重要なお知らせ
更新日:2000年11月30日
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箒川(ほうきがわ)が流れる塩原渓谷は、渓谷と一体となった新緑、紅葉の季節の景観が特に美しい。箒川の支流には、多くの滝や吊橋が点在し、塩原渓谷歩道など探勝ルートのポイントとなっている。
源泉が豊富で多彩な泉質を誇る塩原温泉は、気軽に立ち寄れ、美しい自然の眺めを堪能しながら楽しめる温泉も多く、人気を集めている。
また、名所旧跡も多く、さらには、夏目漱石など数多くの文人が訪れた場所としても知られ、その中でも尾崎紅葉が「金色夜叉」を執筆したことは有名。
(写真は塩原渓谷)
切り立つ岩の間を、3段に分かれて豪快に流れ落ちる全長130mの雄大な滝。天に昇っていく竜を思わせることからその名が付いたと言われ、その姿は塩原名瀑の中でも随一の美しさ。
静かな沼と、原生林に囲まれた豊かな緑が美しく、神秘的な風景が広がる。
4月下旬にはミズバショウが清楚な姿を見せ、初夏には、沼に張り出した木の枝や葉にモリアオガエルが泡状の卵を産む。
沼の周囲にはバリアフリーの遊歩道が整備され、車いすでも散策を楽しむことができる。また、園地には太陽光発電設備を備えた、エコトイレも整備されている。
(写真上)大沼から望む新湯富士
(写真下 左から)モリアオガエル、モリアオガエルの卵塊、ミズバショウ
箒川の渓谷に架かる全長100mの吊橋。橋の下には渓谷が広がり、まわりは豊かな木々に囲まれ、塩原温泉郷の自然美をゆっくり堪能できる。橋を渡ると滝見台があり、対岸にある回顧の滝を遠望できる。
全長13kmのアップダウンの多い道を歩く本格的ハイキングコース。妙雲寺、小太郎ケ淵、天皇の間記念公園、国指定の天然記念物逆杉などを巡り、ところどころ露天風呂があるので、ゆったりと湯につかることもできる。
(写真は仙人岩吊橋)
美しい木立に覆われるように、ひっそりと清らかな流れをたたえている淵。清流が巨大な岩盤の上を滑り、滝をかけ、深い淵となっている。
新緑、紅葉の季節は一層趣があり、格別の美しさである。
戦国の時代に、塩原城主だった小山小太郎が身を投じたことからこの名が付けられたという。
塩原温泉は、平安時代の大同元年に如葛仙(じょかっせん)という僧侶により発見されたと伝えられており、平成18年には開湯1200年を迎える歴史ある温泉地。
箒側の渓谷に沿って11の温泉地が連なり、それぞれに泉質や趣が異なることから「塩原十一湯」と呼ばれている。
(写真は不動の湯)
八方ヶ原はツツジの名所として広く知られている。
6月中旬頃には大間々周辺のレンゲツツジが見頃となる。
レンゲツツジは別名「ウマツツジ」といい、高原などに分布する落葉の低木。
レンゲツツジは有毒で家畜が食べないことから、昔放牧場であったこの場所に大群落となって広がっている。
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