重要なお知らせ
更新日:2022年10月13日
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令和4(2022)年9月27日(火曜日)、大田原市富池の土地利用型園芸導入実証展示ほ及び大田原市奥沢のさつまいも栽培ほ場で、土地利用型園芸作物の現地研修会を行い、生産者、関係者12名が参加しました。
大田原市富池のほ場では、基盤整備に併せて令和2年度に「栃木県型地下かんがいシステム」を導入しており、このシステムを活用した園芸作物栽培の実証として枝豆を栽培しています。本システムは、ほ場の地下に設置してある暗渠を利用し、地下(暗渠排水)からほ場に用水を補給できるシステムです。また、補助暗渠によって、排水性が向上します。
本システムの土地利用型園芸作物における有効性を確認するため、令和4年度は枝豆を作付けし、子実肥大期前後に地下かんがいを行うことで、収量向上に効果があるか検討しています。
栽培担当農家は、「地下かんがいシステムのおかげで、枝豆がよく実った感触がある。排水性もよくなった。」と感想を述べていました。
大田原市奥沢のほ場では、生分解性マルチフィルムを使用したさつまいも栽培について、実証を行っています。
生分解性マルチフィルムは、作物収穫後に土壌中にすき込むと、微生物により水と二酸化炭素に分解される資材です。マルチ回収作業や廃棄処理が不要で、省力化や環境面で優れた特長を持っています。
栽培担当農家は、令和4年度に作付けしたさつまいも約4haの全ほ場で生分解性マルチを使用しており、「生分解性マルチは通常のマルチに比べると高価だが、マルチを回収する手間が省けることを考慮すると、大規模な土地利用型園芸には生分解性マルチが必須と考えている」と感想を述べていました。
栃木県型地下かんがいシステムの説明(枝豆ほ場)
生分解性マルチフィルムの確認(さつまいもほ場)
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