重要なお知らせ
更新日:2000年11月30日
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栃木県環境森林部自然環境課 電話 028-623-3211
栃木県県西環境森林事務所 電話 0288-21-1178
※申請等手続きについては、行為予定地エリアをご確認の上、所在する各市担当課にお問い合わせください。
(平成22年4月 1日から市町に権限が移譲されています。)
鹿沼市経済部観光交流課 電話 0289-63-2303
日光市市民環境部環境課 電話 0288-21-5152
この公園は、約1,200mの標高差があるため、標高差にしたがい、植生の変化が観察できます。
標高の最も低いところはスギ、ヒノキの植林地で、登って行くとコナラ、クリ、アカマツなどの林となり、下層にはヤマツツジ、リョウブ、クロモジなどが見られます。
標高700mあたりを超えると、ミズナラ、ヤマハンノキ、ハウチワカエデ、イタヤカエデ、ヤマモミジ、シラカンバ、オオカメノキなどの林となり、アカヤシオ、シロヤシオ、トウゴクミツバツツジ、サラサドウダンなどのツツジ類が多くなります。さらに登るとウラジロモミ、ツガなどの針葉樹やダケカンバなどが混じります。
また、井戸湿原と古峰ヶ原の2か所の湿原では、ミズゴケ、モウセンゴケ、サギスゲ、アキノリンソウ、レンゲツツジなどの花が楽しめます。
ヤシオツツジには、アカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオの三種類があり、昭和44年(1969年)に栃木県の県花に指定されました。
前日光周辺では、アカヤシオとシロヤシオが見られます。
アカヤシオは、4月下旬から5月上旬、葉がでる前にピンク色の花をつけるので、遠くからでもよくわかります。
シロヤシオは、それより遅れて、葉が出てからうつむき加減に花をつけます。樹皮がマツの木肌に似ていることから、マツハダとも呼ばれています。
湿原周辺では、渓流性のムカシトンボが生息しています。
このムカシトンボは原始的な羽を持っており、このような羽を持ったトンボは、他には化石にしか見られないことから、「生きている化石」と言われています。
野鳥の種類も多く、初夏にはオオルリをはじめキビタキ、クロツグミ、コルリ、コマドリ、カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、ジュウイチ、アオジ、ノジコ、イカルなどが観察されています。
また、ウソ、ルリビタキ、ゴジュウカラ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、コゲラ、アカゲラなどや、上空を舞うノスリやサシバなどの猛禽類の姿も見られます。
頭から背中にかけて鮮やかな瑠璃色で、腹部は白く、顔から喉にかけて黒い、スズメよりやや大きな鳥です。
姿とともに鳴き声も美しく、5月頃南方から渡ってきて、谷川沿いの森林の梢などでさえずる姿が見られます。
春と秋の渡りの季節には、市街地周辺でも見られることがあります。
夏鳥として日本に渡来し繁殖しますが、古峰ヶ原は県内でも数少ない観察地です。
緑がかった色をし、スズメより少し小さい鳥ですが、樹木の頂にとまって「チン、チンチョロリー、チョリ、チョッ」などと美しい声でさえずります。
ほ乳類では、シカやカモシカ、ツキノワグマなどの大型の種から、サルやキツネ、タヌキ、ノウサギ、アナグマ、ムササビ、テンなどの生息が確認されています。
また、ネズミ類などの小型ほ乳類を含め、多くの種が生息していることは、良好な自然が保たれていることの証といえるでしょう。
狩猟により幻の動物といわれるまで減少したため、昭和9年(1934年)に国の天然記念物、昭和30年(1955年)に特別天然記念物に指定され保護されてきました。
