重要なお知らせ
更新日:2012年5月23日
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家畜の粗飼料生産においては、下記を参考に放射性物質による汚染をできるだけ低く抑える対策を実施してください。
畜産酪農研究センターにおいて、放射性物質に汚染された飼料畑で、プラウ耕・ロータリー耕を行い、その後に飼料用トウモロコシを栽培し、放射性セシウムの吸収抑制効果を確認する試験を実施しました。
試験の結果、放射性セシウム濃度は、ロータリー耕32%、プラウ耕により45%低減しました。
このことから、飼料作物への吸収抑制対策として、プラウ耕、ロータリー耕は有効であることが確認できました。
耕起方法の違いによる除染効果を調査しました。
調査の結果、プラウ耕(反転耕)、ロータリー耕(耕起)、ディスクハロー耕(簡易更新)の順で、除染効果(低減率)が高いことがわかりました。
加里肥料を飼料用トウモロコシ栽培時に施用し、吸収抑制の効果を確認する試験を実施しました。
試験の結果、加里(K)無施用区に比べ、放射性セシウム濃度は慣行区(10kg/10a(K2O))で32%、加里区(28kg/10a(K2O))で47%低減しました。
この結果などから、飼料作物への放射性セシウムの吸収抑制対策として、加里の施用は有効であることが確認できました。
飼料畑により、土壌中の加里含量は様々ですので、土壌診断に基づいた適正な加里施用を行いましょう。
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