感謝！