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更新日:2024年3月3日

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知事コラム「吹き竹」第180回

県民だより  vol.400(2024年2月号)掲載

 

老いと向き合う

  日本科学未来館 浅川智恵子館長を訪ね、館内の常設展「老いパーク」でゲーム型の「老い」を体験してきた。声の聞きにくさ、文字の読みにくさ等、日頃の不自由さを改めて体感した。「死すべき定めから目を背けず、真実に向き合う姿勢こそ科学の本領なのだ」同館長のメッセージである。多くの小学生が来館していたのにも驚いた。

  最近、現金対応しない店が出現したほか、レストランのタッチパネル注文で同じ品が5人前運ばれてきて妻になじられた知人の話や、LRT乗車の際にICカードをタッチする意味が解らず手のひらでタッチした高齢者がいた話など、笑い話では済まされないことが身の廻りに起きている。

  県は今議会に「栃木県デジタル社会形成推進条例」案を提出する。科学や医学の力も借りながら、デジタル社会に誰一人取り残されることなく、県民誰もが老いても人生を生き抜くことができる環境を整えたい。

   知事コラム「吹き竹」について

   「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 


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