知事コラム「吹き竹」第30回

第30回県民だよりvol.215（2009年6月号）掲載

～環境美化県民運動 in 佐野～

先日、秋山川河川敷にて清掃活動を、その後、道の駅「どまんなかたぬま」にてゴミ持ち帰り運動としてゴミ袋と花の種の配布を行った。5月の最終日曜日を県民統一行動日とし、今年で4回目を迎えた。

オープニングセレモニーでの佐野北中学校長の挨拶がユニークだった。「しゃべる（喋る）前にシャベルを持て！」と常々学校で訴えているらしく、その日も500人の参加生徒にハッパをかけていた。

秋山川の清掃活動は「秋山川をきれいにする会」が中心となってスタート。昭和51年に発足以来、地道な活動を続けられ、昭和63年には環境庁長官表彰も受けた歴史ある会である。清流と美しい街を目指すこの取り組みは今回で38回を数え、企業や自治体なども加わって、大きな地域イベントとなっている。清掃エリアの延長は約30キロ、参加者数は1万人にもなるそうだ。

道の駅では、「今朝、清掃活動に参加してきました！」とおっしゃる方が沢山いらしたことに励まされた。1日1個、誰もが進んでゴミを拾う栃木にしたいと思う。