重要なお知らせ

 

閉じる

ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事記者会見 > 知事記者会見目次【令和2(2020)年度】 > 令和2(2020)年11月24日(第11回知事定例記者会見)

更新日:2020年11月26日

ここから本文です。

令和2(2020)年11月24日(第11回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和2(2020)年11月24日(火曜日)午後13時30分から
場所:県庁大会議室1

(話題事項)
1.「鬼滅の刃」のシネアドを活用した観光情報の発信について

(質疑事項)
1.コロナの現状について
2.「鬼滅の刃」のシネアドについて(その1)
3.Go Toについて
4.「鬼滅の刃」のシネアドについて(その2)
5.「鬼滅の刃」のシネアドについて(その3)
6.「鬼滅の刃」のシネアドについて(その4)

(話題事項)

1.「鬼滅の刃」のシネアドを活用した観光情報の発信について

  「鬼滅の刃」のシネアドを活用した観光情報の発信についてでございます。
  栃木県の観光誘客と魅力度向上を図るため、大ヒット中の映画「鬼滅の刃~無限列車編~」の上映に合わせまして、シネアドを活用し、栃木県観光の魅力をPRすることといたしました。
  アニメ「鬼滅の刃」の聖地の一つとされます「あしかがフラワーパーク」を中心に本県観光地の魅力をまとめた30秒のCMですが、これを12月4日から12月17日の2週間及び12月25日から1月7日の2週間、合わせて4週間、首都圏や関西圏の延べ80館で放映し、本県の魅力を広く発信してまいりたいと思います。 

(質疑事項) 

 1.コロナの現状について

記者:新型コロナに関連してお尋ねします。
  北関東2県の状況を見ますと、茨城、群馬どちらも1千人を超えて拡大しているわけですが、本県のみはその半分ほどに同じ北関東でもとどまっております。その理由をどのようにごらんになるのか。
  もう1つ関連しまして、昨日の知事会でも話題になりましたが、国がGo Toの感染拡大地域への予約キャンセルというようなことで動き始めております。聞きますと今日、県で緊急のコロナ対策本部会議を開かれるということですが、Go ToトラベルとかGo Toイートに関連してどういった方向で対策本部会議に臨まれるのか、現時点での方向性をお聞かせください。

知事:現状についての認識ですが、本県におきましても継続的に新規感染者が確認されておりますが、クラスターにつながるかが感染者の増加となる大きな要因となると考えております。幸い本県では、病院や施設関係者の御尽力によりまして、これまで病院・入所施設でのクラスターは発生しておりません。
  また、クラスターとしては8例ありますが、感染者が確認された場合の保健所による積極的疫学調査や濃厚接触者等の検査を行うことで、感染拡大を可能な限り防止していることが実を結んでいるものと考えております。
  しかし、県内の直近1週間当たりの新規感染者数が50名を超えました。強い危機感を持っているところでございます。今後さらなる感染の拡大が懸念されますことから、本日本部会議を開催しまして、有識者の意見も伺いながら警戒度の変更について検討いたします。
  県民には、できる限り感染しない、感染したとしても広げない、事業者の方には感染された方がいても広がらないよう、「冬の感染防止対策7つの基本」を参考にお願いしたいと思います。
  なお、4日前の全国知事会議で、隣の茨城県知事から、栃木は感染者が少ないのはなんでだという質問を受けました。また、先ほどドイツの大使もおいでになって、栃木は少ないね、どういう要因なんでしょうねというお話がありましたが、その中では、県民一人一人が手を洗う、マスクをする、3密を避ける、消毒をする、こういうことをしっかりと守ってくれていることだと思いますと。さらに介護・医療従事者については、さらなる徹底の上で感染防止に努めてくれている、それが数字に表れているのではないですかと申し上げたところでございます。
  それから、Go To関連につきましては、この後本部会議を開催しますので、18時からの記者会見の中で、あらためて有識者の意見を伺った上で発表したいと思います。 

2.「鬼滅の刃」のシネアドについて(その1)

記者:今日発表になりました「鬼滅の刃」の観光情報の発信ですが、まずお伺いしたいのは、予算はどれぐらいなのか、頻度はどれぐらいなのか、そしてこれをやることでどのような政策効果を考えているのか、これらについて教えていただければと思います。

