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更新日:2021年2月8日
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栃木県立文書館では以下の3つの複製資料(絵図、地図等)を県庁南館2階の常設展示室にて無償頒布しています。
宇都宮城下絵図は、江戸中期の宇都宮城下を描いたものであり、宇都宮藩主戸田家に伝えられたものの一つです。絵図の年代は明記されていませんが、安永5年(1776)の10代将軍徳川家治の日光社参に際して作られたものと考えられます。日光社参時の将軍の宇都宮城入城経路や日光への道筋などが記されており、当時の宇都宮城や城下を知ることができる貴重な史料です。
宇都宮市真景図は明治30年代の宇都宮市街を描いた銅版画です。絵図は、東南方向から市街を俯瞰(ふかん)したもので、画面中央にはそれまで宇都宮の象徴であった宇都宮城址(公園)や二荒山神社が描かれ、往時をしのばせます。一方、創立間もない電灯会社などが立ち並ぶ県庁一帯は新たな時代の息吹を感じさせてくれます。この絵図は100年後を生きる私たちにとって貴重な歴史資料となっています。
栃木県全図は明治37年(1904)に両毛文庫出版社から発刊された舟橋一也編『栃木通鑑前編 栃木県誌』の付録です。地形だけでなく、当時の行政区画や地名が細かく記載されています。また、鉄道や人車軌道(一部未記載)の線路が記載されており、大変興味深い資料です。
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文書館
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