本県では、北西部山岳地帯に広く分布しており、昭和39年(1964年)に鳥獣保護意識の高揚を目的として県獣に指定されました。
薬師岳(標高 1,420m)、夕日岳(標高 1,526m)、地蔵岳(標高 1,483m)などから成る公園北部の山岳地帯は、日光国立公園の南側に隣接しています。
昔、修験のために使われた「禅頂行者の道」は、現在登山コースとして整備されています。
5月初旬には、アカヤシオがいっぱいに花をつけて、山全体がピンク色に染まります。
また、様々な野鳥がさえずり、県内でも代表的なバードウォッチングのコースとなっています。
祭神は日本武尊で、臣下の藤原隼人が京都からこの地に移住して、日本武尊の神霊を祀ったのが始まりと伝わっています。
江戸時代には、古峰ヶ原天狗(日光天狗)として、鞍馬山、愛宕山、秋葉山などと同様に天狗信仰で有名になり、連日多くの信者が参詣して賑わいました。
このため神社には、奉納された大小多数の天狗面があります。中でも、江戸時代に奉納された二つの巨大な天狗の面は、鼻の高さが91センチメートル、重さ約150キログラムもあり、災厄消除の神として信仰されています。 また、日本武尊、勝道上人、役小角、源義経などが立ち寄ったという伝承があることから、数多くの参籠者とハイカーを集めています。
ヤシオツツジ、ヤマツツジ、コメツツジなど多くのツツジ類に囲まれた小さな湿原です。
ヌマガヤ、ミズゴケを主とし、アブラガヤ、ヤチカワズスケ、ノハナショウブ、コバギボウシ、エゾシロネ、チダケサシ、ヒメシダなどの湿原性植物が生育しています。
8月頃には、ヒヨドリバナ、コウリンカ、ノハラアザミ、アケボノソウ、サワギキョウ、アキノウナギツカミ、コオニユリ、ヌマガヤ、ノリウツギ、ホザキシモツケなどの花が見られます。
横根高原に広がる標高約 1,300m、約 70haの牧場です。
鳥の声を聴き、のんびり草を食べるホルスタインの間を歩きながら、気持ちの良い眺望が楽しめます。
特に「象の鼻展望台」では、日光、群馬、秩父の山々、遠くは富士山まで見える雄大な景色が楽しめます。
また、牧場の中には、前日光ハイランドロッジがあり、近くの横根山、井戸湿原、象の鼻展望台などを歩くのに便利です。夜には、都会では見られないきれいな星空があおげます。
横根高原の山あい、標高約 1,300m付近にひっそりと広がるひょうたん形の湿原です。
小さな高層湿原ですが、湿原性植物や周辺の亜高山植物など400種以上が生育しているため「植物の宝庫」といわれ、早春の芽吹き、6月上旬のレンゲツツジ、8月の湿原性植物の可憐な花、10月下旬の紅葉など、四季折々に変化するすばらしい自然を見せてくれます。 湿原部分は、ミズゴケ、カワズスゲを主とし、アブラガヤ、トダシバ、マイヅルソウ、サワギキョウ、モウセンゴケなどから成る湿地部分と、ニッコウシダ、ヤマドリゼンマイ、レンゲツツジを主とし、ノリウツギ、ミヤコザサなどから成る乾燥の進んだ部分の二型に大別されます。
約1200年前、勝道上人が開いたと伝わる古い神社で、祭神は盤裂命、根裂命、武甕槌(男)命です。
源頼義父子が奥州征伐に成功したとき、ここで勝利を祈願していたことから、「兵馬の神」として崇められるようになったと伝えられ、五穀豊穣、商売繁盛の守護神としても信仰を集めています。
また、麓の神社(下社)の石段から約1キロメートル、30分ほど登ると、加蘇山神社の神木で「縁結びの千本桂」といわれ、古くから信仰されている県指定天然記念物の「千本桂」があります。
中の院を過ぎ、高さ20mの大岩壁に張られた鉄鎖をたどって登ると、中腹の大洞窟内に奥の宮があります。
この地域には、鎖のかかっている岩場がたくさんありますが、鎖で登れないと思ったときは絶対に戻りましょう。
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