知事:事業費は3千万円でございます。
  日光市が既に10月16日から29日、「鬼滅の刃」のシネアドを活用した上映前のCMを流しております。都内の9館です。
  那須町、これは東京3館、千葉3館、埼玉3館、合計9館、11月20日から12月3日。
  本県が、先ほど申し上げましたように12月4日から12月17日、12月25日から1月7日、首都圏の37館プラス関西圏の6館、合わせて43館ということでCMを上映したいと思っております。
  効果につきましては、もう既にあしかがフラワーパークが「鬼滅の刃」の聖地の一つとして大勢のお客さんがおいでになっているそうでございますので、この上映を機に、あしかがフラワーパークに、あるいは日光や那須にお出掛けいただく人が増えると期待したいと思います。

記者:それに関連して、夕方コロナの対策本部会議があるということですが、対策本部会議での認識とは関係なく、CMはずっと続けるということで考えていらっしゃるのでしょうか。

知事:もう一度。

記者:Go Toトラベルのことについても、夕方対策本部会議で検討すると伺っていますが、この結果がいかになろうとCMは継続する、現状そういう方針ということでしょうか。

知事:それは、有識者の御意見を伺った上で、有識者の過半数の方々からGo Toについて批判的な意見が出た場合には、県としての考え方をまとめていきたいと思いますし、現状のままで細心の注意を払いなさいという結論になるのかどうか分かりませんが、それらを受けて本部会議で最終決定をすることになりますので、現時点で何か結論めいたものを持っているものではありません。

記者:同じような答えになるかとは思うのですが、一家族一旅行についてはGo Toトラベルと違って県主体で、県の判断で中止もできるものだと思うのですが、現状、これについて知事は中止をする考えはお持ちではないということでしょうか。

知事:それもセットで考えるべきなのか、分けて考えるべきなのかは、有識者の意見も聞きたいと思います。
  私は分けて考えるべきではと思っています。がしかし、有識者の意見を参考にしたいと思います。

記者:分けるべきというのを、もう少し詳しく教えていただいてよろしいですか。

知事:感染拡大している地域からの往来を控えるという目的がGo Toに関してはあるわけですので、栃木県内は、重大な注意を払っていく必要はありますけれども、現時点では感染拡大地域までは至っていないので、分けて考えることも可能ではないかと、今の段階では思っています。

記者:確認ですが、県外の感染がひどくなっている、拡大が急増している地域から招くことは止めても、県内ではさほど全国的に患者数が急増しているところではないので、そういう意味でGo Toと分けて考えるべきであるとお考えになっているということですか。

知事:感染拡大地域からのお客さんは控えてもらうということを本部会議で決定するということを決めているものではありませんので。あくまでも、今日の昼までに有識者の意見を聞いたその結果報告を受けて、Go Toの対応、感染拡大地域からの受け入れについてどうするかということと、それから一家族一旅行については併せて考えるべきなのか分けて考えるべきなのか、これも含めて意見を聞いているはずでありますので、本部会議で最終的な判断をしていきたいと思っております。

記者:はい、分かりました。ありがとうございました。

3.Go Toについて

記者:今のに若干関連するのですが、この後会議というのは承知ではあるのですが、Go Toトラベル、Go Toイートに関して、現時点で知事のお考えというのはいかがでしょうか。また、この間の国の動きについての受け止めをあらためてお願いできますでしょうか。

知事:国の動きについては、昨日申し上げたとおり、国としての方針、ガイドラインを早期に明示すべきだと。ほかの知事からも話がありましたように、受け入れるのはだめだけれども出るのはいいとか、そういうことに対しての是非はどうか、これらも含めての国としての方針を示してもらいたい。キャンセル料については国が負担をするというような話が昨日あったような気がしましたけれども、いずれにしても、さまざまな課題を昨日指摘したわけですから、それらを踏まえて、国においては方針を早期に示してもらいたいと思います。
  現時点で、Go Toで本県で感染が拡大しているということについては認識しておりませんので、おいでになる方も受け入れる側も、感染拡大防止対策をしっかり取った上で経済活動が行われていると認識しています。
  ただ、今週末から来週にかけてその結果が出るわけですので、それは注視していかなければならないと思います。

記者:同様にGo Toイートに関しても、現時点ではどのように捉えていらっしゃいますか。

知事:それも併せて。週末の金曜日、土曜日には宇都宮市内のホテル・旅館もほぼ満室状態ではなかったかと聞いていますが、その方々が餃子通りなどに多く並ばれた、あるいは大谷、そしてまた日光、那須の方にも足を伸ばしてくれたのではないかと思っておりますので、イートと併せて県内の観光地も訪ねてもらっていると思います。
  つきましては、感染拡大の防止と社会経済活動の両立ということを言い続けていますが、今のところは両立ができているのではないかと思います。 

