知事コラム「吹き竹」第28回

第28回県民だよりvol.212（2009年4月号）掲載

～塩谷病院再スタート～

今月から「国際医療福祉大学塩谷病院」および「同大学塩谷看護専門学校」が運営を始め、塩谷地区の医療の再生・拡充に向けた新たな歴史の一歩を踏み出すことができた。JA栃木県厚生連が移譲を決定して以来、約1年3ヶ月の期間を要したが、塩谷地区の市町や塩谷郡市医師会等のご尽力、学校法人国際医療福祉大学の皆様の深いご理解によってなし得たものである。

今日、医師・看護師の不足をはじめ、病院経営を取り巻く環境は依然として厳しく、病院の診療機能を拡充していくには幾多の課題があり、地域の中核病院としての機能再生には大変なご苦労と相当の時間を要するものと思う。県としては、地元市町や関係機関と力を合わせながら、可能な限り支援をしてまいりたい。

同大学の皆様には、地元住民の方々が安心して診療を受けられる体制の一日も早い確立を、そして県民の皆様には同病院へのご理解とご支援をお願いします。