重要なお知らせ
更新日:2024年12月27日
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令和6年12月5日(木曜日)、「那須地域における稲WCS等飼料作物の生産・利用拡大研修会」を開催しました。
那須地域では、広大な水田を活かした米麦を中心とする土地利用型農業が盛んです。しかし主食用米の需要減少から、新たな土地利用型作物の導入による経営の安定化が求められています。一方、当地域は本州一の酪農地帯であり畜産経営も盛んですが、輸入飼料等の価格高騰により厳しい経営状況が続いています。
そこで耕畜連携による那須地域の耕種・畜産双方の持続的な経営発展を目指すため、山形大学農学部付属フィールド科学センターの浦川修司教授を招いて、WCS用稲等の飼料作物の生産・利用の現状と今後の方向性について講演いただきました。また、飼料作物を生産する側の耕種農家2名と、給与する側の畜産農家2名とのパネルディスカッションを行いました。参加者は、耕種農家や畜産農家、関係者等、80名程度となり、活発な意見交換を行うことがました。
那須農業振興事務所では、今後も、那須地域の強みである広大な水田と良質な堆肥を生かし、耕種農家と畜産農家の連携による飼料作物の生産と利用の体制を築き、水田の有効活用と飼料の安定確保を図る取り組みを推進し、耕種、畜産両者の経営の安定化を目指していきます。