知事コラム「吹き竹」第47回

第47回   県民だよりvol.234（2010年12月号）掲載

～高齢者交通安全パトロール隊発足～

   いよいよ師走、心せかれる日々である。高齢者の所在不明問題、後を絶たない高齢者を狙った振り込め詐欺事件、高齢者の交通死亡事故の多発など、高齢者をめぐる心痛む事件や事故が多かった1年であった。

   11月28日現在の交通事故死者数は前年比17人増の125人で、人口10万人当たりの死者数は全国ワースト2位、死者数のうち高齢者が65人で全体の52%を占めている。

   高齢者を交通事故から守るため、去る11月2日に「高齢者交通安全パトロール隊」が、隊員54名、車両27台で活動を開始した。県内19警察署を拠点に、街頭活動や高齢世帯での交通安全指導を来春3月まで重点的に行う。

   来年こそは事件や事故のない、県民にとって安全安心な栃木を目指したい。

   県民の皆様の御多幸を願い、一足早く良いお年を！

  

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知事コラム「吹き竹」について

   「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

   

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