01 鷲子山（とりのこさん）自然環境保全地域

概要

（1）位置：那須郡那珂川町大字矢又

位置図

この地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図（数値地図）を使用したものです。

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（2）面積：24.70ヘクタール

（3）指定年月日：昭和48年8月31日

（4）所有・地区別面積

地区全域普通地域
所有別面積全域民有地

（5）地域の概要

八溝山地の中央部、鷲子山塊の主峰鷲子山（標高468m）は茨城県との県境に位置し、山頂の鷲子山上神社は、参道が両県に跨るユニークな神社となっています。このため、境内にある「鷲子山の千年杉」が栃木名木百選に選定されている一方、「鷲子山上神社のカヤ」は茨城県の天然記念物に指定されています。また、神社には鷲（トリ）の名称に因んで、フクロウをモチーフにしたモニュメントが各所に配置されているほか、フクロウの巣箱も設置されています。

植生は、本殿東方にひろがるカシ類やブナが混生したモミの天然林が特徴的です。その他は山麓の集落から伸びる旧参道沿いのスギ林が大半を占め、一部にコナラ林がみられます。また、本殿周辺にはウラジロガシ・シラカシなどの暖温帯要素、モミ・カヤ・イヌブナなどの中間温帯要素、ブナなどの冷温帯要素の複数の樹林帯が高木層を形成しており、暖温帯と冷温帯の境界付近に特有の植生を見ることができます。

これらの貴重な自然環境から、鷲子山及び鷲子山上神社は、「日本の自然百選」及び「栃木の景勝100選」に選定されています。