4.「鬼滅の刃」のシネアドについて(その2)

記者:「鬼滅の刃」のシネアドについて教えていただきたいのですが、30秒ほどのCMと伺っておりますが、こういったところはちょっと注目してほしいというような、実際にはまだCM上映前の話ではあるのですが、何か盛り込みたいところがありましたらお伝えいただきたいのですが。

知事:先ほど申し上げましたように、あしかがフラワーパークが聖地となっていると。ここを中心に栃木県の観光地のCMを作りまして、「鬼滅の刃」の上映前に放映することで、本県への誘客を図ると。
  CMの最後の検索キーワード、「47(そこ)から始まる栃木県」のプロジェクトが出てくるらしいということで、観光ホームページ等への流入と魅力度向上につなげたいと思っております。
  ここがというのは、あしかがフラワーパーク、それから若竹の杜若山農場、それから北温泉旅館 天狗の湯(那須町)、憾満ヶ淵、蔵の街並み、真岡鐵道、どうくつ酒蔵、こういったものが映像で紹介される予定になっております。あしかがフラワーパークを中心に県内の観光スポットを繰り返しご覧いただくことになるのではないかと思いますので、観光誘客に結びつくだろうと考えております。

記者:ありがとうございました。 

5.「鬼滅の刃」のシネアドについて(その3)

記者:シネアド活用の件ですけれども、事業費3千万円という数字で、数字だけ見ると決して安い金額ではないと思うのですが、どこから持ってくるお金なのかということが1点と、この事業は魅力度ランキング最下位になったことと何か関係しているのかどうかというところと、2点お願いします。

知事:後段は、確かに魅力度ランキングが最下位になったというのもありますけれども、何といっても、あしかがフラワーパークが聖地として「鬼滅の刃」の映像の中で出てくるということでありますので、これは生かさない手はないということでございまして、結果として魅力度向上にもつなげてまいりたいと思っております。

副知事:新型コロナ関連の予算の予備費の計上がございましたので、そちらの方から充当させていただいて事業化するということです。 

6.「鬼滅の刃」のシネアドについて(その4)

記者:「鬼滅の刃」のシネアドの件ですが、先ほど私が聞き漏らしたことで、大体の放映の頻度、例えば必ず行くと1度見ることができるとか、そういった頻度を教えていただきたいということと、今、若竹の杜とか天狗の湯とか、どうくつ酒蔵と、結構民間で営業されているものがあるのですが、こういったセレクトはどのような経緯でされたのかということ。
  それと、そもそもなんですけど、あしかがフラワーパークは既にこの3連休なんかもたくさんの方が行っていらっしゃって、既に行っているところにさらにCMを作って来てくださいというのは密を進めることになるんじゃないかという心配について、部局の中で検討があったのかなかったのか、そこを教えていただければと思います。

事務局:観光交流課長でございます。まず、回数でございます。これは1つの映画館で何回放映されるか。この後「鬼滅の刃」が例えば1日当たり何回上映されるかによって変わってくるのですが、私どもの推定では、おおよそ1万1千回から1万8千回流れるだろうというような想定で考えております。
  それから民間事業者のところで、どういう考えでピックアップしたのかというところですが、いずれのPRするセレクト観光スポットについても、「鬼滅の刃」の雰囲気にちょうど合っているようなところ、例えば若山農場の竹林だったりとか真岡鐵道のSL、真岡鐵道なんかは市松模様まで出てきているということで非常に近い状態なのかなというところで、雰囲気に合っているところをピックアップさせていただきました。
  それから、今現在混んでいるところで、PRすることでさらに混んでしまって3密回避ができないのではないかということですが、あしかがフラワーパークにおいては、かなりの3密対策を既に取られておりまして、入場者についても順次、入口のところで感染予防対策を徹底した上で図っているということでございますので、これをPRして3密を回避できなくなるということは想定できないと考えております。以上でございます。

記者:ありがとうございました。よくわかりました。
確認ですけれども、予算は3千万円でよろしかったですか。

知事:3千万円。

記者:ありがとうございました。 

お問い合わせ

広報課 広報担当

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館3階

電話番号:028-623-2159

ファックス番号:028-623-2160

Email:kouhou@pref.tochigi.lg.jp